恋姫 華陀紀行21
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 流石に狼です数匹やられて敵わないと見るや即時撤退していきました。

 

 

 引き際は素晴らしいですが、相手の実力が分からないものですかね?主に野生の勘で。

 

 

 こちらが、気を押さえ込み、一般人よりも弱っている風に見せかけたのもありますが、取り敢えず食料を手に入ったことは喜ばしいことです。

 

 

 後はこのお肉を解体するだけです。

 

 

 こう言うときほど、母上に貰った短剣のありがたみを感じます。

 

 

 普通の短剣に比べて肉厚ですが、かなり頑丈なんですよね。

 

 

 切れ味はまあまあしかないですが、それは俺の研ぎの腕のせいでしょう。

 

 

 食べられそうな部位だけ取り後は離れた場所にそのまま放置します。

 

 

 解体した場所には土をかけるのも忘れません・・・まあ臭いで寄ってくる可能性を否定はできませんが・・・。

 

 

 放置した残りの部分については他の動物が食べてくれるでしょう、所詮この世は弱肉強食なのです。

 

 

「師匠。お肉取り終わりましたよ」

 

 

 祭は捕ったお肉を焼いていました。

 

 

「そうか、ごくろう。もう焼けるから座るといい」

 

 

 そろそろ焼けたようです。

 

 

「ほれ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 竹串に刺した肉をもらい食べていきます。

 

 

 毎度思いますが塩コショウかけて食いたいです・・・。

 

 

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「長〜州〜!」

 

 

「やめんか見苦しい」

 

 

 頭を叩かれてしまいました。

 

 

 久しぶりのビックな町に浮かれてしまったので、これくらいは許容してほしいです。

 

 

 結構賑わいのあるところですね、ここは。

 

 

 先ずはこの先どうするんでしょう?

 

 

「これからどうしますか?」

 

 

「んん〜まずは色々と話を聞いてから判断するかの」

 

 

 と言うことは、ここには長居しない可能性があるわけですね。

 

 

「今回はどうするのだ?」

 

 

「同行しますよ」

 

 

 以前のようになっては困りますからね。

 

 

 と言うことで、食事をとり店を回りながら情報を集めます。

 

 

 祭が人と話している間にこちらは物価の調査です。

 

 

 やっぱり同じ品質ならより安く売ってるところで買いたいですもんね。

 

 

 祭みたいにどこの店でも値切る技量は凄まじいのですが、安いところで値切った方が底値が低くなるに違いありません!・・・まあ思い込みかもしれないですけどね。

 

 

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「冬も近い。ここで雇われ先を探すか。もう少し先に行ってみるか迷うところだな。」

 

 

 いろいろ回ってみたのですが、働き口は結構ありそうでした。

 

 

 しかし旅を続けるにしても、無理はできません。

 

 

 流石に外で雪でも降られた日には凍死の恐れもあります。

 

 

 かまくらでも作って裸で身を寄せ会う二人・・・シチュエーション的には悪くはありませんが、その後助かる見込みがなければただの自殺です。

 

 

「では、働き口を探さねばなりませんね」

 

 

「私は既に決めてある。後は白夜だが、お主なら問題はあるまい」

 

 

 あの祭さんが!きちんと!自分で見つけて!さらに!決めてあるなんて!成長しましたね・・・泣けてきそうです。

 

 

 ん?しかし、決めただけで雇ってもらえると決まったわけではないのでは・・・。

 

 

「私は自分の技術をさらに磨きたいと思いますので、医者のもとにでも通いたいと思います。他の人の診察の仕方も参考にしたいですし。それが叶わなければ、またどこか探してみます」

 

 

「ではしばらくは、この宿を拠点とするか」

 

 

「わかりました」

 

 

 軽く飲んで寝ることになりました。

 

 

 寒い日に祭の抱き枕は心地いいですね・・・もうすぐ十歳近いですがまだセーフなはず・・・。

 

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀  

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