恋姫 華陀紀行9 |
「何が自分に出来るのかを考えてみましょう。先ずはそこからです」
気を入れて大声をあげたせいで、宿の主人に怒られてしまいましたが、気を取り直して今後のことを話し合います。
「腕っぷしには自信があるぞ!」
腕を曲げて力瘤を作るような姿勢を見せますが、力瘤無いです・・・ヒョロ腕に見えます・・・でもあれだけパワーがあるとかこの世界はどこかおかしいです。
「それを生かせる働き口はあったのですか?」
「色々と回ったのだが、やはり荒事と言えば賭場場よな!と言うわけで私を売り込みに行っておったのだ!」
また話がループしそうだったので、他を促します。
「それはもういいです。その他はどこか当たりましたか?」
「それは・・・行ったような気がしないこともない」
賭場場しか行ってなさそうです・・・
「他にもできることはあるでしょう?食事処で働いてみたり」
「そんなとこでは身体が鈍ってしまうわ!」
賭場場はいいのか!と言いたいところを我慢しつつ、情報収集したことをもとに話します。
と言っても、お店でお客が話してるのが勝手に耳に入ってきてるだけなんですけどね。
「ここの太守のところには行ってみましたか?」
「太守?」
「ええ」
どうもここでは、異民族に対抗するのに精一杯なようで、付近の賊などは放置する傾向があるようです。
あまり大きな声では言えないため、多少ボリュームを落として話しましたが、祭は食いついてきました。
興味を持ってくれて何よりです。
そして翌日。
早速、思い付いたが吉日といわんばかりの勢いで太守のところへと行ってしまいました。
「そう言うことは早く言わんか!」と何故か理不尽に怒られはしましたがやる気があるのは何よりです。
しかし、今日の鍛練は一人ですることに・・・これも良い機会と捉えて、もっと気で見る力を鍛えようと、通りに出て人の流れを見てみます。
気合いを入れて診ていると、健康な人が意外と少ないことわかりました。
どうも、少しくらいの病気や怪我では、医者にかからないようです。
よく考えたらこの町に医者っているんでしょうか?
今まで医者にかかったことがない上に、祭の健康状態は、俺が診ている限り悪いところはありません。
気になることといったら、少しずつ胸が大きくなっているような気がするくらいでしょうか?
未だに抱っこちゃん状態です。
働く時間までまだ余裕があるので、十分な観察ができそうです。
そう言えばお店の主人は診たことなかったな・・・
時間は少し早いですが、お店に行くことにしました。
折角の働き口です、店主に倒れられてはかないません。
「おはようございます!早いですがまいりました!開けてもらえませんか?」
返事がありません・・・。
もしかしたら裏で作業してるので、聞こえないのかもしれないと思い立ち裏に回ってみると、倒れている店主を発見しました。
「大丈夫ですか!?」
呻いていてなにかいっているようですが聞き取れません。
まともな返事がないようなので自分で診察してみると、腰の辺りが異様に暗いです。
もしかして・・・回りをみてみると大きな瓶が横倒しになっており、中の水が飛び散っています。
どうやらぎっくり腰のようですね。
身体に気を纏い、店主をお店の中に連れていき、座敷に寝かせます。
悪い場所は分かるのですが、治しかたが分からないのがもどかしいです。
「取り敢えず今日のところは休業日としますよ」
店主の返事を聞かずにさっさとやってしまいます。
一通り店のことを済ませて戻ると、呻き声は無くなっていました。
「すまんな・・・世話になった」
「こちらこそ雇っていただいたご恩もありますしおきになさらないでください。多分ただのぎっくり腰だと思うので暫く養生すればなおると思いますよ」
「ぎっくり腰とはなんだ?」
そこからですか・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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コメント | ||
健康な人が以外と少ないことわかりました⇒意外(黄金拍車) すべてとは言いませんが、ゲームでの華陀の性格は忘れていただいた方がいいかもしれません。(Peru) 華陀、神医への第一歩?でも、転生(?)による突っ込み癖の所為で、精神的に少々老けて見えるこの華陀じゃあ、声もヒヤマンって感じじゃないし、熱血台詞も似合わなさそうだな…。(クラスター・ジャドウ) |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 祭 | ||
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