英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 689
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マインツに到着したロイド達は支援要請を出した町長の家を訪ねた。

 

〜鉱山町マインツ〜

 

「―――失礼します。クロスベル警察、特務支援課です。」

「やあ、君達。わざわざ済まなかったね。」

「よう、しばらくぶりだな!」

家に入って来たロイド達を見た町長と鉱員姿のガンツは声をかけた。

「皆さん、ご無沙汰しています。」

「ガンツさんの方は……身体の調子はどうですか?」

「ああ、あの解毒薬のおかげで特に後遺症もなく、元気でやってるよ。本当にありがとう。改めて礼を言わせてくれ。」

「ふふ、元気そうで何よりです。」

「薬を創ったこちらとしても効果があって何よりよ。」

「それで……『旧鉱山』というところで魔獣が発生したとか?」

ガンツの言葉にエリィとエルファティシアは微笑み、ロイドは町長に尋ねた。

「ああ、町の近くにある数十年前に廃坑になった大昔の坑道なんだが……」

「まあ、立ち話もなんですし、そちらに座ってくださいな。今、お茶を淹れますから。」

そして町長の夫人に促されたロイド達はそれぞれ椅子に座って事情を聞き始めた。

 

「―――封鎖されていた入口の扉が破壊されていた?」

「ああ、数十年前のものだがとても頑丈な扉だった。それが何者かに壊されているのを町の人間が発見してね……」

「2日前には異常がなかったから多分、壊されたのは昨日だと思う。まったく、ふざけた事をしでかす野郎がいたもんだぜ!」

「……気になりますね。」

「一体何の為に破壊したのでしょうね……」

「それで、中を覗いてみると魔獣が徘徊していたと……」

町長とガンツの話を聞いたロイドとリィンは真剣な表情で呟き、ノエルは考え込みながら言い

「でもまあ、昔の坑道跡とかなら魔獣がいてもおかしくないよね?」

「そうよね。それに旧鉱山は今は使っていないのでしょう?」

ワジとエルファティシアは意外そうな表情で尋ねた。

「いや、そうじゃないんだ。おかしいと思ったのは”坑道そのもの”でね。」

「坑道そのもの……?」

町長の話を聞いたエリィは不思議そうな表情をし

「なんつーか……ぼうっと光ってるんだよ。壁そのものが、赤紫色の光に染まっているというか……」

「そ、それは……確かに不気味ですね。」

ガンツの話を聞いて疲れた表情で頷き

「数十年前の坑道となると導力灯もなかったはずだ。何が原因で光っているのか確かに気になりますね……」

ロイドは考え込んだ。

「ああ、町に実害は無いんだがさすがにちょっと気になってね。」

「お忙しいとは思ったんだけど連絡させていただいたの。」

「事情はわかりました。」

町長夫妻の言葉にロイドは頷いた後仲間達を見回して言い

「扉が破壊されたという事は事件性があるとみていいだろう。早速、様子を見に行こう。」

「ええ、わかったわ。」

「了解しました!」

「数十年前の坑道という事は徘徊している魔獣も未知の魔獣である可能性が高いな……」

「準備は怠らないほうがいいでしょうね。」

「フフ……興味深そうな事件だね。」

ロイドの言葉にエリィ達はそれぞれ頷いた。

「ありがとう。よろしくお願いするよ。ガンツ、皆さんのために道を開けておいてくれ。」

「ああ、わかったぜ。そんじゃ、先に行ってるから準備が済んだら来てくれよな!」

町長の指示にガンツは頷いた後町長の家から去って行った。

「……よかった。本当に元気そうですね。」

ガンツが去った後ロイドは安堵の表情で町長を見つめて言った。

「ああ、君達のおかげさ。ただまあ、ギャンブル好きは全然変わっていなくてね。相変わらず休みの日にはカジノでスって帰ってくるよ。」

「ふふ、そうなんですか。」

「まあ、身を持ち崩さなければ問題はないと思いますけど……そうだ、旧鉱山というのは町を出てすぐの所なんですよね?」

「ええ、少し下ってから北西に登った先にあるわ。」

「何が原因かわからない。くれぐれも気を付けてくれ。」

その後ロイド達は準備をした後ガンツが待つ旧鉱山に向かった。

 

〜マインツ山道〜

 

「よう、来たな。」

近づいてきたロイド達を見たガンツは声をかけた。

「ええ、こちらですね。」

ガンツの言葉に頷いたロイドは仲間達と共に破壊された扉に視線を向けた。

「これが破壊された扉か……」

「……確かに何かで断ち斬られていますね。」

「ああ、正直人間の力で出来るとは思えないんだが……で、ここが旧鉱山の入口だ。」

そしてガンツの言葉を聞いたロイド達が旧鉱山の入口に視線を向けると、入口は不気味な光に覆われていた。

「こ、この光は……」

「一体何なんだ………?」

「フフ、何とも妖しげな雰囲気じゃないか。ヤバそうな魔獣もうろついているみたいだね。」

「……まるで”異界”への入口のようね……」

光を見たノエルとリィンは戸惑い、ワジは静かな笑みを浮かべ、エルファティシアは真剣な表情で呟き

「ああ……」

2人の言葉にロイドは重々しく頷いた。

「……どうする、ロイド?場合によっては警備隊の方に連絡してもいいと思うけど……」

「そうですね……捜索の手も増やせますし。」

「……いや、まずは俺達で内部の様子を調べてみよう。手に負えそうになかったら警備隊に応援を要請する。」

「わかったわ。」

「了解しました!」

「ああ!」

「ま、それなら準備は万全にした方がよさそうだね。」

「ええ、何が起こっても対処できるようにしておかないとね。」

その後ロイド達は装備や道具を確認した後鉱山の中へ入って行った。

 

〜旧鉱山〜

 

「これは……」

「確かに……ちょっと普通じゃないですね。」

「地面や壁面がぼうっと光っているみたいだけど……」

鉱山の中に入ったロイドとノエル、エリィは鉱山内の異様さに驚き

「それに、何だこの淀んだ空気は……まるで瘴気のようなものじゃないか……」

リィンは警戒した様子で周囲を見回し

「うーん。リィンの言う通り瘴気のたぐいかもしれないね。……これは上位属性が働いているかもしれないな。」

「それは同感。”僧院”で感じた気配と同じ気配が漂っているわ。」

ワジは考え込んだ後真剣な表情で答え、エルファティシアはワジの言葉に頷いた。

「へっ!?」

「ワジ君、あなた……」

「ど、どうしてティオちゃんと同じようなことを……!?」

ワジの言葉を聞いたロイドは驚き、エリィとノエルは信じられない表情をしてワジを見つめ

「フフ、あの子ほどじゃないけどけっこう霊感はある方でね。どうする?このまま奥を調べるのは結構ヤバそうな気がするけど。」

見つめられたワジは静かな笑みを浮かべて答えた。

「そうだな、でも……」

ワジの言葉を聞いたロイドは考え込み

「さっきから気になっていたけど……上位属性が働いているってどういう事だ?」

「あ、そうか……リィンは知らなかったんだな……」

不思議そうな表情で尋ねてきたリィンにロイドは仲間達と共に説明した。

「!!そうか……それは確かに一筋縄では行かなさそうだな…手n」

説明を聞いたリィンは表情を厳しくして考え込んだ。するとその時ジジジという何かの音が聞こえてきた。

「な、なにかしら?」

「……この音は……」

音を聞いたエリィとワジは不思議そうな表情をし

「―――いけない!」

「不味い!」

何かに気付いたノエルとリィンは厳しい表情をし

「皆さん、下がって下さい!」

「爆弾だ!できるだけ下がれ!」

2人は大声で警告した!

「くっ!?」

警告を聞いたロイドは仲間達と共に奥に向かって走り出した。すると入口付近で大爆発が起こった!

 

〜マインツ山道〜

 

「な、なんだあああっ!?」

一方山道側の入口で待っていたガンツは突然の爆発に驚いて咄嗟的に下がり、爆発によって落下して来た岩によって防がれている入口に近づき

「い、一体何が……おーい!あんたら大丈夫か!?聞こえたら返事してくれ!だ、駄目だ……声が届いている様子がねえ……と、とにかく皆に知らせねえと!」

入口に向かって大声で叫んだ後慌てた様子で町に向かった。

 

〜旧鉱山〜

 

「ガンツさん、聞こえますか!?」

「聞こえたら返事をしてください!」

一方仲間達と共に岩石によって塞がった入口付近でロイドとノエルは大声で叫んだが返事は返って来なかった。

「駄目だ……完全に塞がったみたいだな。」

「で、でもどうしていきなり……崩落する直前、何か音がしてたみたいだけど……」

反応が返って来ない事にロイドは溜息を吐き、エリィは状況に戸惑い

「そういや、どうして君達は崩落するのがわかったんだい?」

「しかもリィンは”爆弾”って言ってたわよね?」

ある事が気になったワジとエルファティシアはノエルとリィンを見つめて尋ね

「あ、うん。かすかに火薬の匂いを感じて危険だと思ったんだけど……」

「俺は経験上かな。メンフィル軍の訓練で火薬を使った爆弾を取り扱った事があるし。」

尋ねられた2人はそれぞれ答えた。

「火薬……?そういえば微かに焦げ臭いような匂いがするね。」

「でも、火薬なんて私達の世界では最近では滅多に使われないはずだし……昔、鉱山で使われていた発破が爆発してしまったのかしら……?」

「いや……いくらなんでもこんな場所に残っていないだろう。多分、爆薬を使ったトラップが発動したんだと思う。」

「ト、トラップ!?」

「で、でも確かにそうとしか思えないかも……」

「ああ……爆発のタイミングがあまりにも良すぎる……」

ロイドの推理を聞いたエリィは驚き、ノエルとリィンは考え込みながら呟いた。

「なるほど、そうか……あの『ジジジ』というのは仕掛けの火花の音だったんだね?」

「……おそらく。誰かが中に入ってから退路を断つための仕掛けだろう。ひょっとしたら、近くに潜んで遠隔操作で爆破したかもしれない。」

そしてワジに尋ねられたロイドは頷いた後説明した。

「で、でも誰がそんな事を……ま、まさか入口の扉を破壊した……!?」

「ああ、その可能性は高そうだ。……何者かは知らないけど完全に嵌められたみたいだな。」

「そんな……」

ロイドの話を聞いたエリィは不安そうな表情をし

「だ、大丈夫ですよ!こういう時のためにエニグマがあるわけですし!」

ノエルはエリィを元気づけて自分のエニグマで通信を始めようとしたが、繋がらず、何かの音が聞こえてきた。

「えっと、これって……」

「多分、導力波が届いていない警告音(アラート)かも……密閉された場所だと届きにくいってマニュアルに書いてあったわ。」

「うう、そうなんですか……」

そしてエリィの説明を聞き、諦めてエニグマを仕舞い

「やれやれ。そう都合よくは行かないか。」

ワジは溜息を吐き

「あ、あの!だったらエルファティシアさんの魔術で岩を破壊してみたらどうでしょうか!?”僧院”やウルスラ街道での防衛戦で何度か見せてもらいましたけど、エルファティシアさんが使う魔術で凄い爆発を起こす魔術とかありましたし!」

ある事を思いついたノエルはエルファティシアを見つめて提案したが

「う〜ん……それはやめといた方がいいと思うわよ?確かに純粋系統の魔術……特に私が扱える最高位の純粋魔術である”ルン=アウエラ”だったら破壊できると思うけど、下手したら爆発の衝撃によってここも崩落して危険よ?」

「あ……その危険性がありましたね……」

エルファティシアの警告を聞いてある事に気付いて肩を落とした。

「…………―――仕方ない。こうなったら先へ進もう。もしかしたら、別の出口が見つかるかもしれないし……下手にここに残っていたらまた爆破されるかもしれない。」

一方考え込んでいたロイドは提案した。

「そ、そうですね……遠隔操作の可能性もありますし。」

「外にいたガンツさんが助けを呼んでくれているとは思うけれど……確かに、犯人の狙いを考えると動いた方がいいかもしれないわね。」

「やれやれ、留まるは地獄、進むは苦難といったところか。君達といるとホント退屈しなくて済むなぁ。」

「その減らず口、今は心強いよ。―――補給はできない。とにかく力を合わせて何とかこの場を切り抜けよう!」

ワジの言葉に呆れた表情で言った後ロイドは仲間達に号令をかけ

「ええ……!」

「ja(ヤー).」

「了解です!」

「ああ!」

「わかったわ!」

号令にエリィ達はそれぞれ力強く頷いた。

 

その後ロイド達は脱出口を探す為に探索を開始した。脱出口を探して鉱山を探索したロイド達だったが脱出口は見つからず、奥の広い場所に到着した。

 

〜旧鉱山・奥〜

 

「ここは……」

「広い場所だな……」

「どうやらこの旧鉱山の終点みたいだな……」

奥に到着したエリィ、リィン、ロイドは呟いた後仲間達と共に広い場所に出た。

「………抜け道のたぐいは結局、見つかりませんでしたね。どうしましょうか?」

「そうだな……危険かもしれないけど入口に引き返すしかなさそうだ。坑道内を調べたかぎり他にトラップは無さそうだし。」

ノエルに尋ねられたロイドは考え込んだ後提案した。

「しかし解せないねぇ。結局、入口を破壊してトラップを仕掛けた犯人は何がしたかったんだい?」

「そうね……この異常な内部についても直接関係はしてなさそうだし。ひょっとして…………人形工房を訪ねた人達とか?」

ワジの疑問に頷いたエリィは考え込んだ後ある事を口にし

「あ………」

エリィの言葉を聞いたノエルは人形工房でヨルグと口論をしていた怪しげな2人組を思い出した。

「ふむ、確かにかなり怪しげな連中だったよね。」

「……そうね。2人からは”負”の感情がさらけ出されていたし、少なくとも真っ当な人間ではないでしょうね。」

(あの2人はリベールの”異変”に暗躍した”結社”の”執行者”と”使徒”………………仮に”結社”がクロスベルで何かを起こす為に暗躍するとしても俺達を狙う理由はないと思うんだが……?)

ワジが呟いた言葉を聞いたエルファティシアは静かに頷き、リィンは考え込み

「そうだな……いや、犯人は頑丈な扉を破壊したり、爆薬を使ったトラップを仕掛けている。そういう荒事をしそうなタイプには見えなくなかったか?」

ロイドは考え込んだ後自分の推理を言った。

「そうね、確かに……」

「うーん……一体何者の仕業なんでしょう?」

(仕掛けられたのが昨日で支援課に連絡があったのが今日。まるで俺達を直接、狙ったようなタイミングだけど……さすがに考えすぎか?)

エリィとノエルが悩んでいる中、ロイドは考え込んでいた。

「ロイド、どうしたの?」

「だ、大丈夫ですか?」

ロイドの様子に気付いたエリィとノエルはロイドに声をかけ

「いや……とにかく一旦引き返そう。ひょっとしたらガンツさんが応援を呼んだかもしれないし……」

声をかけられたロイドは苦笑しながら答えを誤魔化した。

「ん……?……あれは……」

そして遠くにある何かを見つけたロイドが呟いたその時

「―――上だ、気を付けろ!」

何かに気付いたワジが警告した!

 

「なに……!?」

警告を聞いたロイドが仲間達と共に上を見上げたその時、巨大な飛行する魔獣が現れ、ロイド達に強襲し、ロイド達はギリギリ回避に成功した!

「なっ……!?」

「ま、魔獣……!?」

「しかもかなり大きいぞ……!」

「この鉱山に住み着いているボスかしら……!?」

魔獣を見たエリィ、ノエル、リィン、エルファティシアは驚いたり厳しい表情をした。

「な、何だコイツは!?」

「普通の魔獣じゃない!とにかく気を付けて――――」

見た事のない魔獣にロイドが戸惑い、ワジが警戒した様子で警告したその時

「――――――――――――!!」

魔獣は咆哮をロイド達に向け、咆哮を受けたロイド達は身体が急に動けなくなった!

「きゃああっ!?」

「ぐっ!?」

「か、身体が……」

「何だ……力が抜けて……!?」

「こ、この振動が力を奪っているのか……!」

「何て魔獣……!」

身体が動かなくなったエリィは悲鳴を上げ、リィンは唸り、ノエルとロイドは驚き、ワジの推測を聞いたエルファティシアは信じられない表情をした。

「……クッ……………マズイね………」

そしてワジは唇を噛みしめ

「くそ………エリィとノエル、エルファティシアさんだけでも……!」

ロイドは悔しそうな表情で呟き

「ば、馬鹿なことを言わないでちょうだい……!」

「そうですよ………!みんなで切り抜けないと……!」

「”エレン・ダ・メイル”の王を甘く見ないで……!」

ロイドの言葉を聞いたエリィ達はそれぞれ叫んだ。すると魔獣は再び咆哮を上げてロイド達をさらに苦しめた!

「くっ……!」

そしてロイドが苦しみによって唸ったその時!

 

ワオ――――――ン

 

聞き覚えのある雄たけびが聞こえてきた!

「あ…………」

「い、今のは……」

雄たけびを聞いたノエルとロイドが驚いたその時!

「うおおおおおおおおおおおっ!!喰らいなっ!!」

「そらあっ!」

「―――――――――――!?」

なんとランディがロイド達の背後から走って来て、跳躍して魔獣の頭にスタンハルバードを叩き付け、さらに走るランディと同時に飛行していたエルンストがランディが武器を叩き付ける瞬間爆発を同時に起こした!するとロイド達の動きを封じていた振動はなくなり、ロイド達は立ち上がってランディを見つめた。

「あ……!」

「ランディ先輩……!」

「き、来てくれたの……!」

ランディを見つめたロイドとノエル、エリィは明るい表情をした。するとその時、ツァイトが素早い動きでロイド達の近くに現れ

「ウォン!」

魔獣を睨んで吠えた!

「なっ!?支援課の警察犬がどうしてこんな所に……!」

「ツァイトも……!」

「アハハ!すごいタイミングじゃない!」

「フフ、そうね!相変わらず狙ったかのようなタイミングで現れるわね♪」

ツァイトを見たリィンは驚き、ロイドは明るい表情をし、ワジとエルファティシアは笑顔で言った。一方魔獣はロイド達から距離を取った。

「―――話は後だ!このデカブツを撃破する!俺達の全力をぶつけるぞ!」

そしてランディは号令をかけ

「わかった……!」

「任せて……!」

ランディの号令にロイド、エリィは頷き

「目標を撃破します!」

「さっきの借りは返させてもらうぞ……!」

ノエルとリィンは魔獣を睨んで叫び

「クク、久しぶりの狩りがいのあるヤツだ。少しは楽しませなよっ!!」

「ウォン!!」

エルンストは好戦的な笑みを浮かべて魔獣を見つめて叫び、ツァイトは魔獣を睨んで吠えた!

 

こうしてランディとエルンスト、ツァイトを加えたロイド達は戦闘を開始した…………!

 

説明
第689話
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コメント
感想ありがとうございます 本郷 刃様 リセットしてやり直しができるなんてギャンブルじゃないやい!(ゲームの中にいる人達の心の声) THIS様 まあ、碧ではその強さの一角を見せてくれますものねww(sorano)
 いよいよランディ合流。大暴れの時間ですかね?ヴァイスとのやりとりも楽しみです。(THIS)
ギャンブルって結構ハマるんですよね〜・・・・・え? ド○クエの話ですがなにかww?(本郷 刃)
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