蒼天の雫5
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リン「剣お腹すいた。」

剣「わかった、わかった、僕の弁当をあげるよ。」

リン「ありがとう。」

リンは無愛想にお礼を言って口に弁当をほうばった。

リン「おいしい。」

リンが言うと友花が、

友花「龍ちゃんって料理できたんだ。」

剣「普段は面倒くさいから作っていないだけ・・・ってリン、昼ご飯作っただろ!」

リン「知らない・・・机に無かった。」

剣は机に頭を抱えて、

剣「冷蔵庫に入っていると書いた紙を机に置いておいたはずだけど・・・」

リン「知らない・・・」

剣はそのまま姿勢で硬直してしまった。その時剣のお腹が『グ〜』と鳴った。

友花「龍ちゃん」

友花が少しもじもじしながら言う。

剣「ん?」

友花「龍ちゃん、良かったらだけどこのお弁当食べる?」

友花はそう言って鞄からもう一つの弁当箱を取り出した。

友花「今日はちょっと作り過ぎちゃって。」

剣「ありがとう!」

剣はそう言って友花から受け取った弁当をすごい勢いで食べた。

剣「ごちそうさま〜」

友花「お粗末さまでした。」

リン「剣早く帰ろう。」

リンが剣の腕を引っ張る。

剣「いや今日は4時間授業だけどまだHRが終わってないから帰れないんだけど・・・」

リン「一緒に帰るもん・・・」

リンは涙目で剣の腕にしがみつく。

剣はクラスや廊下からこちらを覗いている男子生徒に睨まれた。

剣「え?僕?」

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また更新遅れました。すみません・・・
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