真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第五話 能力殺し
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チルドの能力の前に為す術が無い フェイト

 

しかも、チルドの後ろにはニョミルが控えている

 

能力は不明だが、チルド並みに恐ろしい能力を所持しているに違いない

 

チルド「さぁ〜て、何所をぶった斬られたい?」

 

フェイト「……………………………………………………………………………………」

 

無言でチルドを睨む フェイト

 

チルド「まぁ望みを叶えるつもりなんて、無いけどな!!」

 

フェイト「ッ!!」

 

ガキィィィィィィィィン

 

急に振られた鎌を、バルディッシュで防ぐ

 

フェイト(斬撃の一撃が重い……………………………)

 

何度も食らっていては、バルディッシュを握れなくなってしまうかもしれない………………

 

握力が弱まってきている………………

 

チルド「どうした? 何で攻撃してこねぇんだ?」

 

理由がわかりきったことを聞きながら、鎌を振り回す チルド

 

フェイト「クッ」

 

コイツ……………………

 

チルド「オラ!!!」

 

バキィ

 

フェイト「クッハ!」

 

刃が付いていない方でフェイトの腹を小突く チルド

 

チルド「オラよ!!!」

 

フェイト「!!!!!!」

 

ザシュッ

 

一瞬の隙を付き、フェイトを切り裂く

 

左肩から右の脇腹に掛けて、斜めに切り裂かれた

 

フェイト「グッハ!!」

 

チルド「グッ!!」

 

勿論、チルドにも同じダメージが来る

 

チルド「痛てぇ……………………けどな!!!!」

 

ザシュッ

 

今度は左足首を斬られる

 

フェイト「グッ!!」

 

チルド「オレは痛みに強いんだよ!!」

 

フェイトと同じ傷を負い、同じ個所から血を吹きだしているが、平然とする チルド

 

フェイト「クッ……………………」

 

どうすれば…………………………………………

 

フェイト(このままじゃ………………………………)

 

ニョミル(チルドの奴、あの女を本気で殺すつもりではないだろうな?)

 

俺が電気を奪うまでは待てばいいが…………………………

 

それほど時間は掛からんことぐらい、知っているだろうが!!!!

 

ニョミル(ん? 何かが近づいて来るな……………………)

 

チルド「あん? 誰だ? アイツ」

 

チルドとニョミルが居る場所に何者かが乱入してくる

 

フェイト「!?」

 

レ、レティ提督…………………………

 

何故このような所に?

 

レティ「やっぱりチルドと戦っていたか」

 

フェイトを庇うように彼女の前に立つ レティ

 

チルド「なんだよ? 俺の事知ってんのか?」

 

レティ「ああ、貴様らが元管理局員だと言うこともな」

 

チルド「………………………………………………………………………」

 

フェイト「元管理局員!?」

 

チルドの言動などを見ていると、到底 信じられるものではなった

 

レティ「フェイト、状況から見て、アイツの能力は把握しているな?」

 

フェイト「は、はい」

 

レティ「変わりなさい、アイツは私がやる」

 

フェイト「え?」

 

レティ「私なら、アイツに勝てる」

 

自身に満ち溢れている レティ

 

何らかの対策方法を知っているのだろうと見る フェイト

 

フェイト「…………………………わかりました」

 

チルド「オレに勝てるだと!!! 生意気な!!」

 

レティに殺気を剥きだす チルド

 

ニョミル「それを俺が許すと思っているのか?」

 

そして、ニョミルも動き出す

 

レティ「フェイト、もう1匹の相手を任せる」

 

フェイト「わかりました」

 

レティ「気を付けろ、彼は強い。そして何より、他人から能力を奪える」

 

フェイト「ッ!!」

 

そうか………………………漸くわかった

 

フェイト(私の電気を奪いたいんだ…………………………………)

 

漸くニョミルの言葉の意図が掴めた フェイト

 

レティ「貴様の相手は私が勤める! 来るがいい、大鎌のチルド!!」

 

チルド「上等だ!!!!」

 

チルドはレティに向かって走り出す

 

ニョミル(あの女、もしかしたらチルドの能力を破る何を所持しているかもしれん。ならば俺が!!)

 

ニョミルは、レティに襲いかかろうとした

 

フェイト「行かせない!!!」

 

しかし、ニョミルの前にフェイトが立ち塞がる

 

ニョミル「殺る気か? 俺は強いぞ?」

 

フェイト「お前は、私が倒す!!」

 

ニョミル「来るがいい!! 1分で終らせる!!!」

 

ついでに電気も頂く!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜レティVSチルド〜

 

レティ「大鎌のチルドよ、確かに貴様の能力は脅威だ………………………しかし、貴様は能力に頼り過ぎている」

 

チルド「だったらどうしたよ!!!」

 

レティ「能力が使えなくなれば、貴様は雑魚と言うことだ!」

 

見せてやるぞ!!

 

私の力を!!

 

レティ「私も管理局では((能力殺し|スキルキラー))と恐れられたことがある女だ……………………貴様のように能力だけで戦う奴には負けん」

 

チルド「はぁ? レアスキルを無効に出来るわけねぇだろ!!」

 

レティ「出来るのさ…………………私のレアスキル ((無垢なる結界|サイレント・フィール))ならな」

 

レティは結界を張り、自分とチルドを閉じ込める

 

チルド「何だ!? この結界みたいなのは!?」

 

レティ「……………………お前は元管理局員の癖に、魔法の事を知らなさすぎだ」

 

結界を張れない魔導師は沢山いるが、知らない魔導師は居ないぞ

 

………………………少なくとも管理局の中では

 

レティ「さて、前線で戦うなど久しぶりすぎるな……………………………」

 

上手く戦えるかな?

 

鈍っていてくれるなよ?

 

レティ「行くぞ!! ムラマサ!!」

 

ムラマサ(ええ、あなたの敵を打ち倒しましょう)

 

刀型のデバイスであるムラマサ

 

どうやら彼女は接近戦が得意なようだ

 

チルド「このチルド様に対して接近戦とは、いい度胸じゃねぇか!!」

 

大鎌を振り回し、レティを切り裂こうとする

 

しかし、一向に当たる気配はない

 

レティ(ただ闇雲に鎌を振り回しているだけ…………………稚拙な戦い方)

 

チルド「どうしたよ!!! 避けてばかりで、勝てるのか!!!!!」

 

レティ「煩い奴だ、少し黙れ」

 

バキィィッ

 

チルド「グッ!!」

 

チルドの間合いに入り、膝蹴りで顔を蹴り飛ばす レティ

 

チルド「痛てぇ…………………鼻が折れたぜ…………………」

 

だが、このダメージはアイツにも……………………何!?

 

チルドは驚愕する

 

何故なら、

 

チルド「どういうことだ!? 何でテメェは鼻が折れていねぇんだ!?」

 

レティが無傷だからだ

 

レティ「バカか? この結界は何の為に張ったと思っている……………………………貴様のレアスキルの効力は完全に遮断するためだ」

 

チルド「何!?」

 

バカな……………レアスキルを無効に出来る筈が………………………

 

レティ「言っただろ? 私は((能力殺し|スキルキラー))だと」

 

チルド「驚いたぜ……………………レアスキルを無効に出来る奴がこの世に居たなんてな……………」

 

レティ「レアスキルを無効に出来るレアスキルがあっても不思議ではあるまい? さて、ここまでだ…………………………悪いが投降を促す気は無い」

 

構える レティ

 

チルド「当たり前だろ!!! 誰が降参なんかするか!!!」

 

レティ「だろうな………………この一撃で決めさせてもらおう」

 

チルド「舐めんじゃねぇ!! オレのレアスキルが使えないなら、使えるようにすればいいだけだ!!」

 

チルドは大鎌で、結界を壊そうとする…………………しかし

 

ガキィッ

 

チルド「チッ 硬てぇ…………………………」

 

傷1つ付かない

 

レティ「当たり前だ、そう簡単に壊されてたまるか」

 

ムラマサ(ストラグルバインド)

 

チルド「またコレか!!!」

 

チルドの右腕を縛る

 

レティ「行くぞ、ムラマサ!!」

 

ムラマサ(Yey マスター)

 

レティ「イノセント・スラッシュ!!」

 

薄い紫色の斬撃がチルドに向かって放たれる

 

チルド「この程度の技、受け止めてやる!!! オレの体力 舐めるな!!!」

 

レティ「精々頑張りな…………………私のストラグルバインドは、防御力を低下させる能力付きだがな」

 

チルド「グワァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」

 

レティの技に耐えきることが出来ず、意識を失う チルド

 

レティ「能力に頼る奴ほど、弱い者はいない」

 

レティ提督強し!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでレティ提督を戦わせてみました

 

次回は、フェイトVSニョミル

 

果たしてフェイトは電気を守れるか?

 

それとも奪われてしまうのか?

 

乞うご期待!!!

 

 

 

説明
レティ提督参戦!!
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タグ
リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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