一刀の晋王転生録 第五章十話 |
姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:ケ 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
第十話
「曹操の乱、不穏な噂」
曹操は自分の天幕に荀ケと程c、郭嘉に賈?を呼びつけた。
「あなた達を呼んだのは他でもないわ、馬騰の事についてよ」
「では、やはり此方に引き入れるつもりなのですね」
「よく分かったわね、その通りよ」
察しの良い荀ケに、後で褒美を与えようかと少し考えて、話を続ける。
「それでどうすると良いか考えてほしいのだけれど」
「そーですねー」
程cはのんびりしたような物言いでも頭の思考を高速に回転させる。そして僅かな時間で考えた事を曹操に伝える。
「やはり重要なのは、あの馬騰さんの強烈過ぎる漢への忠節だと思うのですよー、だからそれを取り除くことが出来ればひょっとした
ら引き込むことが出来るかもしれません」
「なるほど、じゃあそれをするにはどうする?」
「んーそうですねー」
再び程cが思考を回転させる。が、ここで郭嘉が策を思いつき、発言する。
「私からよろしいでしょうか?」
「かまいませんよー凛ちゃん」
「許可するわ、それであなたならどうする?」
「では……」
郭嘉が自身の考えた策を曹操達に伝える。
「それなら怪しまれずに出来そうね。分かったわ、それで行きましょう。三人とも良いわね?」
荀ケと程cは了承する。しかし賈?は浮かない表情をしている。
「詠? どうしたの?」
「……馬騰を引き抜くのは不可能だと思う」
「どういうこと?」
曹操が怪訝な顔になる。
「馬騰は漢に対して命と魂をくれてやったような人なのよ。それこそ漢が無くなったり、それ以外に仕えようとするぐらいなら間違い
なく自害するわ」
「そうね、でもそれは漢の忠節があってこそよ。だからそれを削ぐための策なのよ」
「……まぁ、決断するのは華琳だから反対する気は無いけど……気をつけてよ」
「ええ、分かってるわ」
賈?がいま一つ納得しきれていない中、策は決行された。それが、曹操軍の大敗に、そして曹操にとって最悪とも言える結末を迎え
ることになろうとはこの時、司馬家軍、曹操軍共に予想もしていなかった。
そして三日後、戦が始まって以来、洛陽を中心に流れていた噂が突如急激に広まり、強くなっていった。
その噂とは、馬騰は曹操に洛陽を取らせるつもりでは無いだろうか、というものだった。
説明 | ||
曹操は馬騰をものにすべく動く。その策とは…… | ||
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コメント | ||
指摘ありがとうございます。修正いたしました。疑問については次話でなるべく説明するようにしてます。(k3) 馬騰は曹操に洛陽を取らせるつもりでは無いだろうか→馬騰「何のこっちゃ?」(ohatiyo) 離反の計?(カイ) |
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