真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第十六話 激闘!!シグナムVSガブリ
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ヴォルケンリッター達は、はやてと別行動することとなった

 

言い方は悪いが、はやてが居ることで連携が若干だが悪くなる

 

はやても強さ的に申し分ない

 

しかし、未だヴォルケンリッター達の連携の速さに着いていけていないのだ

 

更にいうなら、はやてが攻撃された場合、はやてを助けることを優先にしてしまう

 

1人でも はやてを助けに行くと、その時点で連携が台無しなのだ

 

はやてが居る場合の連携は、どれだけ はやてを守りながら戦えるかを考えている

 

しかし、はやてが居ない場合、目の前の敵を倒すことだけを考える

 

今回の敵に関しては、後者の方が効率がいいと考えた レティ

 

そして、その考えに賛同した はやて

 

ヴォルケンリッターに反対などできる筈が無かった

 

はやては主君として、逆らわないのは当たり前

 

では、レティは?

 

上官だからか?

 

確かにそれもある

 

しかし、ヴォルケンリッター達はレティに返せないほどの恩がある

 

現在、はやてとヴォルケンリッター達が管理局に努めているのは、闇の書事件の償いであるが、本来ならヴォルケンリッター達は死刑だった

 

当然だろう

 

記憶が無く、反省しているとは言え、シグナム達が殺めてきた命の数は計り知れない

 

しかし、死刑に反対したのがリンディとレティだ

 

この頃、リンディはまだ提督ではなかったが、レティは提督だった

 

無論、提督の発言力は強く、レティの必死の説得により、ヴォルケンリッター達は死刑を間逃れた

 

それだけでも かなりの恩だが、まだある

 

はやて達は、管理局内では陰口を叩かれるのだ

 

「犯罪者の癖に、何故 管理局員になる」

 

「恥ずかしくは無いのか」などだ

 

ヴォルケンリッター達は、自分達の事ならばまだ良かった

 

しかし、はやてのこと言われると、頭に血が上る

 

偶々 夜天の書の主になっただけなのに、何故悪く言われなければならないのか?

 

その疑問と悔しさで、頭が混乱した

 

このまま陰口が続いていたら、その局員をズタボロにしていたかもしれない

 

そんなことをしたら、はやてに迷惑が掛かる

 

わかっていても、我慢の限界というものがあった

 

しかし、レティが陰口を止めたのだ

 

レティのたった一言で……………………………

 

「私の部下にケチをつけるんだな?」

 

この一言で、陰口を言う輩は居なくなった

 

レティは、とても部下を大切にすることで有名だった

 

提督になる前、まだ前線で戦っている頃の話だが、自分の部下を侮辱した犯罪者を瀕死状態にしたことがある

 

その犯罪者は、両腕、両足は勿論、体中の骨がほぼ全て砕かれるという悲惨な目にあった

 

勿論、上層部からは折檻されたが……………………………………

 

ヴォルケンリッター達を自身の部下とすることで、陰口を叩く奴らを威嚇したのだ

 

ヴォルケンリッター達及び、はやての悪口を言ったら…………………………どうなるか、わかるよな?と

 

これほどの恩義がある人に反発するのは、騎士としての誇りが許さなかった

 

ヴォルケンリッターは、はやてでだけでなく、レティにも頭が上がらないのだ

 

シグナム「さて、ここら辺にジュエルシードとやらあるらしいが………………………」

 

ヴィータ「アイツは!!!」

 

ヴィータの視線の先には、

 

ガブリ「ん? ああ、ガキ共か……………………………」

 

大剣のガブリ……………………((暁|ラスヴェート))で唯一レアスキルを所持しない者

 

シャマル「アレは!!」

 

ガブリの手には、2つのジュエルシードが握られていた

 

ザフィーラ「先に取られてしまったか…………………………」

 

シグナム「取られたなら、取り返せばいい」

 

ヴィータ「アイツは強い!!! 油断するなよ!!」

 

一度、ガブリに苦汁を飲まされた ヴィータ

 

シグナム「奴の能力は?」

 

ヴィータ「多分、流水だ」

 

シグナム「魔力変換資質か」

 

まさか、私の正反対である流水の剣士に出会えるとは!!!!

 

是非とも一騎打ちを!!!!

 

シグナムの悪い癖が出てしまった

 

ガブリ「4体1とは、また面倒だが……………………………」

 

大剣を構える ガブリ

 

ガブリ「負けることも無い」

 

ヴィータ「んだと!!! テメェ!!! 図に乗るんじゃねぇぞ!!!!」

 

シャマル「私達の連携、お見せしましょう!!」

 

シグナム「待て!!!」

 

突っかかろうとするヴィータとシャマルを止める

 

ザフィーラ「どうした? シグナム」

 

シグナム「奴は、私1人でやる」

 

ヴィータ「はぁ!?」

 

シグナムの発言に驚くヴィータ達

 

ガブリ「クククククク、強がるな。4対1の方が有利に戦えるぞ?」

 

シャマル「そうよ!! シグナム」

 

シグナム「いや、私1人でやらせてくれ!!」

 

ザフィーラ「何故だ?」

 

シグナム「流水の剣士……………………人生で一度でいいから戦いたいと思っていたのだ!!!」

 

ヴィータ「………………………………………………………」

 

シャマル「………………………………………………………」

 

ザフィーラ「……………………………………………………」

 

呆れて何も言えない

 

シグナム「この機会を逃してしまったら、二度と会えないかもしれない!!! このチャンスを有効活用しなくては!!!!!!!」

 

ガブリ「クククク、ハハハハハハハ!!!!!!!!!!!」

 

急に笑い出す ガブリ

 

ガブリ「まさか、管理局にお前のようなバカが居たとは!!!!!」

 

シグナム「…………………………………………………………………………………」

 

ガブリ「気に入った!!」

 

ガブリはジュエルシードをシャマルに向けて投げ捨てる

 

シャマル「えぇ!?」

 

ガブリ「元々そんな石ころに興味は無かった…………………そんなに欲しいならくれてやるよ!! ただし、この決闘を邪魔するなよ!!!!」

 

シグナム「フッ お前も相当なバカだな?」

 

ガブリ「フン、さあな…………………………………」

 

シグナム「……………………………………………………」

 

お互いに構え、睨みあう

 

シャマル「ああ、もう!!! どうなってもしりませんから!!!」

 

シャマルはジュエルシードを持って、退散する

 

ヴィータ「シグナムの野郎、何時からあんなアホになったんだ!!」

 

ザフィーラ「前からだ、さっさと退散するぞ」

 

ヴィータとザフィーラも、シャマルの後を追う

 

ガブリ「行くぞ!!!!」

 

シグナム「来い!!!!」

 

ガブリ「オラァァァ!!!!!」

 

シグナム「ハァァァァ!!!!」

 

お互いに斬り合う

 

ガキィィィィィィィィィィィン

 

レヴァンティンと、ガブリの大剣がぶつかり合い、火花を散らす

 

シグナム「む? デバイスではないな? その大剣」

 

ガブリ「ああ、怖気づいたか?」

 

シグナム「まさか、寧ろ楽しくなってきたぞ!!」

 

ガブリ「クククク、何所までもアホな奴だ!!!!」

 

ガブリが大剣で、シグナムを薙ぎ払おうとする

 

シグナム「食らわん!!!!」

 

レヴァンティンで、ガブリの攻撃を防ぐ………………………しかし

 

ガブリ「んなもんで、防げるかよ!!!」

 

シグナム「!?」

 

コイツ、何て腕力だ!!!

 

シグナム「グハァ!!!」

 

シグナムは、吹き飛ばされる

 

ガブリ「俺の斬撃を防いだ奴はいない」

 

躱す以外はタブーだぜ?

 

シグナム「なるほどな、大した腕力だ!!! だが、腕力だけで勝てると思うな!!」

 

吹き飛ばされるも、見事に着地する シグナム7

 

レヴァンティン(カートリッジロード! シュランゲフォルム)

 

ガブリ「何!?」

 

連結刃だと!?

 

シグナム「受けよ!!! 我が一撃!!!」

 

レヴァンティン(飛竜一閃!!)

 

ガブリ「しゃらくせぇ攻撃だ!!!」

 

ガキィィィィィン

 

無数に飛び交う刃を悉く弾く ガブリ

 

シグナム「なら、これでどうだ!!!」

 

レヴァンティン(飛竜一閃・轟龍!!)

 

紫色の砲撃が、ガブリを襲う

 

ガブリ「砲撃魔法か!!」

 

剣士とは名ばかりだな

 

ガブリ「オラァァ!!!!!」

 

大剣を振り、シグナムの砲撃をかっ消す

 

シグナム「何!?」

 

ガブリ「さて、今度はこっちの番だぜ?」

 

剣士の誇りと意地がぶつかり合う

 

勝つのは果たして?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は続きですね

 

決着は着くのだろうか?

 

お楽しみに〜

 

 

 

説明
あのガブリに、シグナムが挑む
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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