恋姫 華陀紀行12 |
結局断ることも出来ずにずるずると雇われることになりました。
個人的には結構粘ったんですよ?
既に定食屋で働いてますし、こんな子供を雇うのはどうかなど色々と・・・無駄な努力でしたが・・・
定食屋には、人をやってその旨を伝えにいったようです。
子供云々に関しては、「その子供に大人が負けたわけだが?」などと笑顔で見られ、周りの人たちは少々ご立腹のご様子。
ただ、雇われる内容を聞いて一応決めましたよ。
どうやら有力豪族の子供の護衛・・・という名の子守りのようです。
そんなのを流れ者に任せていいのか?と思いましたが、その子の母親は庶民の出らしくあまり仰々しくするわけには行かず、かといって放っておくわけにもいかないので困っていたそうです。
年は二歳でぼちぼちと動き回るとのこと。
それならいいかと、引き受けた次第です。
住む場所は、太守が用意してくれました。
太守のところからすぐ近くのところで、それなりに大きいと思いますので、二人で住むには十分でしょう。
維持に関しても人を遣わせるそうで至れり尽くせりです。
これで宿代がうきます・・・せこくてすいません・・・。
一応その日の内に定食屋に行き店主に挨拶しておきます。
流石にそのまま、はいさよならは不味いでしょう。
「と言うわけで、突然ではありますが、今日でお暇することになりました。態々雇っていただいたのにすいません。」
「いいって。気にすんな。残念ではあるが、相手が太守様ならしかたねえさ。」
気分すっきりと送り出してくれ、今日の分ということでお給金も貰いました・・・しかも結構重いです。
「ありがとうございます!」
貰えるものは貰っておこうの精神で精一杯の感謝の気持ちを伝えます。
「またこいよ!」
そう言ってお店へと戻っていきました。
帰って中を見てみると、銭の他に団子が入っていました!
あの時食いそびれたやつです!
もぐもぐ食べていると、酒をチビチビと飲んでいた祭が、こちらに気付きました。
「何やら旨そうなものを持っとるの。あてに丁度よさそうだ。」
あの時の食べ物の恨みを忘れたわけではありません!決して!
「これは、(もぐもぐ)誰かさんが、(もぐもぐ)昼食の邪魔を、(ごくん)したさいに楽しみにしていた最後に食べようと思っていたお団子です。それを今食べてるだけです。本来はここには無いものと考えてください」
「かーー!そんなとではでかい男になれんぞ!一個くらいよいではないか!」
自分のことは棚にあげてそんなことをいってきます。
そっぽを向いて食べていると、後ろから抱きつかれ袋の中の団子を食べ始めました。
気配を消してまで食べに来るって・・・才能の無駄遣いですよ・・・。
「うむ!旨いな!」
機嫌がいいようで何よりですよ・・・まあ後ろから抱かれるのも悪くはないです。
「残りはあげますからこのまま寝かせてもらいますね」
何時もより疲れましたが、気持ちよくねれそうです。
翌日。
紹介状を持ち豪族屋敷へとやってまいりました。
なんか、見た目無駄にでかいです。
やっぱり金持ちはそれなりに金を持ってることを顕示しないといけないのですかね?
金を持ってると逆に狙われそうな気がするのですが・・・小心者ですね。
「すいません。太守であられる劉基様のご紹介で参りました。華陀と申します。これがその旨を認めたものです。ご取り次ぎ願います」
話が通っていたのか、少し不審そうな顔はされましたが、中に通していただきました。
やはり、外から見た印象通り中に関してもお金をかけていますね、実家の屋敷より立派です・・・やっぱり本物?の金持ちは違うな。
自己紹介を済ませて、ご対面です。
と言うかその前の挨拶しないといけない人が多すぎます!せめて広間があるんだからそこに全員あつめろよ!と思いはしますが、所詮雇用される側、そんなこと口が避けても言えません。
で、ここで面倒を見ることになったのが・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 祭 | ||
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