恋姫 華陀紀行14 |
喧嘩している二人に走っていく公孫賛を全力で追いかけて、後ろから捕まえます。
危なかったですね〜ちょっと考え事をして油断していました。
「離して〜」
ジタバタと暴れますが、勿論離しません。
一気に駆け抜けたせいか、砂埃が舞い上がり周りの人が、口許を押さえて非難がましくこちらを見てきますが、そんなもん無視です。
「喧嘩駄目なの!」
少し落ち着いたのか、指で指し示しながら不満顔で言ってきます。
確かに、殴りあいの喧嘩は駄目だといったような気がします。
しかし、だからと言って突っ込んでいかれてはたまりません。
「公孫賛。よく聞いておくれ。あの人たちは叩きあうことが好きなんだよ。それをみんなに見てもらいたがっているんだ。そういう人もいるということを忘れてはいけないよ。さあ、そろそろお昼だ。帰ろうか。」
上手い言い訳が浮かんだものです。
SMなんてジャンルがあるくらいです、きっとこの時代にも似たような趣味の人はいるでしょう。
これで、今後誰かが喧嘩していても無闇に注意しにいったりはしないでしょう・・・多分・・・。
これで帰ろうとしたところ、後ろから何故かこちらの方に向けて声が掛けられます。
「ちょっと待てや!」
きっと気のせいか、他の誰かでしょう、俺には見に覚えがありません。
そのままさらっと帰ろうとしたところ、こちらに向けて後ろから走ってくるものがいます。
うんざりしながら振り替えると、先ほどの二人が喧嘩していたときより、さらに顔を真っ赤にしてこちらを睨んでいました。
どうも公孫賛を説得したときの内容が聞こえたようですね。
そのまま喧嘩してればいいものを・・・。
「てめえ!このまま無事に帰れると思うなよ!」
どっかの悪役が口にしそうな台詞です。
もしやこれが噂に聞いた負けフラグ!というやつでしょうか?使う人はじめてみました。
賊とかなにか言う前に殲滅してたので、なかなか聞く機会が無かったんですよね。
「なんのご用でしょう?」
「しらばっくれるな!さっきのは聞こえたぞ!」
ため息が出そうです・・・。
「聞こえたからなんだと言うのですか?」
「勿論落とし前をつけさせてもらうのさ!」
若干ニヤニヤしながらいってきます。
喧嘩の原因は分かりませんが、かなりどうでもいい内容だったようですね・・・通りの従来あるとこで喧嘩なんかすんなよ・・・。
「公孫賛。ちょっとあっちを向いててね?」
「わかったー」
さて・・・さっさと終わらせますかね。
折角なので、ツボを押す練習にします。
勿論激痛なやつです。
最近は調練にて少し疲れて帰ってくる祭に、ツボマッサージを施していますが、なかなか好評です。
なんか艶っぽい声を出されると少し興奮してしまいます・・・まあ余談ですがね。
「ふむ・・・ではここは?」
「!!!!!」
あまりの痛みに声がでないようです。
とても参考になりました。
途中から公孫賛に見られていますが、端から見たら指でツンツンしてるだけなので問題ないでしょう。
満足したので帰ることにします。
「では、公孫賛帰りましょうか」
「あの人たちは?」
「あまりの気持ちよさに寝てるのですよ。人に見られるのが好きそうなのでこのままにしておきましょう」
「はーい」
素直な子です。
これからも素直に育っていって欲しいものです。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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コメント | ||
アレン君からアミバ様になってないか^^;(黄金拍車) 口許を押さえて避難がましくこちらを見てきますが⇒非難(黄金拍車) 白蓮・・・・(´;ω;`)(劉邦柾棟) |
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