異端の魔導士
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2003年4月9日

 

 

テストと春休みが終わり、新学期二日目。テストが終わってからは千雨がネットアイドルだと言う事がクラス中に露見・ネギの迷子呼び出し・ネギの来日がパートナー選びと言う噂が(2-A限定で)流れる。と色々な事が有り、現在麻帆良には桜通りの吸血鬼と言う噂が流れている。そして、新学期当日に佐々木まき絵が桜通りで眠っていたのが発見され、吸血鬼に襲われたとクラス中でささやかれている

 

 

裏ではエヴァンジェリンが佐々木まき絵の血を少し失敬し、前日に宮崎のどかを襲い、茶々丸と二人掛かりで言い方は悪いが、ネギを苛めた

 

 

そして、噂の吸血鬼は何をしているか

 

 

 

 

 

 

エヴァ「ふわ〜〜あ・・」

『くぁ………かふ』

 

 

従者と揃って屋上で眠そうにしていた

 

 

『聞いたぞキティ。坊主襲ったんだって?』

エヴァ「人聞きの悪い事を言うな。宮崎のどかから少し血を失敬しようとしたらぼうやか来たのだ」

『……物は言い様だな』

 

 

 

 

 

 

――――――――パシッ!!

 

 

 

 

 

『ん?』

エヴァ「む。何か来たな」

『侵入者か?真昼間なのに?』

エヴァ「そのようだ。面倒だが調べるか。全く、厄介な呪いだメンドクサイ。キラ、お前も手伝え」

『しょうがないな』

 

 

そう言って二人は屋上を後にした

 

 

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近右衛門「――――と、言う訳じゃから、キラ殿には停電の日に護衛に当たって欲しいんじゃよ」

『式紙でいいか?俺その日、キティに手伝えって言われてんだよ。かく言う俺も分身だし』

近右衛門「フォ!? そ、其処を何とか出来ませんかのぅ」

『と、言われてもな。俺、キティの従者だし。来なかったらカードの召喚機能使って呼び出すって言ってたし』

近右衛門「むぅ、仕方ありませんな」

『近坊のシナリオが終わった時にまだ襲撃者が残ってたら加勢してやるよ』

 

 

そう言うと分身のキラは消えた

 

 

 

〜放課後〜

 

 

キラSide

 

 

買い物をするため街に出て真名と会い、一緒に買い物をしていた俺だが、現在物凄い物を目にしている。それは、喋るイタチとこそこそ茶々丸の後をつけてるオレンジと赤髪のバカ二人

 

 

イタチ「…ですぜアニキ、今がチャンスですって!」

 

 

成程。この前入ってきた奴ってこいつのことか。邪念の塊だな

 

 

『《真名、気付いてるか?》』

真名「《ああ。この前の侵入者だろう?》」

『《アイツがそうなんだが。魔法世界の事件簿で見た事が有る》』

真名「《何か問題を起こしているのかい?》」

『《あいつ等の目的地に着いたら教えてやるよ》』

 

 

そう言って備考を再会する

 

 

ネギ「で、でもカモくん僕の生徒なんだよ」

イタチ「そんなこといってられねぇよアニキ」

 

 

どうやら茶々丸を襲う算段をつけているみたいだ

 

 

ネギ「…仕方ないか、わかったよカモくん」

 

 

わかっちゃダメだろそこは。教師とか生徒とか以前の人間としてどうかと思うぞ。魔法使いと魔法が使えない奴が戦えばどうなるかなんて…………いや、古菲とか長瀬楓とかなら勝てるか

 

 

茶々丸「…!なるほど、警戒が足りなかったようです」

 

 

茶々丸が路地の奥で猫に餌をやってる時に出て行き、襲うらしい

 

 

ネギ「茶々丸さん、悪い事はやめてください!」

茶々丸「……申し訳ありません、命令ですので」

イタチ「やるしかないぜアニキ」

 

 

イタチ――カモとか言ったか――が坊主の耳元で唆している

 

 

ネギ「く…((魔法の射手|サギタ・マギカ)) ((連弾|セリエス))・((光の7矢|ルーキス))!!」

 

 

! おいおい、流石に茶々丸でも壊れるぞ。これで避けられなかったら間にはいるが…

 

 

茶々丸「すみません。マスター、キラ。私が動かなくなったら猫のことよろしくお願いします」

 

 

避けないだと? !? 後ろに猫がいるから避けられないのか。しゃー無い

 

 

『熔遁・護謨壁』

「!? なんだこりゃぁ!」

 

 

イタチが突然地面から大きく出し出て来た護謨にビビる

 

 

茶々丸「き、キラ。それに真名さん…」

『茶々丸、大丈夫か?』

茶々丸「はい私と猫も大丈夫です」

『そいつは良かった。さて、貴様等。今回は見逃してやる。次に同じことをやったら無事で居られると思うなよ? 雷幻雷光柱』

 

 

カッ! っと全身を強く発光させて眼晦ましをしてその場から飛び去った

 

 

キラSide:了

 

 

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〜エヴァンジェリン邸〜

 

エヴァ「じじいに釘を刺されたよ、ばれてたみたいだな」

『そりゃそうだろうな。早めに行動しないとな』

エヴァ「ああ、来週あたりだな。だがぼーやの方は私を見るだけで縮み上がっていたぞ」

『それは…まあ仕方ないと思うぞ。なまはげだし」

エヴァ「うるさい!それを言うな!」

 

 

魔法世界では早く寝ないと闇の福音ダークエヴァンジェルがさらいにくるぞーとか言うらしい。尤も、キラも似たような物だが

 

 

エヴァ「クシャン!…ちっ、もうこの季節か」

『花粉か?』

エヴァ「ああ。忌々しい事にな」

 

 

エヴァンジェリンは花粉症に掛かると機嫌が悪くなる

 

 

エヴァ「もう寝る!」

 

 

そういいドタドタ部屋に帰ったが一時間ほどくしゃみの声は途切れなかった

 

 

〜月曜日〜

 

 

エヴァ「ゴホッゲホッ!」

『次は風邪も同時にか』

 

 

ため息が出るほど身体が弱っているエヴァンジェリン。因みにキラが居る理由は家が近いのと、従者だからと看病の為だ

 

 

『茶々丸、薬を貰ってきてくれるか?この状態じゃ動かせないし、俺は免許も足も無い。魔法使う訳にもいかんしな』

茶々丸「了解しました。学園長への連絡は如何しますか?」

『近坊には俺が連絡して置く』

茶々丸「分かりました。では行ってきます」

 

 

そう言って茶々丸は病院に薬を貰いに行った

 

 

『さて、“カリッ” 口寄せの術』

 

 

親指を少し噛み切り、口寄せを行うキラ。そして煙が晴れ、呼んだのは

 

 

玉藻「はいは〜い。呼ばれて無いのにじゃじゃじゃじゃ〜〜ん!」

『………あれ?』

玉藻「最近出番が無いから無理言って変わって貰ったの!」

『……『袖白雪』、『飛梅』』

袖白雪「お呼びですか?」

飛梅「呼びましたか?」

『玉藻と一緒にキティの世話頼めるか?俺、治癒系とか回復系の魔法使えないし。病人の世話とかした事無いし。栄養価の高い料理位なら出来るんだが』

袖白雪「承知しました」

飛梅「分かりました」

 

 

二人はそう言うと玉藻と共にエヴァンジェリンを抱えて二階へ上がって行った

 

 

しばらくして

 

 

 

 

 

 

――――――カラン♪コロン♪

 

 

 

 

 

扉の向こうで鈴が鳴った

 

 

『(? 客か?)ハイハイ。今出ますよっと』

 

 

ガチャ

 

 

『何方さん? って坊主じゃねぇか』

ネギ「え? き、キラさん!?何でここに!?」

『何でって、エヴァの看病の為だが』

ネギ「え、エヴァンジェリンさん風邪引いてるんですか!?」

『ああ。 で?坊主は何の用事で此処来たんだ?一応学園長には連絡入れといたんだが』

ネギ「え? そ、そうなんですか。え〜っと、こ、これをエヴァンジェリンさんに渡してください!お願いします!」

 

 

ネギは手に持っていた物をキラに渡すと走って帰って行った

 

 

『………何だったんだ今の。ん?果たし状?』

 

 

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麻帆良大停電の日

 

 

既にキラは式紙(実力的にはタカミチより少し弱い位)を近衛門の元に送り、エヴァンジェリン・茶々丸と共に大浴場に居た

 

 

エヴァ「キラ、お前も大人の姿に成っておけ」

『分かった』

 

 

言われたキラは変化の術で大人の姿に変身する

 

 

エヴァ「いつみても鮮やかな変身だな、どうやってるんだ?」

『ハハ、これは魔法じゃなくて変化だよ。時間が有ればお前にも教えてやる』

 

 

実際変化は術者が気絶するか死ぬかしなければ解けないから魔法より便利かもしれない

 

 

『それにしてもこの周りの生徒達は如何したんです?」

エヴァ「適当に操ってやった」

『成程』

 

 

適当でいいのかエヴァンジェリン

 

 

ネギ「エヴァンジェリンさん!どこですか!」

エヴァ「ぼーやがきたようだぞ」

『やっとか』

 

 

既にキラ達は1時間程此処で待っていたから暇でしょうがなかったらしい

 

 

エヴァ「こっちだよ、ネギ先生」

ネギ「そこに…何方様でしょうか!?」

 

 

ネギのおとぼけが炸裂。変身したエヴァンジェリンを見分けられずにいる

 

 

エヴァ「私だよ私!」

 

 

ポンっと音を立てもとの幼女の姿にもどるエヴァンジェリン

 

 

ネギ「エヴァンジェリンさん!それに皆さんも!それに…僕の知らない関係の無い人まで!」

 

 

キラの方を見て関係の無いと言い切る

 

 

ネギ「その執事服の人は解放してください!本当になにも関係無いじゃないですか!」

エヴァ「…ぼーやは本気で言ってるのか?」

ネギ「当たり前です!」

エヴァ「だ、そうだぞ」

 

 

ポンっと音を立てキラも元の姿に戻ると、またもやネギの顔が驚きに変わる

 

 

『俺だよ、坊主』

ネギ「き、キラさん!?」

 

 

わざわざ周りのメイドに合わせて執事で来ていたキラだが、変身しているとどうも分からないらしい

 

 

エヴァ「まぁいい、行け、我がしもべ達よ?」

まき絵「ネギくぅ?んあそぼー」

 

 

見ているとだんだん可哀想になるくらいくちゃくちゃにされてる。高そうなアンティークの魔道具も脱がされてる

 

 

ネギ「すいません皆さん!」

 

 

謝りながらも魔法で眠らせるネギ。祐奈・まき絵は眠らなかったが

 

 

エヴァ「キラ・茶々丸。追いかけるぞ」

『はいよ』

茶々丸「了解しました」

 

 

エヴァは魔法で、キラは虚空瞬動で、茶々丸はジェットで追いかけるが追いつくころにはメイドは全員やられていた。いや、祐奈は気づいていて気絶しているふりをしてるだけだが

 

 

エヴァ「追いつくまでに全員やられるとは思わなかったな」

『こんなに早いとは』

 

 

ネギは3人をを誘っている

 

 

茶々丸「マスター、乗りますか?」

エヴァ「当たり前だろう」

 

 

エヴァが乗ると決めたので、3人はある程度距離を置き追っかける

 

 

エヴァ「学園都市から外に繋がる大橋か、危なくなれば外に逃げればいい所とは意外にせこい作戦じゃないか」

『ま、俺と茶々丸は出れるけどな』

 

 

ゆっくりとネギの方へ歩いていくとネギが笑みを浮かべたのがチラッと見えた

 

 

 

 

 

 

パシッ!

 

 

 

 

 

 

ネギ「掛かりましたね!」

エヴァ「ほう、捕縛結界か」

ネギ「これで僕の勝ちです、だから悪い事は…」

エヴァ「そうだな。普通の奴ならこれでおしまいだろうが。茶々丸!キラ!」

キラ・茶々丸『「イエス、マスター」』

 

 

茶々丸が結界破壊プログラムを起動し、キラが魔力で膂力を強化して結界を破壊する

 

 

ネギ「なっ!そんな…」

エヴァ「何年も苦汁を舐めさせられたこういう類のものになんの対策もしていないとでも思ったのか?」

『年の功ってやつかな』

 

 

その間に茶々丸がネギの杖を弾き飛ばす

 

 

エヴァ「さて、貴様の血を吸わせてもらうぞ」

 

 

エヴァンジェリンがネギの血を吸おうとした時

 

 

明日菜「コラーー! 待ちなさいーーー!!!!」

 

 

神楽坂明日菜が叫びながら走って来た

 

 

エヴァ「フン 来たか。茶々丸、キラ」

キラ・茶々丸『「イエス、マスター」』

 

 

二人は了解すると明日菜の方に走り出す

 

 

イタチ「オコジョフラーッシュ!!」

茶々丸「!」

『ッく!』

明日菜「ゴメン、茶々丸さん、キラ」

 

 

高がマグネシウムと侮ったのか、二人揃って光にやられてしまう

 

 

そして明日菜に蹴飛ばされてネギと明日菜を見失うエヴァ

 

 

そして近くの柱の陰から光が迸る

 

 

エヴァ「ん?そこか…どうしたぼーや大好きなおねーちゃんが来て安心したか、ん?」

 

 

ネギが顔が真っ赤に染まってるのを見て笑っている

 

 

明日菜「うるさいわね!あんたたちなんかに負けないわよ!」

エヴァ「ふん、小娘一人来た程度でなにが、できる」

明日菜「小娘一人程度か試して見ればいいじゃない!」

エヴァ「ふん、見せて貰おうではないか。キラ、私と茶々丸でやる。お前は手を出すな」

『了解』

 

 

そう言ってキラは柱の頂上まで飛んでいく

 

 

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キラSide

 

 

『よっと。 何だ、3-Aの関係者全員――じゃあ無いな。大方集結と言った所か?』

 

 

柱の頂上に移動すると其処に居たのは近坊・タカミチ・ガトウ・祐奈・真名が居た

 

 

近右衛門「ふぉふぉふぉ。様子が気に成ってのぅ。それに、襲撃者も殆ど片付いておるしの」

真名「そう言う事さ。私と明石は学園長から誘われてね」

祐奈「全く、酷い目に有ったよ。エヴァちんは後でこしょぐりの刑に処してあげるよ」

『祐奈、やるならエヴァが人間に戻った時にするんだな』

祐奈「当たり前じゃない!」

 

 

そう言って笑顔でサムズアップする祐奈

 

 

エヴァ「((闇の吹雪|ニウィス・テンペスタース・オブスクランス))!」

ネギ「((雷の暴風|ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス))!」

 

 

同じ魔法どうしで打ち合っている。すごく楽しそうなんだけどネギがちょっと押されぎみかな

 

 

ネギ「は、は、はっくしゅん!」

 

 

と、思った瞬間くしゃみで魔力が飛び出し一瞬でマスターが裸になった

 

 

 

 

『近坊。くしゃみで魔力が暴走するのは捨て置けんぞ』

真名「だね。しかも武装解除が並行して発動するんじゃあね」

近右衛門「分かっては居るんですがのぅ。何分まだキラ殿とエヴァと茶々丸君。それからタカミチ君とガトウ君とワシ以外に魔法使いが居る事を話しておらんからのぅ」

 

 

 

 

エヴァ「ぼ、ぼーや、中々やるじゃないか」

茶々丸「《マスター!大変です、予定より電力の戻りが早いです》」

エヴァ「なに?…仕方ない、早めにケリをつけるぞ!」

 

 

茶々丸からの連絡で勝負を決めるタイミングができた

 

 

エヴァ「((契約に従い我に従え 氷の女王|ト・シュンボ・ライオン・ディアーコネートーモイ・ヘー・クリュスネーバシレア))…」

 

 

呪文を唱えながら橋から飛び立ち宙へ浮かぶ

 

 

 

 

『おいおいエヴァ。そいつはちとやり過ぎじゃねぇか?』

ガトウ「キラ、止めに入らなくていいのか?」

『ま、大丈夫だろ。エヴァは女子供は殺らん』

 

 

 

 

エヴァ「((来たれとこしえの|エピゲネーテートータイオーニオン))…きゃん!」

 

 

エヴァが急に悲鳴をあげ電気に包まれ下の川へ落ちてゆく。坊主が助けようとして杖を呼んだが濡れていたのか手から滑り落ちてしまう

 

 

『!? おいおい、この状況でそんなのありかよ』

 

 

俺は柱の上から飛び降り、キティと坊主の所まで行って二人を拾い上げた

 

 

キラSide:了

 

 

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ネギ「う、うん」

 

 

暫くして気絶してたネギが目を覚ます

 

 

近右衛門「ふぉっふぉっふぉ。大丈夫かの?ネギ君」

ネギ「え?が、学園長!?」

タカミチ「僕等も居るよ」

ネギ「た、タカミチ。それにガトウ。あれ?な、何でゆーなさんと龍宮さんが此処に!?」

真名「何故、と聞かれれば。関係者だから。と答えるのが妥当かな」

祐奈「そ。あたしたちも魔法使いだからね」

真名「私は違うがね」

 

 

ネギが驚きの声を上げようとした時

 

 

明日菜「このエロガモ!!本っ気で刑務所に戻りなさい!!」

イタチ「ちょ!姐さんギブギブ!」

 

 

明日菜がイタチを締め上げ、イタチの悲鳴が響いた

 

 

ネギ「か、カモ君!?」

明日菜「あ、やっと起きたのねネギ。このエロオコジョは刑務所に戻すべきね!!」

ネギ「ま、またカモ君が何かしたんですか?」

明日菜「キラ!ネギにも同じ説明してやんなさい!」

 

 

暗にあまり覚えていないと言っているような発言だが、現在は誰も咎めない

 

 

『真名、祐奈、坊主、エヴァ、茶々丸。こいつはオコジョ刑務所からの脱獄犯でな。捕まった罪名が最低でな』

ネギ「ど、どんな罪で捕まったのでしょうか。僕其処等辺は聞いて無いんです」

『下着ドロ2000枚・盗撮・覗きetc.』

エヴァ「生もの…」

ネギ「カモ君…」

「「「………」」」

 

 

殺意マックス(特に女子5人)

 

 

無言である真名・祐奈・茶々丸は余計に怖い

 

 

明日菜「そう言えばエロガモ、アンタ私とネギにやたらしつこくキスを使った簡易仮契約薦めてたわよね…何で?」

生もの「いや、特に理由は…」

『一回の簡易仮契約につき…』

生もの「5万オコジョ$だぜ!…あ…」

 

 

恐ろしく単純なキラの誘導に引っかかる生もの。

 

 

此れで、唯でさえ低かった空気温度が更に下がった。

 

 

ネギ「カモ君…僕はウェールズでも言ったよね『仮契約は遊びじゃない』って」

『それ以前に私服を肥やすために仮契約させようとするなんざ言語道断だろ…』

明日菜「乙女にとって大切なファーストキス使わせようなんて…!」

真名「酌量の余地は無いな」

祐奈「極刑だね」

エヴァ・茶々丸「「………」」

 

 

キラの手にチャクラが収束される

 

 

ネギ・祐奈が詠唱を行い、各々の魔法発動触媒に魔力が収束する

 

 

エヴァが(何処からともなく)薬品の入ったビーカーを取り出す

 

 

明日菜が(何処から取り出したのか)ハリセンを構える

 

 

真名がハンド・ガンの撃鉄を起こす

 

 

茶々丸が武装を展開する

 

 

生もの「え?あ…ちょっと!?」

エヴァ「問答無用。全員一斉攻撃!…((氷爆|ニウイス・カースス!!」

ネギ「((戒めの風矢|アエール・カプトゥーラエ))…100本!」

祐奈「((魔法の射手|サギタ・マギカ))((水の120矢|セリエス・アクアーリス))!!」

『螺旋丸!!』

明日菜「一遍地獄に…落ちなさい!」

真名「落ちろ!」

茶々丸「落ちなさい!!」

 

 

有る意味最凶と言えるこの7人の殆ど手加減無しの一撃が((カモ|生もの))に炸裂する。これに近右衛門・タカミチ・ガトウが入らなかっただけ幸運であろう

 

 

カモ「ぎょぇぇぇぇぇ!!」

 

 

悲鳴が、辺りに木霊した

 

 

この悲鳴を聞いた生徒は結構多く、後の『麻帆良怪談』に『真夜中の断末魔』として残る事と為る

 

 

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後書き

 

 

カモってもう呼称『生もの』固定で良いですかね

 

 

 

説明
第二十四話
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