真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第十七話 激突する刃 |
激突するシグナムとガブリ
勝つのは果たして?
ガブリ「砲撃を使えるのが自分だけだと思うなよ?」
シグナム「…………………………………………………………」
ガブリ「そら!!! プレゼントだ!!」
ガブリは大剣を振る
その衝撃波に流水を乗せ、水の斬撃が生まれる
ガブリ「アクアスライサー!!」
シグナム「砲撃では無く、斬撃ではないか?」
ガブリ「ところがどっこい!!!!」
その斬撃を追いかけ、走る ガブリ
シグナム「!?」
何をするつもりだ?
ガブリ「これで!!!!」
その斬撃に、大剣の切っ先を突き刺す
ガブリ「どうだ!!!!」
ガブリが大剣を再び振るうと、斬撃は青い閃光へと変わる
シグナム(自ら砲撃を作り上げたというのか!!)
その砲撃は、威力は高そうだがスピードが遅く、躱すのは容易い
シグナム「この程度!!!」
シグナムは飛んで躱す
ガブリ「まぁ今のはあいさつみたいなもんだ」
本番はここからだ
ガブリ「ガブリシャス!!!」
ガブリは自身の大剣の名前を呼ぶ
すると、大剣の回りに流水の魔力が纏まりつく
ガブリ「スパイラルエンゲージ!!!!」
渦潮がシグナムに襲い掛かる
シグナム「何のこれしき!!!」
レヴァンティン(カートリッジロード!! ボーゲンフォルム!)
ガブリ「!!!!!」
剣が弓になりやがった!!
シグナム「駆けよ!!! 隼!!!」
レヴァンティン(シュツルムファルケン!!!)
燃え滾る矢が渦潮を貫き、ガブリに襲い掛かる
ガブリ「やるな!!!」
ガキィィィィン
矢を大剣で弾く ガブリ
ガブリ「色々な形状に変形出来る剣か、中々面白い!!」
シグナム「まだだ!!!!」
レヴァンティン(カートリッジロード!)
シグナム「貫け!!! 鶺鴒!!!!」
レヴァンティン(タウゼントフォイヤーレーゲン!!!)
ガブリ「ん? 何所を狙ってるんだ?」
シグナムは矢を上空に放つ
シグナム「その質問は前にもされたな、答えてやる…………………お前だ」
ガブリ「!?」
炎の矢は分散し、紅い雨のように降り注ぐ
ガブリ(これは躱せないか………………………)
なら防ぐまでだ
ガブリは大剣を盾にして、シグナムの攻撃を防ごうとする
ガブリの持つ大剣は、ガブリより大きく、傘代わりに使えるのだ
シグナム「賢明な判断だ、しかし」
私の技の貫通力を舐めるなよ?
そして、紅い雨はガブリの元へと振り注がれた
幾つもの燃え滾る矢が、ガブリの大剣、ガブリシャスにぶつかる…………………しかし
シグナム「なんと……………………………………」
ガブリシャスは無傷
ガブリ「俺の剣が、これぐらいで壊れると思ったか!!!」
シグナム「クッ」
ガブリ「シャークバレット!!」
ガブリが大剣を横に薙ぎ払うと、水が鮫の様な形となり、シグナムに襲い掛かる
シグナム「紫電一閃!!!!!」
水の鮫を斬り裂く シグナム
ガブリ「ここから本番だ!!!」
ガブリは地面に大剣を突き刺す
すると水が溢れ出る
さらに結界を張り、全てを水で埋め尽くす
まるで海のようなフィールドが出来上がる
シグナム(クッ)
結界で閉じ込められている為、呼吸できる場所が無い
ガブリ<得意なフィールドに誘い込む…………………戦いの基本だろ?>
念話で話しかけてくる ガブリ
シグナム(水の中で上手く戦えるか?)
ガブリ<行くぜ!!!>
ガブリが襲いかかって来る
シグナム(!? は、早い!!)
何故だ?
本来なら水の中では、スピードが落ちる筈
ガブリ(クククククククク)
シグナム(アイツ……………………飛んでいるのではなくて、泳いでいるな?)
水の中でも飛ぶのが常識だというのに…………………………………
シグナム(何所までも常識破りな男だ)
ガブリ<食らえ!!>
ガブリが斬りかかって来る
シグナム(ウグッ!)
お、重い………………………………水の中では、奴は更なる力を手に入れるのか?
シグナム(奴が人間なのか疑うな…………………………)
ガブリ<まだまだ行くぜ!!!>
再び斬りかかって来る
シグナム<舐めるな!!>
ガキィィィィィン
ガブリの斬撃を受け止める……………………しかし
シグナム(クッ 腕が痺れた………………………パワーでは、どう足掻いても勝てん)
しかも、水の中ではスピードでも劣る
シグナム(……………………そろそろ呼吸が)
何とかして脱出しなければ……………………
ガブリ<そろそろ呼吸がキツイか?>
シグナム「………………………………………………………」
ガブリ<それじゃ、取って置きの技を披露しよう………………………………バイスデット・スクアーロ!!>
流水の魔力を固めて、5体の鮫を創りだした
シグナム「!?」
ガブリ<奴を食いつくせ!!!>
一斉に襲い掛かって来る鮫
シグナム(ええい、やるしかないか!)
鮫たちに切り掛かる シグナム
しかし、その鮫は魔力で出来ている為、ただの物理攻撃は効かないようだ
シグナム<レヴァンティン!!>
レヴァンティン(カートリッジロード! ボーゲンフォルム!!)
ガブリ(ん? 弓で何をするつもりだ?)
シグナム<舞い上がれ!!! 朱雀!!!>
レヴァンティン(ボルケーノシュトリンクス!!!)
紅い朱雀が舞い、鮫たちを一掃する
ガブリ(何だと!!)
さらに朱雀は飛び、結界を破壊する
ガブリ(チッ!!! こうもあっさり破られるとは!!!)
水は全て抜けていき、再び大地をフィールドとする
シグナム「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
危なかった………………………もう少しで溺死する所だった
しかも大型の魔法を何発も………………………………
シグナム(体力も魔力も限界に近い…………………………)
勝てるか?
こいつに…………………………………………
シグナム(いや、弱気になってはいかんな)
そもそも私の我儘で、1対1で戦っているのだから
ガブリ「お前、思ったよりやるな」
シグナム「………………………………………………………」
ガブリ「下らん小細工は、ここまでにしようぜ? お互いな」
シグナム「………………………………………………………………」
ガブリ「剣で勝負だ……………………………俺とお前、どっちが剣士として強いか」
シグナム「……………………いいだろう」
こいつが、何か小細工をしてこないという保証は無い
だが、ここで勝負を受けなければ、騎士の名が死ぬ
シグナムはキツくレヴァンティンを握りしめ構える
ガブリ「ククククク、ここまで楽しめたのは何時以来だ?」
対するガブリも、大剣を携え、構えを取る
シグナム(次の一撃で…………………………………………)
ガブリ(決めてやるよ!!)
次回、決着
シグナムを贔屓し過ぎかな?
いつも戦闘が長引くシグナム
さて、次回はこの戦いの決着と、再びマインとの戦闘になると思います
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