病みつき霧切
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 俺達が学園に閉じ込められてからどれだけ月日がたったのだろうか。

 日の光を見れない俺達がそれを知るための術はモノクマの朝の挨拶でしかない。

 それも、10日を過ぎてから数えるのを止めちゃったんだけど。

 

 10日は、少なくともすぎたんだ。

 俺達はモノクマの思い通りには行動せず、殺し合いなんてしない、平凡とは言い難いけれど、それでも皆で助け合ってこの学園での生活を過ごしていた。

 そう、過ごしていたんだ。

 ちょっとした事件が起きる前までは……。

 

 

ーーーーー

 

 

「今日も収穫はなしか……」

 

 僕は仲間達の後ろ姿を見つつ、1人で呟いた。

 彼、超高校副委員が消えてからはや5日。

 未だに消息は掴めていない。

 そう、5日も過ぎたんだ……。

 

 僕達がこの学園に閉じこめられて、仲間達と協力しつつ、助け合ってきた日常を壊すかのような事件。

 それが、彼の消失事件だ。

 初めは皆モノクマがやったと決めつけてたけど、モノクマはこの件に関しては何もやってないって言った。

 これに関しては十神くんと霧切さんもモノクマは関係ないと推理をしてた。

 モノクマを除いた誰かが、彼を僕達から奪い、隠し、もしかしたらーーーーー

 

『殺した』

 

 

 いやいやいや、そんな訳ないじゃないか。

 だって、こまで皆でやってきたんだから……

 そうだ、彼はまだ生きている。そう、生きてーーーーー

 

「苗木クン」

 

 僕が前向きに考え始めると同時に、後ろから声が聞こえた。

 

「少しいいかしら」

 

 疑問系のような言葉を言ってはいるが、彼女、霧切さんは有無を言わせないような顔をしながら僕に尋ねてきた。

 

「どうかしたの?」

「えぇ、彼の情報を何か掴んでないかと思って……」

 

 霧切さんは口元を隠し、推理してるかのような素振りをみせるが、彼女の手は少しだけ震えていた。

 その気持ちは、なんとなくだけど分かる気がする。

 

 霧切さんと彼はとても仲が良かった。

 それは、傍目から見ていた僕にでも伝わっていた。

 そんな彼が姿を消したのだから、彼女も気が気でないだろう。

 

「ごめん、今日も何もなかったんだ」

「……そう」

 

 霧切さんは悔しそうに指を噛む。

 そんな彼女を見ていたたまれない気持ちになる。

 

「大丈夫だよ、たしかにこの学園は広いけど、皆で探せばーーー」

「気休めは止めてちょうだい」

 

 ……あっ。

 何も考えずに前向きなことを言ってしまった僕を咎めるように霧切さんは冷たく言う。

 

「彼が姿を消した日から毎日のように手分けして学園を探してるけど、未だに手がかりは0……これは、もしかしたら事件に巻き込まれてるのかもしれないわね」

 

 強がっているのか、霧切さんは最悪の可能性を口にする。

 でも、これは僕にではなくまるでーーーーーまるで、自分にかたりかけてるようにも見えた。

 そう、彼と一番仲が良かったのは霧切さんなんだ。

 この苦しみは、痛みは、きっと霧切さん本人が僕達よりも噛みしめているんだろう。

 そんな彼女を見て、何も考えずに言った自分自身が少し恥ずかしくなった。

 

「苗木クン、少し提案があるのだけれど」

 

 自己嫌悪に陥ってる僕に対して霧切さんは話し出す。

 

「明後日、いえ、明明後日に皆の部屋を捜査しないかしら」

「えっ?」

 

 霧切さんからの思わぬ提案に僕は少し驚いてしまった。

 

「やっぱり、皆の部屋を捜査しないと、この事件は解決できないと思うのよ」

 

 皆の部屋は確かに捜査していない。

 

「まっ、待ってよ。皆の部屋は捜査しないって決めたじゃないか!!」

 

 

 そう、彼を捜すために皆で始めに話し合った時に、皆の部屋は捜査しないという風に決まったんだ。

 これは、僕達仲間が、仲間を疑わないため、僕達の絆に綻びを生まないために決めたこと。

 といっても、そう思ってるのは僕だけかもしれないけど。

 

「こんなに探しても分からないのだから、皆の部屋を捜査するしか道はないんじゃないかしら」

「それは……」

 

 ……確かに、そうだ。

 そうだけど、僕は皆を疑いたくない!!

 

「疑いたくない気持ちはわかるわ、でも、犯人を放っておくわけにはいかない」

 

 ……そうだ。

 もし、犯人が僕達の中にいたとしたら、この犯人は見つけないといけないんだ。

 

「苗木クン、協力してくれないかしら」

 

 霧切さんはこの事件に対して向き合っている。

 僕みたいに絆がどうとか言って逃げてない。

 全ての可能性を考慮した上で事件を捉えているんだ。

 そんな彼女に協力しないで、彼を見つけるなんて出来ない。

 

「分かったよ」

「ありがとう、そう言ってくれると思ってたわ」

 

 霧切さんは少し頬を緩ませると、僕に背を向けて歩き出す。

 

「明日の夜にあなたの部屋に行くから、その時に手順を話しましょう。それまでは、この話は誰にもしないでちょうだい」

 

 霧切さんはそう言うとそのまま歩いていった。

 まるで、事件の真相を暴くため歩き出したかのように。

 僕はその姿を見てーーーーー

 

「あれ?」

 

 少しだけ疑問が浮かんだ。

 

「なんで明明後日なんだ?」

 

 やるなら、早いうちにやったほうがいいんじゃないか?

 それに、皆の部屋を捜査しないように言ったのって……

 

「まぁいいや、明日霧切さん聞こう」

 

 僕はそう考えて、考えることを放棄した。

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

「ふふふっ、本当に馬鹿な人を操るのは楽よね」

 

 そう彼女は俺に言う。

 

「あとは私の思惑通りに事が進めばいいだけ」

 

 そう言って、また笑う。

 俺を真っ直ぐ見ながら笑みを深くし、笑う。

 

「……お前は何をしたいんだよ霧切!!」

 

 彼女ーーー霧切に対して俺は叫ぶ。

 叫ぶことしか出来ない。

 椅子に縛り付けられた手足を必死に動かし、肉に食い込んだロープの感覚を味わいながら目の前の彼女にただただ叫ぶ。

 

「俺達はこの学園で助け合って生きていけばいいだろ。なんでわざわざこんな真似をするんだ!!」

「こんな真似? どういうことかしら?」

 

 おとぼけた口調で言う霧切に俺は恐怖を感じた。

 意図が読みとれない。

 考えがわからない。

 得体の知れない彼女。

 それを、理解するのが怖い。

 でも、理解しなければいけないんだ。

 

「俺を監禁して、こんどは苗木にまでなにかするつもりなんだろ!?」

 

 

 彼女の部屋に監禁され、彼女からその日あった出来事を聞く。

 今日の話ももちろん聞いた。

 楽しそうに彼女が苗木との部屋を捜査する話を聞いたが、それがまたわからない。

 

「お前の部屋を捜査したら、その時点でお前が犯人だってバレる。それぐらいはわかってるんだろ?」

「もしかして、私のことを心配してくれてるのかしら? だとしたら、嬉しいわね」

「違う!!」

 

 別に、目の前の犯人に荷担し、同情するような被害者ではない俺は彼女の心配なんて絶対にしない。

 

「苗木に何をする気だ? 俺みたいに監禁でもするのか?」

「なんで私が苗木クンを監禁する必要があるのかしら? 私が監禁するのは、大切な人であるあなただけよ。それとも、私が苗木クンと仲良くしてたことに対して嫉妬でもしてくれてるの? だとしたら、嬉しいわね」

 

 嬉しそうにクスクス笑う霧切はしっかりと俺の目を見つめる。

 大切なモノを見るような目で。

 

「安心して、もうすぐ邪魔者は全部消えるから」

「邪魔者?」

「私達以外のこの学園にいる人たちよ」

 

 それを聞いて俺は驚きを隠せなかった。

 冗談で言ったのかと思いきや、彼女の真顔を見る限り本気なんだろう。

 

「……お前、苗木を殺すのか?」

 

 震えながら疑問をぶつけると、霧切は首を横に振る。

 

「そんなことしたら、あなたと私のどちらかが新弟子まうじゃない」

 

 確かにそうだ。

 霧切が苗木を殺し、霧切が犯人とバレれば霧切が、バレなければ俺が死ぬ。

 

「だから、画期的な方法を思いついたのよ。 私とあなた以外すべの人が消える方法をね」

 

 ……狂気の沙汰だ。

 自分と、あって間もない人のためだけにそれ以外の全てを消そうとするなんて。

 

 言葉を失った俺に彼女は話し出す。

 楽しそうに、話し出す。

 

「私達以外の人達でコロシアイをさせて、1人ずつ確実に消えてもらえば最後は私とあなたの2人だけになって、この学園に残ることが出来るわ」

 

 コロシアイを起こす!?

 そんなの、絶対に阻止する……

!!

 

「そのために、先ずは苗木クンを使ってコロシアイの場ときっかけを作ればいい。 犯人には私が少しだけ協力して犯行を速やかにすませる。 後はそれ繰り返すだけ。 円滑にこのコロシアイを終わらせればいい。 そうすれば、あとは残った私達2人だけになる。 モノクマにも了承を得たわ」

「モノクマに了承……?」

「えぇ、最後に私とあなたが残ったらモノクマにも消えてもらって私達2人でこの学園に住むことになったから」

「なっ!?」

 

 どういうことだ。

 意味を理解し切れていない俺を見て霧切は優しく説明を行う。

 

「モノクマと約束したのよ。 このコロシアイで私とあなた以外の人達が死んだら、モノクマもこの学園から去って完全に私達2人しかいなくなるようにしてくれるって」

「俺達以外が……死んだら?」

 

 なんだよそれ。

 本当なら、俺達はクラスメイトで皆で仲良く過ごすはずのメンバーだったんだそ。

 それなのに……それなのに、皆をコロスって。

 

「早く邪魔者には消えてもらって、2人で幸せに暮らしたいわね」

 

 言葉がでない。

 彼女の口から出る狂言に対して否定するような言葉がでない。

 ふざけるなとか馬鹿げてるとか、感情論で否定するような言葉を出せない。

 

 恐い。

 

 目の前にいる彼女が、恐いんだ。

 

 俺が黙っていると、霧切はゆっくりと俺に近づいてくる。

 距離が縮むたびに、体の震えが大きくなる。

 霧切が膝を曲げ目線を俺に合わせると、目の前の視野が彼女で埋め尽くされてしまう。

 

「どうしたのかしら、こんなにも青ざめちゃって」

 

 霧切は顔を近づけると、額を俺の額に重ねる。

 

「熱はなさそうね」

 

 そういうと、ロープに縛られた俺の手首をとる。

 

「脈は……少し早いわね」

 

 当たり前だ、目の前の恐怖から逃げることも出来ないんだから。

 

「あっ、もしかして私が近くにいるから照れてるのかしら」

 

 照れる?

 冗談はやめてほしい。

 こんなふざけた冗談は……やめてほしい。

 

「大丈夫、邪魔者が消えたらずっと近くにいるから。 そうすればあなたも慣れるはずよ」

 

 皆がシンダラ、霧切と2人だけになる。

 ……いやだ。 

 そんなの、死んだほうがーーーーー

 

 死ぬ?

 そうだ、だったらーーーーー

 

「霧切」

 

 覚悟を決め、俺は目の前で幸せそうに口を緩ませる彼女を呼ぶ。

 

「モノクマ曰わく、殺人が起きたときに殺人者じゃないやつをクロにしたら、クロ以外の奴らがこの学園から去ることが出来るんだよな」

「えぇ、そうよ」

「だったら、俺は次の事件のクロになる」

 

 いきなりの宣言に驚いたのか、霧切は目を見開く。

 だが、それも一瞬。

 次には真顔に戻り、口を開く。

 

「クロになる? あなたは殺人が起こるまでずっとこの部屋にいてもらうわ」

「誰が殺人を起こそうと関係ない。 俺はクロになって、皆と死ぬ。 お前も、俺と共に死んでもらう!!」

 

 自分から言っておいて、なにを言い出したのかと思う。

 でも、こんな考えしか浮かばない。

 俺のこのパニックになった思考では。

 霧切からこの考えを論破されるかもしれない。

 でも、それでもいい。

 皆が死ぬぐらいなら、俺も死ぬ。

 皆に恨まれようとも。

 

 そんな気持ちでいる俺とは違い彼女は冷静だ。

 冷静にして非常識だ。

 だからこそ、彼女の、未だに真顔である彼女から発せられた言葉に俺はーーー

 

「……ありがとう」

 

 俺は、さらにパニックになったんだ。

 

 ありがとう。

 感謝の言葉。

 それをなんで、なんで今使うんだよ!!

 

「まさか、あなたがそこまで私のことを愛してくれているなんて思わなかった、思ってもなかった」

「愛してる? なんでそうなるんだよ!?」

「だってそうじゃない、あなたは私と死にたいんでしょ? 2人きりで死ねないのは残念だけれどあなたと共に死ねるのだからそれぐらいのことには目をつむるしかないわね」

 

 彼女は真顔のまま、俺の視野を独占する。

 俺も、彼女の視野を独占してるのだろうか。

 こんなにも盲目に俺のことを思ってくれている彼女の視野を。

 

「あなたが共に死んでくれるのならば、死なんて言う絶望も希望に変わる。

 あなたは、私の希望なんだから、あなたという存在が私の希望なんだから。

 だから、あなたの選択は私からしたら絶対的に幸福なもので、あなたが望むことは絶対的な価値のあるモノ。

 私の希望であるあなたの選択に、願いに私は価値観を見いだせる。

 それだけ、私はあなたのことを愛しているのよ」

 

 どうしてこうなたんだろう。

 どうして、こんな結果になったんだろう。

 理解ができない。

 後悔が生まれてしまう。

 でも、そんな俺を、後悔しかしていない俺を霧切は希望と言う。

 

「だから、そんなあなたと死ねることは私の希望にもなるわね」

 

 だめだ、否定しないと。

 そう思い、口を開こうとした瞬間だった。

 霧切の顔は近くなる。

 近づいてくる。

 なにも抵抗できないまま、俺は霧切と唇を重ねた。

 

 重なってから数秒後、霧切はゆっくりと顔を離す。

 その顔は見て分かるほど赤く染まっていた。

 

「あなたが死を望むなら私も死ぬ。

 あなたが生を望むなら私も生きる。

 私はあなたを置いていかないから、あなたも私を置いてかないで。

 あなたは、私の隣にいて。

 最後の一時まで、ずっと」

 

 彼女の真っ赤な顔から放たれた言葉は、まるで告白のような甘い言葉。

 彼女の口から言われたモノは俺に恐怖を痛感させられるような言葉。

 

「あなたが私の隣から消えたら、何をしてでも探し出す。

 どんな辛い思いをすることになっても、どんなに絶望な体験をすることになっても。

 あなたという希望を私は見つけ出して、その隣に寄り添うから」

 

 そう、宣言された俺は何も言えなくて。

 ただただ、目の前の絶望に対して何も出来ない自分が嫌で。 

 目の前の事実をただ、他人ごとかのようにしか感じ取れなくて。

 目の前の彼女の告白を、断ることも出来なくてーーーーー

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 霧切の告白から3日後。

 俺は今、彼女の部屋ではなくエレベーターの中にいる。

 

 学級裁判。

 

 この、絶望的な裁判を皆で乗り越えるために。

 

 みんなとこうして合うのは久しぶりで、少し嬉しくて、色々と話したいこともあったけど、エレベーター前で合ったばかりだし、皆、それどころの騒ぎじゃないだろうから俺は何も言わずに黙ってこの裁判を見るだけだ。

 数日間姿を見せなかった俺のことを疑っている人も何人かはいそうだから、それを利用して俺をクロにするのも簡単だろう。

 

 そう考えると、体が少し震えた。

 そんな震えた体を手助けしてくれるかのように俺の右手を誰かがとってくれた。

 顔を見なくても、だいたい察しはつく。

 

 大丈夫

 

 小声で聞こえた優しい言葉。

 

 あなたの選択私は従う

 

 それは、あくまの言葉かのように甘く耳に入り脳へと溶けていく。

 

 エレベーターの震えが止まった。

 開かれた扉へと、皆が歩みを進める。

 

 クロを見つけ、明日を生きるために皆は前へと進む。

 俺は隣に立つ霧切を見つめる。

 彼女は真顔で見返してくれる。

 

 そんな霧切を見て、俺は皆の背中を押うように彼女と共に前へ進む。

 

 扉の先にあるのが希望なのか絶望なのかはわからない。

 それでも、俺は歩みを止めない。

 俺はまだ、何も諦めていないんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

こんにちはーrikubでーす

こここら後書きになります

後書きって他に書く方法ないのかな?

あったら誰か教えてくださいお願いします!!

 

はい、久々に短編投稿、というか小説投稿になりました。

面白いですよねダンガンロンパ。

私はゲームを発売日に購入し、クリアーしてすぐに霧切さんの病みつきを、書こうとしてたのですが結局書かないままでしたので、アニメ化記念に書いてみました。

次は七海か罪木の2組こセレスか舞園の1組にするか、はたまた霧切さんの続編かリクエストから選ぶか自分で勝手に決めるか。

はい、未定です(笑)

 

 

ps上にもありますが、誰かのヤンデレをみたいと思った方がいればリクエストくださいな。

もしかしたら、書くかもです。

ps2ヤンデレ霧切さんの画像増えないかなー、というか、ヤンデレ霧切さんの画像あるのかな?

 

 

 

説明
病みつきシリーズ第17段

閉じ込められた学園で起きた事件。
それは、皆との絆を壊すかもしれない事件。
希望と唄われた学園に起きた絶望的な事件。
コロシアイとはまた違う、大きな事件。

ーーーーー大いなる絶望の種を巻き寄せる事件。

希望とは『絶対的な』事柄だ


※作品に関する多大なネタバレはないですが、細かなネタバレでも気にするからは閲覧注意てす。
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コメント
誤字報告です、「新弟子まうじゃない」では無く「死んでしまうじゃない」だと思われます(sirufi-do)
タグ
ダンガンロンパ 病みつき ヤンデレ 大きなネタバレなし 霧切 オリ主 ヤンデレ薄目……? 

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