魔法少女リリカルなのはStrikers ダメ人間の覚悟
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???「クヒヒヒヒヒ・・・・・・・さぁ〜て、今日もお前に仕事をしてもらおうかなぁ・・・・・・なぁ?『――――』」

 

公安1「では我々も参りましょう」

 

???「フンッ、分かっている・・・・さぁて、そろそろ貴様に復讐させてもらうとしよう・・・・・・マダラ!」

 

 

どこかの研究所の一室でそんなやり取りが行われとることを、俺はもちろん知らんかった。

 

 

 

マダラ「ふむ・・・・・・・・ここに何かあったのは、間違いないようだな」

 

俺は目の前にある大きな窪みを見ながらそう呟いた。

 

いつものように俺はとある管理外の無人世界に来とった、ただ今回は珍しく俺一人・・・・んで、これまた珍しく今回は研究所を襲撃するんじゃのぉてただの調査の為に来た。

 

事の発端は昨日の襲撃会議でのことじゃった。

 

 

 

〜回想〜

 

 

俺等はいつものように地下の会議室で何処の・どの研究所を潰すかを検討して誰が行くかを話し合っとった時、不意にチンクが言い出した。

 

チンク「さて・・・・今回はジョン、お前は襲撃には加わるな」

 

俺はチンクの言葉を聞いてビックリした、いきなり俺に来るなって言うて来たんじゃけぇ、そらぁ驚くってもんじゃろ?

 

ジョン「ハァ?何言うとん、何で俺が行っちゃぁいけんのん?」

 

トーレ「落ち着け、誰も行くなとは言っていない、ただお前は加わるなと言っただけだ」

 

ジョン「じゃけぇ、何で加わったらイケンのんかって聞いとるじゃって」

 

ハリベル「お分かりになりませんか?ご自分の体調を」

 

ジョン「っ・・・・・・・」

 

俺は2週間前の夜にハリベルと話しとった時の事を思い出した、あの時からハリベルや他の皆にやたら心配されとったのぉ。

 

ハル「ジョン、君の今のコンディションではとてもじゃないが安全にこなすことは出来ないだろう?」

 

ジョン「いやいや、余裕じゃってこんなん」

 

ハル「目の下にそんな物凄いクマを作ってかい?」

 

ジョン「ぬぅ・・・・・・」

 

ハルの言葉に俺はドモった、ココ最近朝顔を洗う時鏡を見るんじゃけど、毎回必ず思うのが(クマヒデェ〜)じゃけぇな。

 

ハル「まぁだが君の事だ、自分だけ休んで彼女達だけ行かせるのは気が引けるんだろ?」

 

ジョン「・・・・・・・せやな」

 

ウーノ「だからドクターとも話をしたのだけど、今回あなたには別行動を取ってもらうことにしたの」

 

ジョン「別行動?」

 

今までにない任務が俺に舞い込んできた・・・・って任務って言っても俺等世間じゃぁテロリスト扱いじゃけぇ、ちょい違うか?

 

ウーノ「そ、あなたにはちょっと行って来てもらいたい所にって調査をしてもらいたいのよ」

 

ジョン「調査って・・・何の調査なん?」

 

ハル「ここ最近ある場所で頻繁に次元震と転移が繰り返し起こっていてね、前に一度偵察機で調べたけど辺りには何も無かったんだ・・・・・クレーターのようなモノが確認されてなければね」

 

ジョン「クレーター?」

 

クレーターって言ったら隕石が地上に激突した時に出来る窪み・・・・みたいなモンじゃったっけェ?

 

ウーノ「そう、今回はその場所に行って何があったのか、痕跡が残っていれば回収してほしいの・・・・無ければ通信で報告してくれたらいいから、だからその調査が終わったら戻って・・・・しばらく休んで欲しいのよ・・・・もちろん襲撃には行かない事、場所はこの管理外の無人の世界よ」

 

映画のスクリーンのような物に地図が出て、俺が調査する場所をマーキングしといてくれた。

 

ハル「まぁ今回の調査は気になるレベルだから、念入りに調査する必要は無いから・・・・・気を張ってやらないでいいからね、君が無理をするとココにいる彼女達だけじゃなくて子供達も心配するからね・・・・・例えば、そこに居る子達とか」

 

ハルが扉の方に顔を向けると、扉の隙間から「やばっ!?」っちゅー声が聴こえて来た・・・・と思ったら扉の向こうからドタドタという音も聴こえた。

 

ウーノが扉を開けると、そこにはシュテルとレヴィ、レンとディアとユーリが見事なまでに転んどった、それを見た俺はつい怒鳴ってしもぉた。

 

シュテル達に限らず他の子供達に、この地下の会議室や訓練室には入って来んように言ってある。

 

その理由としてはまぁ分かりきった事で、もうあの子達に研究所の事に関する事には関わらせん事、それにあの子達をあまり戦わせんようにすること・・・・少なくともあの子達が自分の将来についてや成人するまではしたくなかったけぇ。

 

ジョン「こらぁぁっ!またお前達かぁぁぁ!?」

 

シュテル達「ご、ごめんなさぁぁぁいっ!」

 

謝りながらシュテル達が走って逃げていくのを見て、俺は少し胸が痛んだ・・・・アイツ等もまた俺を心配しての事なんじゃろうな。

 

ハル「な?言った通りだろ?あの子達も君の事が心配で見に来たんだ、怒らないでやってくれ」

 

ジョン「・・・・・あぁ・・・せやな」

 

 

 

〜回想終了〜

 

 

会議中言えんかったけど、俺は心の中でその場におる皆には感謝した、俺の事を気遣って一番苦労の無い調査を任せて俺に十分な休息を取らせようとしてくれとんじゃけぇ。

 

ちなみに会議が終わった後、俺はシュテル達にちゃんと怒ってない事を言って、いきなり怒鳴った事を謝った。

 

マダラ「しかし、この窪み・・・・・クレーターというより、何かが地面の上にあったと見た方が自然な感じなんだが」

 

ハル『・・・・・あぁ、こちらでも確認した。しかし、ここしばらくの間で随分と荒れているねェ、前に見た時は森がたくさんあったけど、今では激減したね・・・・木が折れまくってるね』

 

マダラ「こいつは・・・・単なる隕石じゃないなぁ・・・・・何かこう・・・・・・・巨大な生物か何かがあったんだろうな」

 

ハル『そうなると・・・・十中八九、奴等の仕業・・・・って言うのが妥当かな?』

 

マダラ「あぁ・・・・何かをしていたことは間違いないようだがな」

 

俺の周囲には木が折れとるだけじゃのぉて、その木に血やら引っ掻いた後が多数見て取れた。

 

マダラ「だが一応自然現象か何かという事も考えれるが・・・・とりあえずこの窪みと大きさが同じくらいである、この引き摺ったモノを辿ってみるか」

 

ハル『引き摺った?そんなもの前に見た時には無かったけど』

 

マダラ「前に見たのはいつだ?」

 

ハル『一月前だよ、本来ならマメに見るんだけど、最近になって奴等の監視も強化されて思うように調査出来なかったんだ』

 

マダラ「成程、となると・・・・これは奴等の仕業である可能性が濃厚だな、コレを俺達に悟られまいと監視や探索を強化したんだろうな」

 

俺は引き摺った跡を辿って歩きながらハルに言った、ココ最近研究所に行くと公安だけじゃ無くやたら正規の連中が来るのを思い出しながら。

 

と、そんな事を考えとると、引き摺った跡が途切れとって俺は途切れた所を入念に調べた、小さい痕跡っぽいところは片膝を付いて見たり。

 

マダラ「・・・・・ここで終わりか、僅かに転移した魔力の痕跡があるが・・・・・ここ以外にもありそうだが、どうする?」

 

ハル『いや、今日はここまでにしよう、これ以上無理をして調査しなくてもいいだろう、そこは後日彼女達に任せることにするよ・・・君はもう戻って来てくれ』

 

マダラ「・・・・・了解だ」

 

ハルからの撤収が掛かった、もうこれ以上無駄に体力を使うなっちゅーことかいのぉ?

 

俺はそう思い立ち上がろうとした。

 

マダラ「・・・・・ふぅ、さて・・・・・っと?」

 

突如視界が揺れるような感覚になり、俺は自身が倒れそうになっちょる事に気付いて踏ん張った。

 

ライラ『マスター!?大丈夫ですか?』

 

マダラ「あ、あぁ・・・・・」

 

リコ『やはり、連日の疲労が?』

 

マダラ「問題無い、それにもうココでの役目は終わった、今日はもう何も無・・・・・・・・くはないようだな」

 

ヤクモ『・・・マスター、囲まれています』

 

マダラ「分かっている・・・・が、どうやら人では無いようだな」

 

俺は周囲を見渡した、するとそこには犬がおった・・・・しかもメッチャこっちを威嚇して、しかもあの犬はただの犬じゃなかった。

 

リコ『マスター、アレは魔力で生み出された生物のようです』

 

マダラ「そのようだな、だが・・・・この気配、奴等では無さそうだな・・・・この犬と似た気配を別の方向から感じる」

 

もしかせんでも、この犬を生み出した術者がおるんじゃろぉよ、見た所探索と牽制を兼ねた術のようじゃけど・・・・・さてどうしたもんか・・・・。

 

ヤクモ『マスター・・・・ここは引いた方が得策では?』

 

マダラ「これくらいならば余裕だろ、それに・・・・少しは身体を動かさねば鈍ってしまう」

 

俺が戦闘の意志を見せたけぇか知らんけど、犬っころ共が一斉に俺に向かって飛びかかって来た。

 

マダラ「では・・・・・少しだけだが、付き合ってやる」

 

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なのは Side

 

 

ヴェロッサ「うわっ・・・・・」

 

はやて「どないしたんや、ロッサ」

 

フェイト「もしかして?」

 

ヴェロッサ「・・・はい、お探しの人物を僕のレアスキルで見つけたんですけど・・・」

 

なのは「気付かれて、やられた?」

 

私の問い掛けにアコース査察官は黙って頷いた、彼のレアスキルの『無限の猟犬』って探査や捜索等の情報収集だけじゃなく、個体での戦闘も可能って聞いたんだけど。

 

シグナム「やはりか・・・・」

 

ヴィータ「まぁアイツならやりかねねぇよな」

 

ヴェロッサ「・・・・・・・・時間稼ぎにもならない程で、瞬殺でした・・・・・・しかも数で攻めても一発で・・・・です」

 

リインフォース「気にする必要は無い、アイツの強さを考えれば当然の事だからな」

 

ヴェロッサ「は、はぁ・・・・・」

 

はやて「なら、ロッサはここまででええよ、後は私等がやるから」

 

ヴェロッサ「・・・・・・了解です」

 

私達は全員戦闘準備を整え、今まで探してきた人物の所まで一直線で向かった。

 

今度は・・・・・何が何でも連れて帰るよ!透君!!例えまたあなたと戦うことになっても、今度は絶対敗けないから!!

 

私達は事前に響子ちゃんに聞いていた、今日透君が何処に現れるのかを・・・・・すると。

 

響子(回想)「透さんはですねぇ〜・・・・・ん〜〜〜〜〜っと・・・・・・ココにいますよ」

 

そう言って響子ちゃんは出ている地図に詳しい位置を指差し、そしてアコース査察官の『無限の猟犬』で捜索をしたらこれがまた見事なまでに的中した。

 

まぁ分かってたことだけど、相変わらずの的中率だけど・・・・・素直に凄いって褒めることが出来ないんだよね・・・・・・・。

 

あ、それと今回は本当ならハルカちゃんと響子ちゃんも一緒に来てくれる筈だったんだけど、ハルカちゃんが行けれないって報告してきたの。

 

ハルカ(回想)「あ・・・・ごめん皆、私と響子はちょっと野暮用で一緒には行けれないわ」

 

響子(回想)「ハァ?何言ってるんですかハルカさん、私何もぉっ!!??!?!?」

 

ハルカ(回想)「まぁとにかく、そんなわけだから・・・・・・大丈夫、出来るだけ早く合流するから」

 

そう言ってハルカちゃん達は別の所に行ったって聞いたけど、何処に行ったんだろ?っていうか、ハルカちゃん何気に響子ちゃんの足踏ん付けたよぉに見えたんだけど・・・・・。

 

フェイト「??・・・・なのは、どうしたの?」

 

なのは「え?あぁ・・・いやぁ、ちょっとハルカちゃん達の事を考えてて」

 

ヴィータ「ハルカの事だから、何か考えがあるんだろうからさぁ、心配いらねぇんじゃね?」

 

なのは「・・・・・そうだね」

 

アリシア「それよりも、皆大丈夫?緊張してない?」

 

アリシアちゃんがスバルたちに声を掛けた、これまで1ヶ月特訓してちゃんと強くはなったけど、それでも同じ相手に2回も敗けてるんだから不安は少しでもあるよね・・・・・でも、その心配は要らないみたい。

 

キャロ「緊張・・・してます・・・・でも大丈夫です」

 

スバル「そうですよ!この一ヶ月、皆必死に特訓したんですから!・・・・そりゃぁ・・・井上さんやなのはさん達には遠く及びませんが、それでも私達も強くなったんです!」

 

ティアナ「・・・・そうね、私もこの前の借りが二つもあるんだし」

 

スバルの力強い言葉に他の子達も頷いた、この一月でのスバルたちの特訓では本人たちもかなりやる気を見せていて、ティアナも大分だけど前より焦った感じが無くなって一番伸びていたからなぁ。

 

シグナム「やる気があるのはいいが、空回りしないようにな」

 

リインフォース「アイツも当然私達が以前より強くなっている事は想定しているはずだからな」

 

エリオ「分かってます!」

 

リインU「っ!はやてちゃん!」

 

はやて「うん・・・・・皆、そろそろ・・・・・ご対面やで」

 

なのは「だね」

 

フェイト「やっと・・・・」

 

やがて森を抜けると開けた場所に出た、するとそこに居たのはアコース査察官の『無限の猟犬』が横たわっていて、その近くに岩に座っているマダラ・・・・・・・じゃなくて、私達が追い求めていた・・・・大好きな人・・・・。

 

 

井上 透君が・・・居た。

 

 

 

Side out

 

 

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魔力で出来た妙な犬とやりあって、即行倒した俺は近くにあった手頃な岩に座った。見かけの割に大したこと無かったわ。

 

ライラ『マスター!?何をのんびりとしておられるのですか?!』

 

ヤクモ『ココは早く撤収しましょう!?今は彼女達と交戦するべきではありません!!』

 

リコ『でないと・・・・・また・・・・』

 

マダラ「それは出来んな、俺は・・・・アイツ等と戦う・・・・・・と言うか、流石に寝ていない代償なのか少々疲れた」

 

ヤクモ『そんなマス「それに」タァ・・・え?』

 

マダラ「もう遅いようだ・・・・」

 

俺の目の前には一か月ぶりのなのは達機動六課の面々がおった・・・・・ただ機動六課だけじゃないけどの。

 

マダラ「ほぉ・・・・・・・今日は一段と大所帯でのご来訪だな、それに・・・・よく見れば知った顔もいるようだな、更には有名人まで居るではないか」

 

今回はある程度予想しとったけどアルフ辺りとか・・・・・ほいじゃけど『ゼスト隊』がおった・・・・・ゼストだけか思っとったけど、まさか部下の二人も来るとはなぁ・・・・てかメガーヌさんもおるし。

 

ちゅーか色々不思議なんじゃけど!?まずメガーヌさんがおるのはええとしてじゃけど、何で娘のルーテシアまでもがおるん?!新人のあのガキ二人はええよ別に、だって管理局員じゃし・・・・じゃけどルーテシアは違ぇじゃろ?パンピーじゃろ?!

 

他にもプレシアさんとかユーノとかクロノとか・・・・・・シャッハさんもおる、まさかグレアムさんまで来るとは思ぉちょらんかったし・・・・・それに何より驚いたんが、魔法とは無縁のすずかがおることじゃった。

 

アイツが何でココにおるん?ハルカと響子がおらんのにもビビったけど・・・・・俺はすずかにメッチャ驚いた・・・・アイツ戦闘って出来たっけ?まぁ一応体術はちょい教えたけどさぁ。

 

てか何でハルカと響子がおらんの?

 

俺はとにかく怪しまれんようにトビの真似をした、ハルカが合流したっちゅー情報を掴んだけぇ俺がもうマダラな事がバレとるはずじゃけど、それでもまだ危険があるはずじゃけぇ貫き通すことにした。

 

マダラ「これはこれは、偉大な『大魔導師』のプレシア・テスタロッサ殿が俺のような小者と会って頂けるとは、光栄だ」

 

俺は紳士のような礼をした。

 

マダラ「そして・・・・・久しぶりだな管理局、そして機動六課」

 

はやて「・・・久しぶりやな・・・・・・ホンマ」

 

今日のなのは達の顔は前の時よりかなりしっかりして、覚悟を決めたような顔をしとった・・・・・俺じゃって分かった上で戦いに来たんか?

 

マダラ「・・・今日はずいぶんとまぁ多く引き連れて来たものだな」

 

はやて「アンタと戦うんやったら、これくらい引き連れて当然やろ?ってか、まだ足りんくらいや」

 

マダラ「そこまで評価していただけるとは、光栄だな・・・・強者を連れて来たようだしな」

 

俺はゼストとかを見て言った、アイツはシグナムとかと同じくらいスゲェ奴じゃけぇな。

 

話をしながらも俺はなのは達を見てわかったことがある、コイツ等・・・前とは違ぉて強ぉなっとるって事。ここ一月、管理局の情報を探っとると機動六課だけが俺をとらえる任務をしちょらんって情報が入った、いくら詳しい情報を探っても1個も俺等の捜索の任務をしたっちゅー報告はなかった。

 

マダラ「さて・・・・・聞くまでも無いと思うが、何か用か?こう見えて俺は忙しい身なんでな」

 

はやて「決まっとるやろ、『君を止め』に来たんや」

 

マダラ「・・・・・・・・何?」

 

今はやての奴、俺の事を『アンタ』じゃのぉて『君』って言うた?あらまぁ・・・・ほいじゃぁ・・・・・・やっぱ俺の事・・・・・・。

 

マダラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日は相手をしてやる暇は無いんだがな」

 

俺は一応自分のやるべきことをやる事にした、今回の俺の任務は調査のみ・・・妙な犬との戦いは例外じゃけど、コイツ等の戦いはハル達に止められとるんよな。

 

はやて「君には無くても、私等にはあるんや・・・・・ええやろ?なぁ・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はやて「『透』君」

 

 

 

 

 

 

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あぁ、やっぱりかぁ・・・・・・・・・なんとなくは分かっとったけど、バレとったか・・・・・・・前は完全・・・とはいかんでも『マダラ』に警戒しとったしハルカがおらんかったけぇなんとかなったけど・・・・今はハルカと響子がおるけぇなぁ。

 

ただ・・・・やっぱここはしらばっくれさせてもらおうかいのぉ。

 

マダラ「またその名か、そんな奴は知らんと言っている・・・・・いい加減、俺は帰りたいのだが・・・今日は誰とも戦う気は無い」

 

フェイト「待って透、私達・・・・・透の事何も知らなかった・・・・・・・」

 

アリシア「透のお父さんとお母さんが死んだのは知ってたけど・・・・・・・そんな、危険な研究の所為で死んだなんて」

 

すずか「透君の昔の事はリニスさんから聞いたの!」

 

俺は顔は向けんこぉに目だけリニスの方に向けると、リニスは俺の視線に気付いたんか知らんけど俺に対し軽くお辞儀をして『スミマセン、バラしました』みたいな感じで申し訳なさそうにしとった。

 

ゼスト「正直・・・・君が俺の前に現れる前はまさか管理局がそんな研究に手を染めていたなんて、思いもしていなかった」

 

メガーヌ「でも・・・現に私の娘のルーテシアが、その危険な研究の実験にあってしまったのは事実・・・」

 

皆俺に対しての言葉が何か同情やら慰め的な感じになってきちょる、じゃけど・・・・俺の過去の話じゃけぇこの言葉を言えるかねェ。

 

マダラ「そうか・・・・・・少しは俺達の痛みを理解できたか?同じ痛みを知らなければ他人を本当に理解することは出来はしない、そして理解したところで分かり合えるわけでもない・・・・どういう意味か、分からんお前達ではないだろ?」

 

俺は両腕を大きく広げ、身体全体で拒絶を表現した・・・・出来ればなのは等には俺を敵として『認識』しといて欲しいんよ。

 

まぁぶっちゃけ『ペイン』というか『長門』のセリフをそのまま言っただけなんじゃけどね・・・・て、俺が透じゃって普通にバレとるけど・・・・・まだ明かすまぁかね、仮面も取ってないし。

 

マダラ「用件はそれだけか?・・・・・他に無いのなら俺は帰るぞ」

 

俺はそれだけを言うと回れ右をして歩き出そうとした、じゃけど何かの反応に気付いて足を止めた。

 

マダラ「(・・・・・これは・・・結界?)・・・オイ、何のつもり『アンタ馬鹿ぁ?』っ!!」

 

振り返りながらなのは達にどういう事なんかを聞こうとしたら、予想外の人物の声で某人気キャラの名セリフが聴こえてきた。

 

その人物っちゅーんが・・・・・ココにおらんハルカの声じゃった。

 

ハルカ『何なのよ今のセリフ、アンタ『長門』にでもなったつもり?』

 

俺はなのは達の方をよぉ見ちょると、はやての手に箱状の物が握られとる。見た感じ無線機っぽいけど・・・・。

 

ハルカ『どーせアンタの事だから、ココにいない私の声が何でこの箱から声が聴こえてるのか、気になってんでしょ?まぁある程度は予想してるでしょうけど、コレを作ったのはそこにいるすずかよ』

 

ハルカがすずかの名前を出したけぇ、俺はついついすずかの方を向いてしもぉた。

 

すずかの今の格好は・・・なんちゅーか奇抜な格好としか言えんかった、全身タイツというかナンバーズの格好に似とる、しかもその両手の甲には何か丸い玉のような物が埋め込まれとった。

 

しかもすずかは右手に何か箱を持っていた、その箱からは魔力を感じた・・・・・けど、ただの魔力じゃ無く・・・・何つーかこぉ〜色々混ざっとるっちゅーか。

 

すずか「?・・・あぁこれね、これはこの辺り一帯に結界を張った装置だよ、見た目じゃ分からないだろうけどこれには皆の魔力を注いでもらってね、しばらくは誰にも見られることは無いし、探知もされないし盗聴もされないんだよ・・・・まぁこっちからは探知出来るけど」

 

ハルカ『あー・・・で、イイかしら?』

 

すずか「あ、ごめんねハルカちゃん、いいよ続けて」

 

ハルカ『どうも、んで・・・・久しぶりね透、ハルカよ・・・って言っても見えないんだけど』

 

マダラ「・・・・・俺はお前とは初めてだと思うが?中村 ハルカ」

 

ハルカ『・・・・・・あっそ、じゃぁ『初めまして』って言えばいいのかしら?それよりも逃げられないわよ、空にはアースラ・・・は知ってるわよね?それとクロノのクラウディアが待機してるし、ゲンヤさんの部隊も同じように待機してるのよ』

 

俺はハルカに言われた通り空を見上げると、確かに二隻の巨大船が浮遊しとった。

 

シグナム「お前の抱えていた憎しみも、私達には分かる・・・・・・・だが」

 

突然シグナムが話し始め、俺はなのは達に顔を戻した。

 

はやて「私等を護るんは・・・・もうええんやで」

 

グレアム「これは君に言っても無意味かもしれんが、復讐をしても何も生まれん・・・・・私がそうだからな・・・・」

 

はやて・・・・グレアムさん・・・・・なのは達は、ホンマに強ぉなっとんじゃのぉ・・・・ほいじゃけど。

 

マダラ「・・・・・・やはりお前達は何一つ分かっていないな」

 

なのは「え・・・・・」

 

マダラ「まったく、何を言うかと思えば・・・・見当違いも甚だしい事この上ないな」

 

ハルカ『・・・・・やっぱり、アンタ・・・・別の目的があって』

 

マダラ「そうとも言える・・・・・・・・・・が、少しだけ当たっているな」

 

薫子「少しだけ?」

 

マダラ「そうだ・・・・・・俺には、護るべきものがある・・・・・お前達では無く・・・俺の同胞達!あの忌々しい研究所から助けた同胞達を俺は護らねばならん・・・・この命を懸けてな!!」

 

ハルカ『同胞って・・・・・まさかアンタ!?』

 

マダラ「話は終わりだ・・・・・残念だが、俺は撤収させてもらう」

 

俺は帰る前に通信でハルに撤収することを伝えようとした。

 

マダラ『ハル、今から緊急でそっちに戻る』

 

ハル『何かあったのかい?』

 

マダラ『例の機動六課だ、しかも俺の正体もバレている』

 

ハル『なっ!!それじゃぁマズイんじゃぁ・・・・』

 

マダラ『いや・・・・こうなるだろうとは思っていた・・・・が捕まるつもりは毛頭無い、なんとか隙を見て逃げるが・・・出来るかどうか』

 

ハル『・・・・・実はこっちもマズイ事になっているんだ』

 

マダラ『何?どう言う事だ?』

 

ハル『どうやらココの事が奴等にバレたようなんだ、この孤児院の周りを管理局が包囲してる・・・・おそらく・・・・・じゃなくても、公安の連中だね』

 

マダラ『っ!!・・・・・・・奴等にもバレたか・・・・・・!!』

 

ハル『だが・・・・・今はなんとかスターク・・・・・やってく・・・・るから心・・・・配しな・・・・も・・・・・、だから君は・・・・・・・・・・もd・・・・・・・・』ブツッ

 

マダラ「っ・・・・・」

 

ハルの通信中、いきなりノイズのようなモノが入り声も顔も確認できんようになっていった。

 

マダラ『オイ・・・・ハル・・・・・オイっ!!』

 

ハル『―――――――――――』

 

じゃけど、ハルからの反応はまったく無しのままで俺は通信を切った。

 

マダラ(何じゃ?!・・・何が起こったんじゃ・・・・・つーかこのタイミングで?まさか・・・・・なのは達が・・・いや、これまでも会話ん中に孤児院を包囲したっちゅー話は出て来てない・・・それになのは達がそがぁな事する筈が無ぇわな)

 

俺が考え込んどる時に俺の周りを取り囲むようになのは達がズラッと俺を包囲した。

 

ハルカ『とにかく・・・・今回はアンタを逃がすわけにはいかないのよ』

 

なのは「そうだよ、もうこんなことしなくていいんだよ・・・・・・・透君が苦しむことなんて無いんだから・・・」

 

クロノ「現状では管理局には数えきれないほどの違法行為が行われている事が分かっている、先日お前が襲った聖王教会の研究データを調べて分かった事だ、これだけの事実が起こっていたとなれば上はガタガタになり管理局は実質崩壊する・・・・言っては悪いと思うが、お前の思惑通りとなるわけだろ?」

 

はやて「私も見た・・・・それとデータと一緒に入っとった透君の声明文も・・・・透君達がどれだけ酷い事させられとったか、私等全然しらんかった・・・・・ホンマにごめんな」

 

ユーノ「だからもういいんだよ、透・・・・・透が無理をして悪役にならなくてもいいんだよ・・・これ以上罪を重ね「だから何だ?」・・・え?」

 

マダラ「だから何だと言ったんだ、そうか・・・予想通り聖王教会のデータを開示したか・・・「何?」気付かなかったのか?何故俺が聖王教会のデータに手を付けずに去ったか・・・・・アレは、お前達に調べさせる為に置いたモノだ・・・・そうすればお前達管理局の実態が少しでも明るみに出て、疑惑を持つことが出来ると踏んでな」

 

シャッハ「・・・・やはり・・・」ボソッ

 

マダラ「・・・・・それと先程のお前達の言葉に対してだが、お前達のその偽善的な態度が俺達を生み、そして殺して来たんだ!!」

 

アリシア「え・・・・・」

 

マダラ「確かにお前達のような善人がいるだろうな、だが組織には必ず悪人がいる・・・・俺達はそんな奴等の食い物にされていたんだ!!

 

リインフォース「・・・・」

 

マダラ「いくら上の連中の機能が停止してもそれは一時的なモノにしかならん、すぐに第2第3のクズが出て来る・・・・・お前達が言っているのは、くだらないイタチごっこでしかないんだ・・・・・所詮「ウルセェ!!」っ!?」

 

ヴィータ「んな事は分かってんだよ・・・・・・・・構えろよ透、御託は後で聞いてやる・・・・」

 

ヴィータは持っとったデバイスを構え出した、ヴィータだけじゃのぉてなのはやフェイト、シグナム達も皆構え出した。

 

なのは「そうだね・・・・ヴィータちゃんの言う通り、私達は透君を説得しに来たんじゃない・・・・捕まえに来たんだよ」

 

リインフォース「あぁ、管理局の本当の部分なんていうのは・・・・お前と一緒に考えれば済む話だ」

 

ハルカ『本当ね・・・・それに、アンタは口で言っても分かる相手じゃ無かったわね』

 

マダラ「・・・・・・・前回の事があるのに、可能だと思っているのか?」

 

スバル「前は前、今日は今日・・・・・ですよ」

 

前にボコボコにした新人たちも多少ええ顔になってデバイスを構えた。

 

こりゃぁ、俺もちょっちやる気見せんといえんかね・・・・・・・。

 

マダラ「そうか・・・・ならば来てみろ!何度やろうが、どれだけの人数で来ようがまったく意味をなさないということを教えてやる!」

 

ヴィータ「そいつは・・・・・勝ってから決めろよ透!!」

 

突如ヴィータが俺に向かって走り出し、持っとった『グラーフアイゼン』を横に振りかぶりながらジャンプした、位置的に俺の横っ面を叩くつもりのようじゃった。

 

ヴィータ「『ラケーテンハンマァァァァァァ』!!!」

 

俺は前回同様『神威』でヴィータの攻撃を回避しようとしてタイミングを取った。

 

マダラ「無駄な事を・・・・前の二の舞になるのに気付か・・・・・!!??」

 

ヴィータの攻撃が俺に当たる瞬間違和感があった、そして・・・・・・・。

 

 

”バキィィィィィッ!!”

 

 

マダラ「んぐっ!」

 

ヴィータの『グラーフアイゼン』が左頬に当たり、俺はその攻撃で吹き飛んだ・・・・いや、吹き飛んだように『見せた』。

 

シグナム「やったか?!ヴィータ!」

 

ヴィータ「・・・・いや、手応えが微妙に無かった・・・・透の奴、当たる瞬間に首捻ってダメージを軽減して自分からふっ飛びやがった・・・・相変わらずスゲェ回避能力だよ」

 

もちろんバレとった、前みたいに『神威』を発動しようか思っとったら、上手く発動出来ん事に気付いて咄嗟に回避にシフトしたんじゃけど、それでも少し喰らってしもぉた。

 

俺はすぐに立ち上がると自分の仮面の異変に気付いた。

 

仮面が”パラッ・・・パラッ・・・”と音を立ててちょろっとじゃけど崩れていった、どうやら仮面の端っこが欠けて左顎の関節が若干見えるような形になってしもぉた。

 

俺は仮面の事を気にするよりも、もっと別の事を気にした。

 

マダラ「・・・流石だな・・・・と言いたいが・・・・・お前等、一体何をした」

 

すずか「・・・・・これだよ」

 

すずかは自分の左手の甲を俺に見せた、そこにはさっき不思議に思っとった物体じゃった。

 

すずか「これはね、透君のそのすり抜けに対するジャミング装置みたいなものだよ」

 

マダラ「何?」

 

すずか「前回のなのはちゃん達の戦いの時に、透君・・・さっきと同じようにヴィータちゃんの攻撃をすり抜けたでしょ?その時の映像をデータ化したら、透君のその『すり抜け』にはある波長があってね・・・・この装置はその『すり抜け』使う時の波長に干渉して無効化する装置・・・つまり、透君はもう『すり抜け』は使えないってことだよ」

 

・・・・・・・オイオイ、カカシ先生の『神威』での対処ならまだしも・・・・まさか前に戦った時のデータだけで、そがぁなモンを造るってかぃ?!

 

すずか「ただ、本当なら透君の魔力に直接干渉したかったんだけど・・・・透君、何か特殊なジャミングを掛けてるのか感知できなかったんだよね」

 

すずかの言っとる事は、俺が本格的に襲撃し始めた時にハルに造ってもろぉた物でなのは達だけじゃなく、管理局に俺の魔力を探知されて孤児院を攻められんようにするために特別製のジャミング装置を造ってもろぉた。

 

マダラ「また厄介なモノを発明したものだ」

 

すずか「ちなみにコレを造ったのはシャルちゃんだよ」

 

マジか・・・・アイツ中学の頃から美術とか製作系の授業とか、木工作業とかでもメッチャ手先が器用じゃし、いつじゃったんか忘れたんじゃけどアイツが愛読しとるのがプログラミング系の本とか機械に関する本と工学系の本、あと重機と軍人が使っとる銃関係やら刀剣類の本とかあっぶない本とかを読んどったのを思い出しとった。

 

・・・・・・あれ?・・・・今普通にスルーしたんじゃけど、すずかの奴・・・・・今何か気になる事を言った気がするんじゃけど・・・・・。

 

ハルカ『アンタ・・・・あんま私達・・・というかなのは達の事、舐めない方がいいわよ・・・・なのは達はスッゴク強くなったし、プレシアさん達だってアンタを止める為に協力してくれるし、それに・・・・・魔導師でもないすずかも戦いに参戦するって言ってんのよ』

 

すずか「私もね・・・・・いつまでも、透君に護られてばかりじゃ・・・ダメだって思ってね、これはその為に造ったんだ・・・・アームドデバイスを基にし更にギンガちゃんやスバルちゃんの『リボルバーナックル』に似せてあって非魔導師でも扱えるようにした、この新型デバイス『ファウンドデバイス』!だけどこれには予めなのはちゃん達の魔力を分けて充填する必要があるんだけどね」

 

マダラ「・・・・・そんな急拵えのデバイスを造ったところで、俺に張り合おうなど」

 

すずか「そうだね・・・確かに無謀だと思うよ、けど・・・それでも私だって・・・ジッとはしてられなかったの!それに、油断してると私にやられちゃうよ?『師匠』♪」

 

すずかが力強い目で俺を見て来た、これは・・・・『写輪眼』を使わんでも分かる位必死さが伝わって来た、確かにすずかにやアリサ、それにシャルルには『螺旋丸』の修行のついでに体術の修行もちょろっとしたけぇ侮れんっちゃー侮れん。

 

なのは達は俺に対して『本気の』戦いを挑んできちょる・・・・・・なら・・・・俺も。

 

マダラ(ハル達は大丈夫じゃろぉよ・・・・・なんつってもスタークがおるんじゃけぇ、アイツがおるんなら俺は・・・・心置きなくなのは達と・・・待て・・・・俺はホンマに、なのは達と『戦えるんか?』・・・・いや、迷う暇なんぞ元々俺には無いんじゃっつーに!!腹決めんにゃぁ!?)

 

マダラ「・・・・いいだろう・・・ならば俺も少しはやる気を出すとしよう、そして・・・・・『痛みを感じろ』・・・・『痛みを考えろ』・・・・『痛みを受け取れ』・・・・・『痛みを知れ』・・・・・そうすればお前達が如何に無意味な事をしているのかを理解するだろう」

 

マダラ(ちゅーても、向こうの事も気掛かりじゃけぇな・・・・・あんま時間は掛けられんのぉ・・・・・・なのは達にはもぉ俺はマダラじゃないってバレちょる、それでも俺は敗けん限り・・・・捕まらん限りマダラを貫き通す!!)

 

 

こうして俺となのは達機動六課との第2回戦が始まった。

 

-5ページ-

 

 

オマケ

 

 

〜同時刻・孤児院〜

 

 

???「・・・・・何だか、変な奴等とスタークさん達が戦ってるんだけど」

 

???「でも行くなら今しかないと思うのですけど」

 

???「行く!」

 

???「我も同意見だ、正直スタークは今のこの中では一番強いのだから心配の必要性は感じられん・・・・それよりも我等には急いで行くべきところがあるだろ?」

 

???「そうです・・・・ハルさんが話していたのを盗み聞きしたのは行けない事ですけど、先生の一大事にジッとはしていられません!!」

 

???「私達はこの日の為に・・・・特訓して来たんですから・・・・・皆、行きましょう!」

 

???「うん(おう)(はい)(ん)!!」

 

 

 

 

 

 

〜同時刻・管理局内〜

 

 

局員1「準備整いました、いつでも出られます!緋村一等空尉!!」

 

緋村「遅ぇんだよ!何チンタラやってんだ・・・ったくよぉ・・・・・オラァ!とっとと行くぞクソ共」

 

局員1「は、はい!・・・・・・ハァ(もう嫌だぜ・・・・・こんな魔力だけが取り柄の無能な上司)」

 

緋村「クックックック(待ってろよなのは、皆・・・俺が助けてやるからな・・・・俺がクソ犯人を捕まえてやりゃぁ、ゼッテェデレるに決まってるぜ・・・・デレたらまずは・・・そうだなぁ・・・・・・スバルとかティアナあたりと・・・ウヒヒヒ)

 

局員1「オイ、緋村隊長・・・・また一人で笑ってるぜ」ヒソヒソ

 

局員3「どうせまた、変な事考えてんだろ?」ヒソヒソ

 

 

 

局員2「機動六課の方々がいらっしゃる所に、例の特SSS級危険人物・マダラを確認・・・・接敵している模様です!」

 

???「そうか・・・・・・なら、俺等も現場に急行だ!」

 

局員2「しかし、よろしいのでしょうか?増援要請もされていないところに無断で行くなんて・・・・そもそも我々には別の任務が・・・」

 

???「馬鹿かテメェは、俺のなのは達があんなクソ野郎と戦ってんだ・・・つまんねぇ任務なんかほっとけ!!(それにさっきあの緋村の野郎がなのは達の所に行ったって報告があったからなぁ、あんな野郎が居たらなのは達が余計に危険だ)」

 

 

 

 

 

 

 

〜同時刻・聖王教会〜

 

騎士「騎士カリム!例の場所に・・・・・を発見しました!」

 

カリム「分かりました、ではただちに・・・・・に行きましょう」

 

騎士団「はっ!!」

 

 

-6ページ-

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

 

なんだか1週間ごとに投稿しているような気がします・・・・・どうも、makeです。

 

今回はマダラ・・・・透がなのは達機動六課と再対面すると言う話ですが・・・・・・上手く話が繋がっているのかが甚だ疑問に思ってしまいます。

 

それと今回初出しのヴェロッサなんですが、口調と態度が当たっているのか正直不安(というか間違っている?)ですが、ヴェロッサのレアスキル『無限の猟犬』の登場ですが透の前には無意味になってしまいましたね。

 

そしてすずかとシャルルの技術力と発想力で透の『神威』を封じられてしまいました、更に非魔導師であるすずかもなんとBJのようなモノを纏い透と対決するつもりです!

 

オマケの4ヵ所の主要人物達は誰だったでしょうか?・・・・っと言っても、皆様ならお分かりでしょうが・・・冒頭の人物は一体何をしていたのでしょうか?

 

ハルやシュテル達が居る孤児院は一体どうなっているのでしょうか?!

 

 

 

 

 

さて次回は、遂に『マダラ(透) VS 機動六課+α』の第2ラウンド開始です!

 

体調が万全では無い透と一月で修行をしたなのは達と科学力で参戦したすずか、普通に考えれば透に勝ち目はないのですが・・・・・・・。

 

果たしてどういう戦いになるのか、次回も長い話になりそうですね!?正直1,2話で終わるとは私自身も思ってないです・・・・というか、分からないですのでもしかしたら長編的な物になるかもしれません、ですのでご了承ください。

 

そしてなんと、次回からでは透の『斬魄刀』を少し多めに出そうかなと思っております!そうですねぇ今の所では・・・・ざっと8本くらいを予定しておりますが、もしかしたら減るかもしれませんし、逆に増えるかもしれません。

 

もちろん、『ガッシュ』の術も出していくつもりですのでお楽しみに!!更に新技も出す予定です・・・・例えば・・・『飛天御剣流』・・・・とか?・・・・・・『八門遁甲』・・・・・とか・・・・・あとはお楽しみという事で!!

 

 

ちなみに次回はいろんなキャラの視点になるかもしれませんので、ご理解ください・・・・・・もしかしたらそうならないかもしれませんが・・・・・・。

 

 

 

 

皆様の数多くのご声援、本当にありがとうございます。

 

正直私の話など、他の方々に比べればまだまだでつまらない話だとは思いますが、これからもご愛読して頂ければ励みになりますのでどうかよろしくお願いします。

 

 

 

 

ちなみに透の回想でシュテル達に怒った時のセリフは、某紙で出来た兎とリス先輩に出て来たキャラの真似をしてみました。私あのアニメ(?)の大ファンですので・・・・つい・・・。

 

 

余談ですが、今回で100作品目となるのですが、皆様に宛てたお知らせがありますので、実質次回の作品が100作品目となりますので。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第20話 不運と再会
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コメント
ったさ、機動六課の面々は自分達がマダラの相手をしてる時に透達の孤児院を管理局が襲撃してたと知ったら落ち込みそうですね。(俊)
カリムは孤児院を守る為に聖王協会に残ったみたいですね。機動六課との一戦が終った透が孤児院に戻ったらカリムが居たって言うのも面白そうです。(俊)
これは聖王教会は孤児院を守るのかな?そんな感じに見えるけど・・・(はらっぱ)
無茶苦茶楽しみだ! PS.1週間で無理だったら2週間でも良いですよ?(死九羅)
やっと全面戦争だ!口寄せで全員召喚よろしくお願いします(渡部一刀)
…なんかあいつら(自称オリ主という名の生ごみ{笑})見るとイライラする…何故かさっさとボッキリHELLに堕ちろって思うのは俺だけですかな〜? 続きを楽しみにしてます!(biohaza-d)
もしかして、ハルカが先頭に参加しなかったのは・・・バカ共を止めるため(FDP)
透があの馬鹿二人の「ニコポ」と「ナデポ」以外の転生特典を強奪してくれないかな?  そうすれば弱った透も強化されるし馬鹿二人もリタイアさせる事も出来るのに。(俊)
あのおバカちゃんたちが参戦して戦線が瓦解、透くんが逃げる時間ができる、と予想ww マジ、役に立たないなww(神余 雛)
馬鹿二人はどさくさに紛れて逝ってくれないだろうか・・・(青髭U世)
今の透見てるとハラハラするな・・・(slash)
トーレやハリベルに鍛えて貰った四人も動き出してるみたいだけど、透の下に駆け付けた時に敵の中にルーテシアを見付けたらどんな反応をするんだか。後、馬鹿二人も余計な事をしようとしてるみたいで、一体如何なる事やら。(俊)
一ヶ月前になのは達と戦った影響で不眠症に陥った透に襲い掛かる機動六課+α。この危機を如何乗り越えるのか楽しみです。それと孤児院を襲撃してる公安を如何撃退するのか期待しています。(俊)
オリ主は相変わらずの下種だな。体調不良で戦闘、しかも機動六課だぞ?正気か?(キリヤ)
うわ〜、久々に自称オリ主が三流以下の下種な行為に走っている(アサシン)
マダラ体調不良。これはピンチだな。しかも戦えない人達いるから九尾とか出すのも難しい。(ohatiyo)
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