一刀の晋王転生録 第五章七話 |
姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:ケ 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
第七話
「第三次五胡撃退戦 勝利の影」
江里香と理奈と激闘を繰り広げている姜維は、雄叫びのようなものが聞こえたため二人と距離をとって、その方向に振り向いた。振
り向いた先は自軍の本陣がある方向だと気付くと嫌なものを感じた。
(まさか、な)
そのまさかであった。もうしばらく二人と戦い続けていると、本陣から逃げてきた部下が血相を変えて此方に向かっているのを見つ
ける。
(まさか!? 本当に本陣が落とされたのか!)
「も、申し上げます!」
声を上げた部下の報告を聞き、姜維は状況を素早く整理する。
(ここから勝とうとするなら今日で決着をつけなければならない、だが本陣を落とされ士気は最悪だろう。それに癪だがこの女どもに
苦戦しているのも事実。勝とうにも今日中では無理……どうやらここまでか)
敗北を察した姜維は撤退指示を出した。
「ここは俺達の負けだ! 退け!」
だが、それを黙って見過ごす江里香と理奈では無い。
「させない! 追撃する!」
「私達も続きます!」
この追撃で姜維を討つ事は出来なかったが、五胡軍は少なくない被害出す事となった。
戦に勝った司馬家軍、董卓軍、公孫賛軍は一箇所に集結していた。
そこに一刀が全員と対面している。
「この戦、俺達の勝利となった! これも皆のおかげだ! 皆が一人一人力を出し切り合わせたからだ! 皆! ありがとう! 俺を
勝たせてくれて! これからも困難があっても皆が居れば勝てる! この戦で俺はそれを確信した! これからも皆の力を貸してほし
い! 皆で勝とう! この乱世を!」
「おおぉぉぉぉ!」
これまでに無いような勝ち鬨の声が上がる。江里香も、闇那も、澪羅も、理奈も、綺羅も、董卓軍も、公孫賛も負け時と声を上げる。
この勝ち鬨は長く続いた。
だが、一刀達は気分が高まって気付いていなかった。ある人物がここに居ないことに。その人物の名を鐘会。彼は今、姜維の目の前
に居た。
「あなたが…… 姜維、ですか」
「誰だ? 貴様は?」
彼が司馬家側の人間である事は既に知っている。そして逃げ切ったと思った先に居るのだからかなり殺気を出しながら警戒している。
「私は鐘会と言います」
だがそんな姜維に対して鐘会は微笑みを絶やさなかった。彼はさらに警戒を強める。
「そんな顔しないでください、私はあなたという人物に興味があり、それを知りたいだけなのだから……」
そして二人は僅かな時間ではあるが会話をした。この後急いで一刀達に合流し、何も無かったかのようにいつもどうりに動いた。こ
の僅かな時間の会話が後に大きな出来事を生み出す。
五胡を撃退し洛陽に戻ってしばらくすると、一刀達に凶報が入ってくる。
「伝令! 曹操軍が此方に対して宣戦布告をしました!」
劉備、孫権と続き、ついに曹操が反乱を起こした。
説明 | ||
一刀達は勝利した。だが光あるところには闇はあり。勝利の喜びの中で、ある者が暗躍する。 | ||
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コメント | ||
コメントありがとうございます。ついに本格的な四国時代になります。(k3) 遂に曹操が動くのか…………………(ohatiyo) |
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