北郷外史伝 始まりの終焉〜そしてこれから |
その頃北郷一刀達は 時の庭園
一刀「いきなりクライマックスだぜ!」
左慈「ふざけてないでしっかりしろ。」
リニス「カズト、フェイト達が撤退しました。」
一刀「よし、それじゃミッションスタートだ。」
二人「応」
一刀「まずは俺だな。天元葬牙、カードリッジロード」
天元葬牙「了解です。ロードカードリッジ」
天元葬牙の刀身の溝が開き中にあった弾頭が外向きから内向きに180度回転、そのまま刀身に収まる。
一刀「よし、天元葬牙!羅刹、断空剣!!」
天元葬牙から放たれた斬撃は虚数空間に接触、空間を切り裂いた。
左慈「鷲爪竜脚、カードリッジロード」
鷲爪竜脚「御意。ロードカードリッジ。・・・・コンプリート」
鷲爪竜脚の左右外側の部品が開き、こちらも外向きの弾頭が内向きにそのまま本体に収まり着火音がする。
左慈「はぁぁぁぁぁぁぁ!!空刹、羅衝撃」
その一撃は裂けた空間を押し広げる。
リニス「アークエンジェル!カードリッジロード!!」
アークエンジェル「イエス、マム。ロードカードリッジ」
こちらは先端の十字架が上にあがり下向きになった弾頭が上を向きそのまま十字架が下り、吸い込まれ装填される。同時に着火音が響く。
リニス「いきます!!ディストーション・フォール!!」
放たれた一撃は、閉じかけていた空間を固定、トンネルのような道を作り上げる。
一刀「突っ込むぞリニス!左慈はここで待機を!」
二人「了解」
場所は変わって虚数空間
プレシア「・・・これで、アリシアを助けられる・・・・・ん?」
プレシアの周囲の空間が震えだしいきなり空間が裂けだした。
プレシア「どういう事?虚数空間はどんな現象すらも打ち消す空間のはず。裂けるなんて事が・・・・」
???「・・・・・シアーーーー!」
プレシア「・・・?こ、この声は・・・・」
リニス「プレシアーーーーー!!」
プレシア「な!なぜあの子が生きているの!?確かに契約は切ったはず!」
リニス「説明は後です!カズト、アリシアを!」
一刀「確保した!座標も調査終了、転移できるぞ!データを送る!」
リニス「了解です。転移開始!!」
転移終了 時の庭園から北郷邸へ即転移
プレシア「なぜ邪魔をしたの・・・・・これじゃアリシアは・・・・」
リニス「だめなんですプレシア、アルハザードのシステムは個人認証が必要で動かないらしいのです。さらに動力であるMJS(マスタージュエルシード)が壊れてしまってるためすべて動かないただの箱同然のものしか転がってないんだそうです。」
プレシア「・・・・そんな。うっ、ごほっごほっ、かはっっ!!」
リニス「プレシア!!しっかりして下さいプレシア、プレシア!!」
プレシア(アリシア・・・・ごめんなさい・・・・・)
プレシア(・・・・?温かい・・・・・何かしら・・・・・)
プレシア「ん・・・」
リニス「プレシア!!しっかりして下さい!」
プレシア「治療魔法ね・・・・無駄よ。いろんなものを試したけど治らなかったのだから。」
リニス「あきらめません!!」
プレシア「リニス・・・・私の三人目の娘・・・・フェイトに伝えて・・・・・愛して・・・いたと・・・・」
リニス「!!・・・卑怯です。そんなの卑怯です!!!!」
プレシア「お願い・・・・」
リニス「・・・・だ・・・・」
プレシア「?」
リニス「嫌だ!!!!!!!!!」
リニス「嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!」
プレシア「リ、ニス」
リニス「私の母親だというのなら諦めないでください!アリシアだって助かったのに!!諦めないでください!」
プレシア「アリシアが?」
アリシア「お母さん・・・・」
プレシア「アリシア・・・・・よ、よかった・・・・・」
リニス「だからプレシアも諦めないで!絶対、絶対大丈夫だから!」
一刀「・・・・・そうだ、諦められるか・・・・」
左慈「一刀?」
一刀「天元葬牙、あの技なら応用が利くんじゃないか?」
天元葬牙「・・・・・成功確率、4%」
一刀「十分だ!!!」
一刀「天元葬牙!!カードリッジフルロード!!!」
天元葬牙「了解」
ガシュッ、ヒュルン、ガコン。
天元葬牙「完了」
一刀「守護方陣!!対象座標指定!気の流出を許可!」
一刀(“あいつ”のやり方ならなんとかなる!なるはずだ!!)
一刀「対象病魔核確認!これで・・・・これで・・・・・!!!」
左慈「なるほど・・・・“華陀”か!!」
一刀(お前の力を借りるぞ、華陀!!!!)
一刀「彼女を蝕む悪しきもの!この一撃で終わらせる!!病魔よ・・・・」
一刀「光になれーーーーーーーーーー!!!!!!!」
―――――――――――
プレシア「・・・・ん?」
リニス「すーすー」
アリシア「・・・・お母さん・・・・」
プレシア「・・・アリシア?・・・・それに、リニス・・・・」
一刀「目が覚めましたか?」
プレシア「貴方は?」
一刀「はじめまして、俺は北郷一刀。貴女とアリシアを救いに他の外史から来ました。」
プレシア「他の外史?世界ではなく?」
一刀「それについては少々長くなります。」
一刀誠心誠意説明中・・・・・
プレシア「にわかには信じがたいけど・・・・命の恩人を疑うわけにもいかないわね」
一刀「それでこれからですが、俺たちに協力していただきたいのです。」
プレシア「協力?」
一刀「はい。これから半年後、闇の書という魔道書が大きな事件を引き起こします。その後に引き起こる悲しい別れの運命を断ち切る為に・・・・」
プレシア「闇の書・・・・なるほど。夜天の書の事ね?」
一刀「御存じなのですか?」
プレシア「えぇ、アリシアを救う手立ての一つとして調べていたの。でも時空管理局の人間に改変されてとてもじゃないけど使い物にはならなかったのよ。」
一刀「それなら話が早い。その夜天の書のワクチンプログラムを作っていただきたい。」
プレシア「難しいわ。そもそもベーシックデータがないもの。」
リニス「ありますよ?」
二人「!!!」
一刀「リニス・・・・いつも突然目覚めて話に加わるのやめて・・・・心臓に悪い」
プレシア「リニス、データがあるっていうのは本当?」
リニス「この家のラボに・・・・」
一刀「・・・・ほんとこの家どうなってるんだろうね・・・・」
アリシア「・・・ん、お母さん?」
プレシア「!・・・・アリシア・・・・」
一刀(邪魔しちゃ悪いな・・・)
一刀「じゃあ、詳しい話は後にしましょう。俺はこれで・・・・」
その後、プレシア達はそのまま一刀に協力する事となる。アリシアはリニスのスパルタ教育が待ってると知ると、「サジ助けて―」と左慈の後ろに隠れリニスの鋭い目を一身に受ける事になる。一刀曰く「左慈も順調にたらしになりつつあるのかな」とのこと。
余談であるが、左慈はアリサ・バニングス、月村すずか両名にも気に入られ一刀のニヤニヤは止まる事はなかった。
あとがき
という名の次章予告
璃々「お母さん!お母さん!!」
紫苑「璃々!!璃々ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
???「見つけた!!お兄ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
一刀「な!!なんでお前がここに!!!茉莉(まつり)!!」
フェイト「ア、アリシア・・・・・?」
アリシア「そうだよ、フェイト。はじめましてだね。」
なのは「一刀君、左慈君。なんであなたたちがデバイスを持ってるの?なんで邪魔するの!?」
一刀「なのは、フェイト。俺は・・・・彼女を救うためにここにいる!!邪魔をしているのは君たちなんだよ!!」
交差する運命、悲しい別れ、出会い、北郷一刀の行く先は・・・・天国か地獄か、それとも・・・・・破滅か・・・・
いろいろ突っ込みは許可する・・・・
説明 | ||
羽生なのです。一気に飛んだのです。 仕方ないじゃない、クライマックスしか割り込む隙がないんだもの。 言い訳はこのくらいにして 本編をどうぞ |
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