英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 679
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〜カジノハウス”バルカ”〜

 

「な、何だったんだ……?」

「つ、つい見逃しちゃいましたけど………」

「手加減していたとはいえ”大天使”の奇襲に気付いた上回避するなんて……」

「……あの人間、何者だ……?」

2人が去った後ロイドは戸惑い、ノエルは溜息を吐き、エルファティシアは目を細め、メヒーシャは真剣な表情で考え込んだ。

「フフ、強烈な子だったね。15,6歳くらいかな?なかなか良い仕事するじゃない。」

「お、おい、ワジ。」

そして笑顔で言うワジをリィンが焦ったその時

「良い仕事じゃありません!ううっ……どうして私がこんな目に……」

エリィは怒鳴った後疲れた表情で溜息を吐いた。

「えっと……災難だったな。」

「ま、まあ女の子同士だしそこまで深刻にならなくても……」

エリィの怒鳴りを聞いたロイドとノエルは苦笑しながら慰めの言葉をかけ

「それに君、マリアベル嬢に揉まれ慣れてるんじゃないの?」

ワジは意外そうな表情で尋ね

「も、揉まれ慣れてません!」

尋ねられたエリィは顔を赤らめて怒鳴った!

 

「あら♪その様子だと”まだ”ロイドには揉まれ慣れていないのね♪」

エリィの怒鳴りを聞いたエルファティシアはからかいの表情でエリィを見つめ

「なっ!?」

「な、何でそこでロイドが出てくるんですかっ!?」

エルファティシアの言葉を聞いたロイドは顔を真っ赤にして驚き、エリィは顔を真っ赤にしてエルファティシアを見つめ

「うふっ♪貴方達は互いを思い合っている相思相愛の恋人同士なんだから、私やヴァイスハイトのように肉体関係の間柄まで進んでいると思っていたんだけどな〜?貴方達が恋人同士になって結構経っているし。」

見つめられたエルファティシアは小悪魔な笑みを浮かべて言い

「エ、エルファティシアさん!」

「ハハ、ストレートだなぁ。」

「え、えーと…………」

「………………私の知る限りでは”そういった事”はしていないようだが……まさか既にしているのか?」

ノエルは顔を真っ赤にして声を上げ、ワジは笑顔で言い、リィンは頬を赤らめて苦笑しながらロイドとエリィを見つめ、メヒーシャは頬を僅かに赤らめて静かな表情で呟いた後、ロイドを睨み

「な、な、な…………」

「し、してませんっ!!」

ロイドは口をパクパクし、エリィは怒鳴った!

「うふっ♪それにしてもロイド、よかったわね〜?貴方、あの胸をいつか好きにできるのよ?私より大きいあの胸……さぞ揉みがいがあるでしょうね♪」

そしてエルファティシアは小悪魔な笑みを浮かべてエリィの胸に視線を向けた後ロイドを見つめて言い

「〜〜〜〜〜〜!!!」

(くかかかっ!まあ、間違ってはいないわなっ!!女の胸を好きにする……ほとんどの男なら誰でも抱く思いだっ!)

(…………まあ、男の子なんだから仕方ないわよね……)

エルファティシアの言葉を聞いたロイドはエリィの胸に一瞬視線を向けた後顔を真っ赤にし、その様子を見たギレゼルは笑い、ルファディエルは苦笑し

「エルファティシアさん!ロイドに余計な事を教えないで下さいっ!!」

エリィは怒りの表情でエルファティシアを睨んで怒鳴ったが

「あら♪”教える”という事はいずれ”そういう時”が来れば、させてあげるのね♪」

「〜〜〜〜〜〜!!!」

からかいの表情のエルファティシアに見つめられ、顔を真っ赤にして黙り込んだ。その後、ロイド達は警察本部に戻って一課を呼び出し……黒月とラギール商会の動向と合わせてレクターに関する報告を行った。

 

〜警察本部〜

 

「―――ご苦労でした。色々と掴めたようですね。」

「ええ、まさかあっさりと情報局の人間であることまで認めるとは思いませんでしたが……」

「……こちらに知られた所で、諜報活動を制限されないという自信があるのでしょう。しかしこれで、滞在期間も大まかに把握できましたし……予想以上の成果を上げてくれたようですね。」

「はは……そう言っていただけると。」

「フフ、誰かさんが身体を張った甲斐があるってもんだよね。」

「は、張ってません!」

エマの言葉を聞いたロイドは口元に笑みを浮かべ、口元に笑みを浮かべて言ったワジの言葉にエリィは頬を赤らめて反論した。

「しかしその、同行していた少女というのも気になりますね。レクター大尉の諜報関係の部下といった感じでしたか?」

一方エマは表情を厳しくてロイド達に尋ね

「……いえ、違うと思います。諜報関係者にしては若すぎるし、あまりにも無邪気すぎる。もっとも、普通の民間人にも見えませんでした。」

「……そうですね。身のこなしも素早かったですし。」

「―――わかりました。その娘については一課の方でも動向を把握しておきましょう。では、私はこれで。今回はお世話になりました。」

ロイドとノエルの話を聞いて頷いた後ロイド達に言った。

「いえ、また何かあったら遠慮なく連絡してください。」

「ええ。」

そしてエマはロイド達から去って行った。

 

「ふう……何とか期待に応えられたか。」

エマが去った後ロイドは安堵の溜息を吐いた。

「……はあ、そうね……それにしてもあの子……本当に何者なのかしら?メヒーシャの奇襲を回避するなんて只者じゃないわよ。」

「そうですね……ノリで誤魔化されましたけど普通の旅行者とは思えませんし。」

「一体何者だろうな……?」

「恐らく戦闘能力はかなり高いでしょうね。」

「大国の情報将校に同行する無邪気で奔放な少女か……フフ、なかなか興味深いね。」

エリィが呟いた言葉を聞いたノエルは頷いた後リィンと共に考え込み、エルファティシアは真剣な表情で言い、ワジは静かな笑みを浮かべて言った。

 

その後ロイド達は警察本部を出た………………

 

 

 

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今更ですが今の支援課ってからかい役が多くて突込み役のロイド達は疲れそうですねwwそして今回の話を見て改めて思ったと思います……ロイド、爆発しろ!(激怒)……感想お待ちしております

説明
第679話
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コメント
感想ありがとうございます 本郷 刃様&Kyogo2012様 エリィだけでは飽き足らず将来的に他の女性の胸も好きにできるロイドにはホント、腹立ちますよね!(大激怒) THIS様 というかこの程度じゃあ、代償の内に入らないです!(激怒)(sorano)
うわ・・・。これは光景だ。はすごい役得なのに・・・苦労人だ。でも・・これくらいの代償は払ってもらわないと(怒)まだこれからなのですから!!何人おとすのだ?(THIS)
エリィってからかわれる役なのか、なむー。そして、ロイド君。モゲチマエ!!!!!!!(怒怒怒怒怒怒怒怒(Kyogo2012)
そうですよね、エルファティシアよりも大きなあの胸を好きに、ゲフンゲフン・・・ロイド、モゲロ!(怒)(本郷 刃)
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