一刀の晋王転生録 第五章二話 |
姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:ケ 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
第二話
「第三次五胡撃退戦 開戦」
五胡襲来。その報告を聞いた一刀はすぐさま準備を整え、出陣する。
出陣したのは、一刀、江里香、闇那、澪羅、理奈、綺羅。他に董卓軍、公孫賛、鐘会だ。
そして、中には一刀の姉、瑠理の姿は無かった。
姜維の予想したように、負傷で出られなかった訳ではない。
「一刀が当主になって初めての戦、私の力があると、一刀の力が疑われてしまう。私の力無しで勝ってこそ、一刀の権威は確実な物に
なる」
瑠理はここで自分が出陣すると、姉の力無しでは一刀の司馬家は成り立たない周囲に思われる事を恐れたためだ。
結果として姜維の瑠理が出られないという予想は当たってしまった。
(母上、父上、姉上は居ない……俺は、勝てるのか……あの男に)
一刀の思考には、不安が渦巻いていた。
五胡と対峙し、軍の配置を終えたその夜、一刀の元に鐘会が訪れた。
「どうした?」
「いえ、行軍中どうにも浮かない顔をしていると思いまして」
(……目ざとい男だな)
前回の戦で姉を助けてくれたとは言え、やはり目の前の男を警戒してしまう。
「まぁ、当主となって初めての戦だ、何か思うことがあっても不思議ではないだろ?」
「……なるほど……」
鐘会は一応は納得する表情をし、続けた。
「しかし、そこまで気負う必要は無いのでは?」
「……どういうことだ?」
「ただ、あなたの望みを叶えるために戦えば良いのでしょう?」
鐘会の瞳が怪しく光ったように見える。
「あなたにもあるでしょう? 欲して止まない物が……そのために全てを踏みにじろうとも」
「……」
一刀は目を瞑る。
「そしてあなたにはそれが出来る地位がある。あなたの望みは? あなたが本当にしたいこととは何ですか?」
「俺の望み、か……」
彼の言葉の内容を考えてみる。そして……。
「分かった、参考程度に止めておこう、感謝する」
目を開けながらそう言った一刀だが。
(ん?)
鐘会は何故か驚愕で目を見開いているような表情をしていた。
「どうした?」
「いえ、それなら良いのです。ではこれで……」
そう言って彼は一刀の元から離れる。
「……まさか、そ……」
その際、何かブツブツと言っているようだった。
(何だったんだ? 一体?)
腑に落ちないものを感じながらその姿を見送った。
「行くぞ皆! 五胡の奴等をここから通すな!」
「貴様等! 奴等を根絶やしにしろ!」
ついに始まる。一刀の当主としての初めての戦いが。
その結果は果たして……。
説明 | ||
司馬家当主、一刀の戦いの始まり。 | ||
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コメント | ||
コメントありがとうございます。それらは今後のお楽しみということで。(k3) 催眠術を掛けようとして失敗とか?(ohatiyo) 喋り方が于吉っぽい気がする。(飛鷲) 一体鐘会は何を気にしているのだろうか。(BLACK) |
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