【獣機特警K-9UG】クオンとマキ【交流】
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ここはラミナ市内、とあるカフェテラス。

K-9隊の隊長ロボットである久遠・ココノエはある人物と待ち合わせをしていた。

「…あ、来た来た」

やってきたのは猫形ファンガーの女性。

随分おしゃれな服に身を包んでいたが、その顔はクオンがよく知る人物の姿だった。

 

「…お久しぶりです、マキさん!」

そう、クオンの前に現れたのはラミナ警察署の前署長であり、現在は本庁・特殊犯罪対策室の室長として大栄転を果たした

マキ・ロックウェル警視長その人だったのである。

「久しぶりねクオンちゃん。いや、クオンさんと呼ばないと失礼かしら?」

「あははは、アイヴィーさんと似たようなこと言ってるw…あ、席空いてますよ」

「じゃ、お言葉に甘えて相席させてもらうわね」

そう言って、クオンの向かい側の椅子に腰掛けるマキ。

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「…で、新生K-9隊の状況はどうかしら?」

「ええ、まあ…集まってきちゃいるんですけど、問題児もちらほらいたりでして…」

と、クオンが苦笑いを浮かべていると、マキはこらえ切れなくなって思わず吹き出した。

「あら、エルザさんと同じようなことで悩んでるわねw『K-9隊の隊長が抱える悩み』まで引き継いじゃったのかしら?」

「まさか!そんなことは…ある…のかな?w」

「あらあらw」

と、話し合っているうちに二人はなんだかおかしくなったのか、声を上げてしばらく笑っていた。

 

…が、しばらくするとクオンは急に表情を険しくする。

「…実際、相手側も面倒な奴らが増えてきちゃいまして」

「…ブラッドファミリーね。利権がらみの抗争でゴクセイカイを壊滅に追い込んだっていう」

「…はい、他にも各種テロ組織や『クリムゾンクロス』などの反ロボット団体。それにテラナー移民の排斥集団に政治結社。キリがないったら。こっちは経験の浅いメンバーばっかりだって言うのに」

「そうね、でも…」

と、コーヒーを一口飲んだ後にマキはさらに続ける。

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「エルザさんの時もそうだったけど、あなた達は事件となるといつだって命がけだった。たとえどんなに傷ついても、決して諦めない…不屈の精神があなた達の機械の身体には宿っていた」

「…マキさん…」

「確かにあなたが率いるメンバーはまだまだ経験が浅いかもしれない。でも思い出してみて。この前の事件だって、あなた達K-9隊は困難にぶち当たっても諦めるどころかむしろその状況を逆転しようとがんばってたでしょ?まだ隊員がそろっていないにもかかわらずね」

と、ここまで言い終えるとマキはクオンの手をとりさらに続けた。

「自信を持って、クオンさん。あなた達ならきっと、どんな大きな悪にも立ち向かって打ち勝っていける。応援してるわよ」

「はい!ありがとうございますマキさん!」

マキの言葉に、クオンの瞳はいっそう輝きを増していた。

 

「うんうん。それでこそ現K-9隊の隊長さんね。眼差しといい振る舞いといい、心なしかエルザさんに似てきたんじゃないかしら?」

「やめてくださいってばマキさんw」

張り詰めていた空気はいつしかほぐれ、二人の表情は和らいでいた。

「…ところでマキさん」

「何かしら、クオンさん?」

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「…いつになったら結婚するんですか?」

「って、今それを言うかい(汗」

説明
クオンとマキを再会させてみました。

◆出演
クオン:http://www.tinami.com/view/551025
マキ(TG):http://www.tinami.com/view/388852
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コメント
そうです、ゴクセイカイはブラッドファミリーによって壊滅させられていたんですw(古淵工機)
ゴクセイカイ壊滅してたんや…。十年一昔どころか六年三昔ぐらいの時の流れですね。そしてマキさんまだ独身www(Ν)
今夜クオンさんはマキさんと一緒に飲むことになるのかもw(古淵工機)
マキ署長……今はマキ室長か……はいつでもK-9隊の理解者です。あとオチ吹いたwww(尾岸 元)
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