北郷外史伝 相棒との別れ
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  9年後

 

 一刀「よし、準備完了っと。」

 

 左慈「こっちで長居しすぎたからなすぐ正史に戻り決着をつけるぞ」

 

 茉莉「う〜、左慈を倒すとか考えたくないよ〜」

 

 璃々「その左慈さんは一兄の命を狙うんでしょ?仕方ないじゃない」

 

 プレシア「ほら、これも持って行きなさい。」

 

 茉莉&璃々「プレシア母さんの特性唐揚げと卵焼きのお弁当だ!!」

 

 左慈「最後まですまないな」

 

 プレシア「私たちはあなたたちに命を救われたわ。むしろ足りないくらいよ。」

 

 一刀「ほかのみんなは?」

 

 プレシア「意地でも来ないでしょうね。」

 

 一刀「そっか・・・」

 

 璃々「なのは、フェイト、はやて、リニス、・・・・」

 

 茉莉「アリサ、すずか、アリシア、・・・・」

 

 二人はそれぞれが同じ思い人を持つ友人を思い空を見上げる

 

 左慈「行くぞ二人とも。」

 

 二人「うん」

 

 一刀「それじゃ、プレシア。後の事は頼む。」

 

 プレシア「えぇ、任せてちょうだい」

 

 そうして4人は光に包まれていった。

 

 なのは「・・・・・さようなら」

 

 フェイト「なのは・・・・」

 

 はやて「いつか、外史を渡る技術を見つけて見せる・・・・」

 

 アリシア「だね」

 

 魔術師4人組はいずれ逢いに行くことを誓い光の柱を遠くから見つめていた。

 

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  正史 歴史資料館周辺

 

 別左慈「これでよし、早く戻らなければ于吉がうるさいな。」

 

 一刀「させないよ?」

 

 別左慈「な!貴様は、北郷一刀!!・・・・都合がいい、ここで殺してやる!」

 

 左慈「改めて見ると醜悪な顔でとんでもない事をほざいていたんだな俺は・・・」

 

 別左慈「な!!」

 

 璃々「よそ見はいけないな〜。はっ」

 

 その弓から放たれた矢は別左慈の足に吸い込まれるように刺さる。

 

 茉莉「左慈・・・・ごめんね!はいはいはいっはいぃ!」

 

 茉莉の乱れ突きが別左慈の体を貫く。

 

 別左慈「がは、こんな、こんな簡単に鋼気功を・・・貫くなど・・・・」

 

 左慈「それが鋼気功?それは楽進に失礼だろう?はぁぁぁぁぁぁ」

 

 左慈の蹴りが別左慈の頭部を千切れたと錯覚されるぐらいの勢いで打ち抜く

 

 別左慈「か、は・・・・」

 

 一刀「終わりだ。ふっ」

 

 そしてその首と銅鏡を持っていた腕が斬り落とされる

 

 一刀「銅鏡はもらっていくよ。」

 

 別左慈「・・・・そんな・・・・馬鹿な・・・・」

 

 別左慈はそのまま砂粒になり消えていく。

 

 一刀「・・・・別の外史で別の俺を頼むぞ・・・・左慈・・・・」

 

 左慈「一刀・・・?」

 

 一刀「なんでもない。さぁ、これからどうする?」

 

 左慈「あぁ、こちらで飛ぶ外史を指定する。その後に鏡を壊せばいい。」

 

 茉莉「ついに・・・・ついにお兄ぃをたぶらかした女どもに・・・・フフフフ」

 

 璃々「茉莉ちゃん・・・・その中に私が入ってる事に気が付いてるのかな?」

 

 一刀「はは・・・よし行こう!」

 

 左慈「よし、指定完了だ。」

 

 一刀「資材もそろってる。・・・よし、出発だ!」

 

 3人「応!」

 

 そのまま壊れた銅鏡からの光に包まれ4人は消えていった

 

  外史の回廊

 

 一刀「?ここは・・・」

 

 左慈「おかしい・・・・ここは外史の回廊だ。本来は素通りなはずだが・・・・?」

 

 茉莉「・・・ねぇ、あれって・・・・何?」

 

 璃々「こっちに来るねぇ・・・・」

 

 左慈「まずい!!あれは崩壊した外史だ!!」

 

 一刀「何!くっ、天元葬牙!・・・・天元葬牙?」

 

 左慈「どうした!早く逃げろ!あれは外からは破壊出来ん!」

 

 一刀「な、それを早く言え!!茉莉、璃々、走れぇ」

 

 茉莉「なんか遺跡で岩の罠にかかったみたいだよぉぉぉぉぉ!」

 

 璃々「貴重な体験だね。」

 

 茉莉「涼しい顔して何言ってるのよ〜」

 

 左慈「まずい、このままでは押しつぶされる・・・・」

 

 一刀「くっ」

 

 天元葬牙「マスター、ここでお別れです。」

 

 一刀「!?何言ってんだ!」

 

 鷲爪竜脚「主、我らであの外史、止めて見せましょう。」

 

 左慈「何を言ってる!」

 

 双牙弓「璃々様、これは必要な事ですよ」

 

 璃々「双牙弓!?」

 

 紅水晶「我が朋友、短い間でしたがお世話になりました。」

 

 茉莉「ちょ、冗談よしてよ!?」

 

 四機「では、失礼!」

 

 そのまま四機のデバイスは四人の元から離れ一つになる。

 

 その姿は首なしの鎧、デュラハンの様相で、しかしその腕は六本、まさしく首なしの阿修羅、体は鷲爪竜脚だろう。上部の腕には天羅明王、葬神閻魔、中段の腕には天王・双牙弓、下段の腕には紅水晶が握られている。

 

 一刀「やめろ。やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 

 四機「我らが主、主等がいなければ我らは生まれなかった。我らが生みの親、我らが家族。どうか生きてください。」

 

 左慈「ふざけるな!こんなもの認められるか!」

 

 茉莉「そうだよ!」

 

 璃々「双牙弓・・・・いいのね?」

 

 三人「璃々!」

 

 双牙弓「璃々様、今までお世話になりました。」

 

 璃々の目からは涙がとめどなく流れている。

 

 一刀「・・・・く、くそぉぉ!」

 

 他の三人も涙している。

 

 四機「我らが主、我らがために涙してくれてありがとう。それだけで十分です。あなた方の持つ我らが映し身、言葉は交わせずとも我らはあなた方とともに・・・・」

 

 左慈「これは・・・・何者の意志でもなく・・・・偶然だと言うのか・・・・こんなことぉぉぉ!」

 

 茉莉「紅水晶・・・・嫌・・・嫌ぁぁぁ。」

 

 四機「お行きください我らが主、我らのような無機物に涙してくれて・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

              ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 一刀「・・・・ここは?」

 

 左慈「・・・・・・・おそらく、成都周辺だろう・・・・」

 

 茉莉「じゃぁ、璃々ちゃんのお母さん、黄忠さんだっけ?逢えそうだね・・・・」

 

 璃々「うん、でも今は・・・・」

 

 茉莉、璃々「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」

 

 一刀「天元葬牙・・・・お前に教わった剣技忘れはしない・・・・!」

 

 左慈「ふ、どうやら俺も大分甘くなったようだ・・・・涙が・・・止まらん・・・っっ!!」

 

 一刀、左慈「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 四人の慟哭が益州の空に響く。

 

 

 

 

 

 

 

            万物、理さえも切り裂く一振り天元葬牙

 

 

 

 

 

          その一撃は金剛石すら打ち砕く魔装、鷲爪竜脚

 

 

 

 

         その一撃は万の矢となり降り注ぐ神弓、天王・双牙弓

 

 

 

 

 

          その槍、人の作りし神機と謳われた、紅水晶

 

 

 

 

 

         主の道を切り開くため、外史の回廊にてその身を投じる。

 

 

 

 

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あとがき

 

 はい、別れのお話です。

 

 どうもこういうお話は苦手ですね。

 

 先日友人に「お前は恋姫武将殺す気があるのだろう?」と言われた

 

 そんなことはない!デバイスはさすがにチートすぎると思っただけだ!

 

 だって、空飛べるとか、空間切り裂くとか、シールドで矢が通らないとか・・・・

 

 挙げればきりがない。

 

 さて次回は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回予告

 

 

           成都に入る4人そこで見たものは絶望

 

              大陸にはびこる黄巾党

 

               つきつけられる現実

 

                そして、再会

 

                 次回『黄忠』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コメが少ないのはつまらないからだよ?と友人に言われたorz

 

 精進だね。作中でも華雄が言っていた。

 

 日々是精進

 

 と

 

 次回も頑張って妄想広げます。応援よろしくね〜

説明
羽生なのです。
別れです。
これ以上語ることができませぬ。
では本編どうぞ。
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コメント
すんません、基本ログインせずに読んでる人なのでコメ欄出してないんです 恋姫だからだれかコメを書くやつはおらんのかー!ってやったら意外とノリでここいるぞーっ!ってのが続出したりして(漆黒の戦乙女)
なのは達と再会する日は来るのかな?(ohatiyo)
タグ
本郷伝 恋姫†無双 北郷一刀 

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