恋姫 華陀紀行11 |
連れていかれたのは太守のところです。
ここまで来るのに事情を聞きたかったのですが、「黙って着いてこればいいのだ!」の一言で終わりました。
もう少し説明とかあっても良いと思うのは我儘なんでしょうか?
つれていかれる最中、脇に抱えられていたのですが、誰も人拐いなどとは思わなかったようです。
思ってても、誰もかかわり合いになろうとしなかっただけかもしれませんが・・・。
「黄蓋だ!通してもらうぞ!」
そう言うと、門番を振り切って入っていきました。
知ってて当たり前みたいな態度はどうかと思いますよ?祭は今日ここを訪れたばかりですよね?
そして庭で待つこと暫し、太守と面会しました。
忙しいところを出てきていただき恐縮です・・・。
「これが先ほど話した我が弟子だ!ほれ」
背中を押されて催促されました。
挨拶しろってことですね、わかってますよ。
「私は姓を華、名を陀と申します」
何故か礼儀たたしく挨拶し、頭を垂れたはずなのに何も言葉が返ってきません。
恐る恐る顔をあげると、驚いたような顔をしていましたが、ハっとして表情を和らげ笑い始めました。
「はっはっは!いやいやすまんかったな!弟子は師に似ると言うからてっきりそうとばかり思っていたが違うようだ!わしは劉基という。楽にしていいぞ」
一体祭は何をしたんでしょう?知りたいようで・・・いえ、やっぱり知りたくないです。
「えーっと、この度はどのようなご用件があったのでしょうか?」
先ほどから何故か嫌な予感・・・有り体に言えば何かに巻き込まれそうな予感がヒシヒシと感じます。
「いやなに、この黄蓋の実力は分かったのだが、いきなり客将にせよと言われても簡単には許可できまい。なので、納得出来るものを用意するよう伝えたところお主を連れてきたというわけだ」
はい・・・何かさせられるのが確定してしまいました。
恐らく自分が練兵すれば強くなるぞ!というのを見せつけるてめでしょう。
確かに情報を渡したのは俺ですし、働いてほしいと思ってはいたのですが、変なところで巻き込むのは勘弁して欲しいです・・・俺の昼食・・・。
この世界での楽しみなんてそんなに多くないんだからな!
そんなこんなで試合をすることになりました。
甚だ不本意ではありますが、祭のためです。
と、思ったのも試合内容が決まるまででした。
始めは一対一のはずが、何を思ったのか、「そんな軟弱な鍛え方はしておらん!五人くらいまとめてかかっていくくらいで丁度よい!」などと言ってのけたのです。
(なんで難易度上げるんだよぉおお!)
と言うわけで、五対一での試合が始まりました。
もし万が一負けたら素晴らしい鍛練が待っているそうです。
それもそれでいいような・・・。
いかんいかん、それでは祭の雇われ計画が破綻してしまうかもしれない。
取り敢えず、気を取り直して相手を観察しますが、どうも気を使えそうな人はいないようです。
身体だけはとても頑丈そうに見えるのですが・・・。
「準備はよいか?」
「はい!」
「では・・・始め!」
流石に試合内容は双方ともに無手となっています。
まあ、武器を持ったからと言ってそう簡単に負けるはずがないのです、毎日祭に鍛えられてません。
賊狩りでも多対一を経験しているので、不安も少ないと言うのもありますがね。
結局勝つことはできました。
但し、いくつかかすったり避けるはずが、急遽防御させられたりとしてしまったので、後で祭に何か言われそうです。
賊とは違い、ちゃんと連係して攻撃してきたのには焦りました。
連係されるとこんなにもやりづらいとは思ってもみませんでした。
しかしこれで祭の雇われも決定的でしょう、ひと安心です。
「うむ、勝者華陀!これをもって黄蓋を客将としよう!皆異存ないな?」
数人渋い顔をしている人はいますが、反対する人は居ないようです。
「ところで華陀よ。お主も雇われてみぬか?」
えっ?
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。作品説明を入力してください |
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コメント | ||
皆依存ないな?」⇒異存(黄金拍車) 若かりしころのかんがえということで・・・。(Peru) いや、本当に人の話を聞けよ。(劉邦柾棟) |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 祭 | ||
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