物語は、とあるPCユーザー（プレイヤー）がPCを起動した瞬間に始まる。

PCを起動させると辺りはPCから放たれる光に包まれ、プレイヤーはPCの中、ネットの海に送り込まれる。

慌てふためいていると其処に一つの光が現れ、それは自分の事を管理者（マスター）と呼んで来る。

その光は自分のサイト（ブログ）が精霊化したものであり、よく見れば妖精の姿をした可愛い女の子である。

見た目は手の平に乗る位の大きさの三頭身である。

彼女が言うには今現在、コンピューターネットワークは謎のサーバーウイルスによって崩壊の危機に晒されていると言う。

ウイルスはギャルゲーの美少女キャラクター、便宜上『虹キャラ』と呼ぼう。

『虹キャラ』達を尖兵に作り変え、ネット世界を破壊しようとしているらしい。

もはや自分達では如何し様も無い為、最後の手段として現実である三次元世界から自分の管理者（マスター）であるプレイヤーを呼び寄せたと言う。

『お願いします管理者（マスター）。私と一緒に闘って下さい！』

「闘うって、どうやって？」

『私と合体すれば管理者（マスター）も『虹キャラ』となって彼女達と闘う力が得られます』

そうして自サイトの精霊と合体したプレイヤーは『虹キャラ』となってウイルスに操られている『虹キャラ』を倒す事によって彼女達をウイルスの魔の手から救い出すのである。

《変身シーン》

精霊は光の粒になってプレイヤーを包み込み、その光は卵の形になる。

光の卵はひび割れて弾け飛び、その中から出てくるのは大きくなった精霊と同じ姿をした全裸のプレイヤー（髪の色は精霊とは色違い）。

弾け飛んだ卵の欠片が体を覆い、魔法少女風の衣装になる。

戦闘はカードバトルによって行なわれ、勝利すれば敵だった『虹キャラ』はウイルスから開放され、元のゲームプログラムの中へと帰って行く。

『虹キャラ』から出て来たウイルスは浄化され、倒した『虹キャラ』が描かれたカード、『虹キャラカード』へと姿を変える。

戦闘が終わるとプレイヤーは一旦現実世界へと帰るが、敵の『虹キャラ』が暴れ出すと再び精霊にネット世界に召還されてしまう。

次からの戦闘では前に手に入れた『虹キャラカード』も戦闘に使える様になる。

現実世界ではPCのディスプレイ上に『虹キャラカード』が表示され、『虹キャラ』と会話する事も可能である。

当然その際、『虹キャラ』達は表情豊かである。

プレイヤーの『虹キャラ』としてのレベルが上がるとネット世界への出入りは自由になり、カード化されている『虹キャラ』達をカードから解放し、実体化させる事も出来る様になる。（あくまでもネット世界のみ）

全年齢版と１８禁版（笑）がある。