真・リリカルなのは 第八章 時空管理局入隊編 第十話 はやての理想
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空港大火災が沈静化してから1時間後、はやては友達である なのはとフェイトに会いに行った

 

はやては、自分の理想を話し、もし同意してくれるなら共に戦ってもらいたいのである

 

勿論、無理強いはしない

 

友達であり、恩人である なのは達には、自分の夢を一番にしてもらいたいからである

 

しかし、彼女達の実力を考えたら、共に戦うこうことは、とても心強い

 

若くして、エースオブエースと言われ、間違いなくbPの実力者である なのは

 

執務官として、かなりの数の任務をこなし、2代目閃光とまでいわれている フェイト

 

そして、頼もしい自分の家族

 

これさえ揃えば、百人力である

 

さらに、現在 何をやっているかは知らないが、なのは達と対等の実力を持つ カイト

 

彼も居れば、鬼に金棒である

 

はやて(まぁ、カイト君がウチに手を貸してくれるとは思えへんけどな)

 

さて、喋っている間に なのはちゃん達の所へ着いたわ

 

なのは「あ! はやてちゃん!」

 

はやて「お疲れやで、なのはちゃん、フェイトちゃん」

 

フェイト「何か用なの?」

 

はやて「ちょっと相談事が在って……………時間ある?」

 

なのは「大丈夫だよ」

 

フェイト「私も」

 

はやて「そっか、まぁ立ち話もなんやし、近くの喫茶店でも行こか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜喫茶店〜

 

なのは「で? 相談事って?」

 

はやて「うん、実は私 自分の部隊を持ちたいって思ってん」

 

フェイト「自分の?」

 

なのは「どうして?」

 

いきなりのカミングアウトに驚きながらも、理由を尋ねる なのはとフェイト

 

はやて「今回の火災、原因知ってる?」

 

フェイト「そう言えば知らないね」

 

はやて「ロストロギアが絡んでんねん」

 

なのは「ロストロギアが…………」

 

はやて「レリックちゅうロストロギアでな、いっぱいあるらしいねん」

 

フェイト「そのレリックを回収する為の部隊だね」

 

はやて「鋭いな、フェイトちゃん」

 

なのは「でも、ロストロギアは五課が担当でしょう?」

 

はやて「この火災でも五課の人らは来てへんよ」

 

フェイト「…………なるほどね、はやての考えがわかったよ」

 

なのは「フェイトちゃん?」

 

フェイト「確かに五課はロストロギア専門部隊だけど、対応が遅すぎる。何せ一番人数が多い部隊だからね」

 

なのは「そっか、対応力が早い部隊を創りたいんだね」

 

漸く はやての意図を掴んだ なのは

 

はやて「その通りや……………今までの部隊と違って、人数は最小限に抑える……………その代わり、めっちゃ優秀な魔導師を集めるんや」

 

フェイト「もしかして、私達?」

 

はやて「そうや………………是非とも、なのはちゃん、フェイトちゃんにはウチの部隊に入って貰いたい! 隊長として!!」

 

なのは「私が……………隊長」

 

はやて「勿論、無理強いはせえへん。他に行きたい部隊があったり、やりたいことあるんやったら、そっちを優先してほしい」

 

なのはとフェイトは視線を合わせ、軽く微笑む

 

フェイト「勿論、協力するよ はやて」

 

なのは「別に入りたい部隊があるわけじゃないから、寧ろ好都合かな」

 

はやて「なのはちゃん、フェイトちゃん…………………ほんま、ありがとう」

 

フェイト「でも、自分の部隊を創るには最低でも三佐にならなくちゃいけないよね?」

 

はやて「なるよ、なってみせるよ」

 

なのは「じゃあ何の問題も無いね」

 

フェイト「カイトはどうするの?」

 

はやて「勿論 誘うよ? けど、多分断られるわ」

 

なのは「カイト君は何をしてるのかな?」

 

フェイト「さぁ? 一等空尉だって話は聞いたんだけど」

 

はやて「もう、一尉かいな………………早いな………………」

 

なのは「それ、はやてちゃんが言う?」

 

フェイト「そうだよ、それにカイトは入隊時から三等空尉だったらしいから」

 

はやて「えぇぇぇぇ!!!! そんなんありえるん!?」

 

なのは「ちょっと信じられないな…………………」

 

入隊時に三等空尉の位を与えられたのは、長い管理局の歴史の中で初めてのことであった

 

フェイト「私も驚いたけど、母さんが言うから間違いないよ」

 

はやて「何でリンディさんが知ってるん?」

 

なのは「言われてみればそうだね」

 

フェイト「さぁ? 母さんの元で働いているんじゃないかな?」

 

はやて「でも、カイト君ほどの人が、噂にもならへんなんて……………」

 

カイトの任務は、あまり目立つような事ではないからだ

 

回りの人間や上層部しか、カイトのことを知らないのだ

 

なのは「………………………………………………………………」

 

フェイト「どかしたの? なのは」

 

急に黙り込む なのはに疑問を持つ フェイト

 

なのは「うん……………………どうしてカイト君は管理局に入ったんだろう?」

 

はやて「どういうこと?」

 

なのは「カイト君は管理局をとても憎んでた………………………管理局の所為でって叫んでいたこともあった」

 

フェイト「……………………………………………………………………………」

 

はやて「そうなんか…………………………………」

 

初めて知る事実に驚く フェイトとはやて

 

なのは「もしかしたら、何か弱みを握られているんじゃないかって思って…………」

 

フェイト「今度 詳しく、母さんに聞いてみるよ」

 

なのは「うん」

 

はやて「まぁ カイト君を誘う話は今は保留や、どうせまだ先やろうしな」

 

フェイト「そうだね」

 

はやて「出来ればこのまま平和であって欲しいけどな」

 

それから一時間ほど、世間話をして解散した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜研究室〜

 

はやて「こんにちは〜」

 

マリエル「いらっしゃい、待ってたよ」

 

なのは達と別れてから、はやては1人でマリエルの研究室に来ていた

 

はやて「どんな感じです?」

 

マリエル「順調だね」

 

はやて「そうですか」

 

マリエル「この調子だったら、後一カ月ぐらいで目を覚ますかな」

 

はやて「無理言って すんません」

 

マリエル「いいよ いいよ、寧ろ為になったよ。ユニゾンデバイスを創るのは初めてだったから、いい勉強になった」

 

どうやらマリエルは、ユニゾンデバイスを はやてに頼まれて創っていたようだ

 

はやて「そうですか」

 

マリエル「ユニゾンデバイスは人間と一緒で成長するからね。まぁ成長スピードは個人差があるけど、一定の年齢になると成長は止まって、ずっとそのままになるんだ」

 

はやて「へぇ〜 そうなんですか」

 

マリエル「だから、生まれたてのユニゾンデバイスは、戦闘にはほとんど役に立たないよ? ユニゾン中でも寝る時があるしね」

 

はやて「因みにそういう場合、主はどないなるんです?」

 

マリエル「ユニゾンしてない状態と一緒だよ、見た目はユニゾン中と変わらないだろうけど」

 

はやて「つまり、ユニゾンしてるときのメリットが全部なしになるちゅうことですね?」

 

マリエル「そういうこと」

 

はやて「それは注意せなあかんな」

 

マリエル「所で、名前は決めてるの?」

 

はやて「はい♪」

 

マリエル「因みに聞いても?」

 

はやて「リィンフォース((U|ツヴァイ))です」

 

嘗ての約束を守る為、新しい祝福の風が生まれようとしていた

 

マリエル「U? Tが居るってこと?」

 

はやて「残念ながら………………」

 

マリエル「そっか」

 

はやて「Uを創るのは、初代の……………リィンとの約束やから………」

 

マリエル「名前を受け継ぐことは、結構な錘になると思うけど…………」

 

はやて「大丈夫です…………………Uはきっとウチとリィンの期待に答えてくれますよ」

 

マリエル「………………………………………………………」

 

はやて「はよ、目覚めてな……………待ってるで、リィンフォースU」

 

はやての視線の先には、銀髪の小さき女の子が眠っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Uの髪の色って銀でよかったかな?

 

若干違うような……………………

 

まぁいいか

 

ユニゾンデバイスについてはオリジナル設定です

 

本来なら はやてが創るそうですが、マリエルに創らせました

 

 

 

説明
第十話です
これで一様は一区切りと言った所ですかね
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コメント
基本的には必ず見直すんですけどね、全く気付きませんでした。誤字報告ありがとうございました(ohatiyo)
最後の「ですが」が「でうが」になってました。(Blaz)
タグ
リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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