英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 649
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〜太陽の砦・最奥〜

 

「何だとっ!?」

レンの言葉を聞いたヨアヒムは驚いた後レンを見つめ

「うふふ、まだわからないの?レン達の記憶を読み取れば、教団(あなたたち)が否定していた空の女神(エイドス)が存在している事がわかるでしょう?」

「何………!?」

見つめられたレンが小悪魔な笑みを浮かべて言った言葉を聞いたヨアヒムが驚いてレンを見つめたその時

「!!??ば、馬鹿な………空の女神(エイドス)が存在し………その子孫が”光(ブライト)”の名を受け継ぎ、今も生きているだとっ!?」

目を見開き、信じられない表情でエステルを見つめて叫んだ!

「へっ!?」

「ええっ!?」

「お、おいおいおい………!一体どういう事だよ、そりゃっ!?」

ヨアヒムの言葉を聞いたロイド、エリィ、ランディは驚いた後エステルを見つめたその時

「全くもう………あたしの許可もなく勝手にあたしや父さんに隠されている最大の秘密をしゃべらないでよね、レン。父さん達にも秘密にしているんだから………」

エステルは呆れた表情で溜息を吐いた後ジト目でレンに視線を向けた。

「エ、エステル!?」

「い、一体どういう事なんですか、エステルさん!?」

エステルの言葉を聞いたロイドとエリィは驚きの表情でエステルを見つめ

「あはは……まあ、ここまでバレちゃあしょうがないわね。………レンの言う通り、あたしと父さんのご先祖様は空の女神(エイドス)って訳。ま、要するにあたしと父さんはフェミリンスの末裔であるエクリアさんやリウイ達と同じ、”神”の子孫なの。」

見つめられたエステルは苦笑しながら答え

「エステル………そんなあっさり答えないでよ………ゼムリア大陸中を揺るがす事実だとちゃんとわかっているのかい?」

「アハハ………」

エステルの言葉を聞いたヨシュアは呆れた表情で溜息を吐き、ミントは苦笑していた。するとその時

 

「「「ええええええええええええっ!?」」」

 

ロイドとエリィ、ランディは同時に大声で叫び

「エ、エステルちゃん!今の話は本当なのかっ!?」

「エ、空の女神(エイドス)に子孫がいるなんて、聞いた事がありませんよ!?」

ランディとエリィは驚きの表情でエステルを尋ねたその時

「というかロイドさん達、わたしやエステルさん達が写った”影の国”で撮った写真で空の女神(エイドス)の両親も見ていますよ?」

ティオは苦笑しながらロイド達に指摘し

「なっ!?それは一体どういう事だ、ティオ!!」

「い、一体誰が空の女神(エイドス)の……!」

ティオの指摘を聞いたロイドとエリィは驚きの表情でティオに尋ね

「写真に写っていた赤毛で鎧を着た剣士の方――――”赤髪の冒険家の冒険日誌”の主人公、アドルさんとその右隣に写っていたセルリアンブルーの髪で白い翼を生やした女性―――フィーナさんが空の女神(エイドス)の両親です。そして左隣に写っていた金髪の女性―――エレナさんが後にアドルさんと結婚して子供を産んで、その子孫が空の女神(エイドス)の夫になったんです。そしてその夫の人が空の女神(エイドス)と共に混迷に満ちた当時の世界を救って、”光(ブライト)”と称され、空の女神(エイドス)の子供やその子孫は以後その名前を名乗り続けていると”影の国”でアドルさん達が帰還した後、わかったんです。」

尋ねられたティオは答えた。

「………………………」

「あ、”赤髪の冒険家の冒険日誌”って実話だったの!?し、しかも空の女神(エイドス)の父親だったなんて………!で、でもそんな事より……!」

「エステルちゃんが空の女神(エイドス)の子孫って………ハハッ!どこまで出鱈目なんだよ、エステルちゃん!」

ティオの説明を聞いたロイドは口をパクパクし、エリィは驚きの表情で叫んでエステルを見つめ、ランディは驚いた後感心した様子でエステルを見つめ

「あはは。あの時は驚いたわ〜。まさかご先祖様に会えるなんて、予想もしていなかったわ〜。」

見つめられたエステルは笑いながら答え

「へ!?」

「エ、空の女神(エイドス)の子孫である事に驚かなかったのですか!?」

エステルの答えを聞いたロイドは驚き、エリィは尋ね

「まあ最初は驚いたけど、よく考えたら”神”の子孫ならエクリアさん達みたいに他にもいるじゃない。だから、そんなに驚く事じゃないと思うわよ?ただ単にあたしのすっごい昔のおばあちゃんが空の女神(エイドス)だったってだけの話。」

「いや、そんな考えができるの、君だけだと思うけど……」

「フフ、それがママのいい所だよ♪」

2人の疑問に答えたエステルの言葉を聞いたヨシュアは呆れた表情で指摘し、ミントは笑顔になり

「「フフ……………」」

エクリアとフェミリンスは微笑み

「「……………………」」

ロイドとエリィは絶句し

「ハハ………と、とんでもない器の持ち主だな、エステルちゃん………」

ランディは冷や汗をかいた後苦笑しながらエステルを見つめ

「フフ……レンさんの言う通り、教団は自分達の力で否定していた空の女神(エイドス)が存在していた事を証明してしまったようですね。」

「クスクス。ねえ、どんな気分?必死に否定していた空の女神(エイドス)が存在していた事を自分達の力で証明してしまった事に♪」

ティオは静かな笑みを浮かべてヨアヒムを見つめ、レンは小悪魔な笑みを浮かべて信じられない表情で固まっているヨアヒムに尋ね

「き、貴様――――――――ッ!認めるか………絶対に認めるもんか………!そうだ………”真なる叡智(グノーシス)”がまだ不完全だったんだ………そうだ、そうに違いない………!空の女神(エイドス)が存在する訳がない………!これは何かの間違いだっ!!」

尋ねられたヨアヒムは叫んだ後怒りの表情で呟いた後必死の表情で大声で叫んだ!

 

「ホント、教授と一緒で往生際が悪いわね………あたしは空の女神(エイドス)じゃないから空の女神(エイドス)が何をどう思っているかは知らないけど………きっとあたしや自分の両親であるアドルさんとフィーナさん……そして自分の夫や夫の先祖でもあるエレナさんと共にこう思っていると思うわ………絶対に教団(あなたたち)を許さないって!!」

ヨアヒムの様子を見たエステルは静かに呟いた後その身に宿っているサティアの力――――”正義の大女神”の力を解放し、セリカと同じ髪と瞳の色をした後膨大な神力をさらけ出している神剣―――天秤の十字架(ラクスリブラクルース)を鞘から抜いてヨアヒムに剣の切っ先を向けて怒りの表情で睨みながら叫び

「な、な、なっ……………!?」

エステルに睨まれたヨアヒムはエステルの背後に怒りの表情で剣の切っ先を自分に向けている”影の国”でエステルやティオ達と共に戦った空の女神(エイドス)の父親でもある”赤毛の冒険家”アドルや全ての始まりとなった”始まりの勇父”ナユタ、アドルの妻となった”光の白騎士”エレナ、エステルに自らの魂を委ねた”正義の大女神”アストライア、杖を自分に向けて怒りの表情で睨んでいる空の女神(エイドス)の母親である”自由の女神”フィーナや片翼の光の翼を生やしたナユタの妻であり、フィーナの先祖でもある”始まりの聖母”クレハ、大剣の切っ先を自分に向けて怒りの表情で睨むエステルの前世である”聖炎姫”リンと同じように斧槍の切っ先を自分に向けて怒りの表情で睨むもう一人のエステルの前世である”森の守護者”ラピス、そしてフィーナの容姿や髪の色、アドルの瞳の色と同じ女性がその隣にいる栗色の髪と自分と同じ瞳の色でアドルの容姿とよく似ている青年と共に怒りの表情で自分を睨んでいる幻影が見え、幻影の睨みに圧されたヨアヒムは杖を落として後ずさった…………!

 

 

 

 

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という事でここでついにエステルのとんでもない秘密が明かされ、ロイド達とヨアヒムは驚き、ヨアヒムは精神的に大ダメージを受けました♪(大爆笑)そしてヨアヒムが見た幻影もまた豪華メンバーすぎです♪なお、エステルが力を解放して剣を抜いてヨアヒムに剣の切っ先を向けた瞬間からのBGMはイース・オリジンの、”Genesis Beyond The Beginning”のフルverに変わったと思って下さい♪………感想お待ちしております。

説明
第649話
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コメント
感想ありがとうございます 本郷 刃様 一体どれだけ恐ろしいんでしょうね♪ Kyogo2012様 普通の人なら付いていけませんよw さすらいのハリマエ様 それがこの小説の特徴でもありますのでw THIS様 ホント、物理的にも精神的にも最悪な相手でしたww(sorano)
皮肉だ。これはもう・・強烈な皮肉としかいえないWWヨヒアム・・・彼にとってエステルは最悪の相手でしたね。みんなが驚くのも無理ないしWW(THIS)
やり過ぎ感半端ないっす(黄昏☆ハリマエ)
あははははは。もう付いていけないや。エステルが空の女神(エイドス)の子孫でナユタ→イース→空の軌跡に繋がったのね・・・・・。あはははは。(トオイメ(Kyogo2012)
うわぁ〜、解放状態のエステルにラクスリブラクルースを突きつけられるとかww(本郷 刃)
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