一刀の晋王転生録 第五章九話
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 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:ケ  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

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  第九話

   「曹操の乱、曹操の狙い」

 

 

 曹操の反乱の報告を聞いた一刀はすぐに軍議を開いた。

 

「とうとう曹操までも反乱を起こした訳だが、どう対処するべきだと思う、皆?」

 

 江里香、闇那、澪羅、理奈、綺羅は無論討つべしと言った。そんな中、瑠理は意見が同じでもこう言った。

 

「急いで終わらせなければならない」

 

「? どういう……ああ! なるほど、確かに急いだほうが良いな」

 

 五人はどういう事かと同時に聞いた。

 

「劉備と孫権の事だよ」

 

 ここで理奈が手をポンと叩きながら納得した。

 

「そうですね、確かにその通りです。劉備は南蛮との戦いで此方に攻撃できない、孫権はまだ軍を補強中のため同じく此方に攻撃でき

 

ない……でも、それがそろそろ終わっても可笑しくないです」

 

 理奈の説明に四人も納得した。

 

「お頭! すぐに準備しよう! もたもたしていられない!」

 

「ああ、分かっている」

 

 一刀は素早く準備を整え出陣した。出陣した主な人員は、一刀、闇那、澪羅、綺羅、鐘会。そして袁紹軍であった。

 

 両軍は洛陽の近く、?州の地にてぶつかった。

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「簡単に洛陽までは行かせてくれない、か……流石ね司馬昭」

 

 曹操は特に苛立つ事も無かった。彼ならばそれくらいは出来ることは予測済みだったからだ。

 

(さぁ、見せてもらいましょうか、あなたの力を、あなたの意思を)

 

 曹操はそれを少しでも確かめるという意味で、そしてもう一つ決めたい事をはっきりさせるために、まずは一度ただ軍をぶつけて見

 

る。

 

「まずは思い切り暴れなさい、ただ深追いだけはするな!」

 

 そして両軍はぶつかる。

 

 兵の錬度はほぼ互角だった。だが若干士気という面では曹操軍が遅れていた。

 

(あんな勢い、司馬師の時は無かった……誰もが司馬昭を信じて戦っているのが分かる……凄いわね)

 

 曹操は素直に感嘆し、改めて彼を侮ることは出来ないと再確認する。

 

(やはり一度観察に徹したには間違いではなかったわね……そうしなかったらあの勢いを計算に入れることは出来なかった。さて、司

 

馬昭の事は分かってきたことだし、もう一つの方を)

 

 曹操は視線を馬騰軍の方に向ける。見事なほどの騎馬隊の指揮、そして経験則から来た対応力だった。自軍には張遼という騎馬隊を

 

率いる猛将がいるがあの経験則の対応は彼女では真似できるものではない。そして娘達である馬超、馬岱も伸びしろがあると分かる。

 

(あの部隊……漢の元で埋もれさせるのは惜しい)

 

 そう、これこそ曹操が決めたい事と関係している。

 

 何を決めかねているかというと、このまま司馬家を倒すか、馬騰軍を完全に此方に引き込んで終わらせるかである。

 

(司馬昭を倒すというのは止めるべきね、はっきり言って時間が無いわ)

 

 何故時間が無いのか、それは戦の前に一刀達が軍議で話していた劉備の事であった。

 

 劉備を優遇しないと約束を取り付けたのは良いが、この戦の途中で劉備が乱入すると気が変わって、何かと言い訳し、その約束は反

 

故されてしまう可能性があると思っていた。つまり、時間が無いのは曹操も同じであったのだ。あの約束はあくまで劉備が来るまでに

 

司馬昭を倒せると判断したときの事だ。

 

(この戦、馬騰軍という協力な力を此方の物にする機会にしましょう。さて、一体どうやって引き込みましょうか?)

 

 そう決めた曹操はこの日の戦が終わった後、軍師達を集め策を練ることにした。

説明
曹操の反乱勃発。しかし曹操にはこの反乱において、ある思惑があった。
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コメント
指摘ありがとうございます。修正しました。(k3)
指摘感謝します。確かに違和感を感じますね。出来るだけ修正していたつもりだったのですが……修正しました。(k3)
俺如きが意見するはアレかもしれないが1つだけ。曹操の発言「流石に洛陽までは行かせてくれない、か……流石に早いわね司馬昭」→流石が2回使われている事に違和感を感じました(ohatiyo)
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