真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第十九話 凛天使
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シグナムと別れ、別行動を取っているヴォルケンリッターの3人

 

残りのジュエルシードを求めて、ひた走る

 

ヴィータ「ジュエルシードの魔力が感じた場所は、ここら辺だろ?」

 

シャマル「先に取られてしまったのかも……………………………」

 

ザフィーラ「我らが持っているのは2つ、レティ提督も2つ」

 

ヴィータ「合わせて4つか、それ以外は全部持っていかれたのか?」

 

シャマル「……………………………………………………………………」

 

ザフィーラ「っ!! 鋼の軛!!!!!」

 

いきなり技を使う ザフィーラ

 

ヴィータ「はぁ? 何してるんだよ?」

 

ザフィーラの行動に驚く ヴィータ

 

ガキィィィィィン

 

するとザフィーラの技に何かがぶつかる

 

シャマル「な、何!?」

 

見てみると、それは紙だった

 

ヴィータ「何だよ、ただの紙切れじゃねぇか」

 

ザフィーラ「本当にそう思うか?」

 

ヴィータ「え?」

 

ザフィーラ「我の技を切り裂くのが、本当にただの紙切れか?」

 

鋼の軛が切り裂かれていたのだ

 

シャマル「何らかの技?」

 

ザフィーラ「そう見た方がいいだろう、明らかに我らを狙っていた」

 

?「中々良い反応をする」

 

上空から女性の声が聞こえる

 

シャマル「誰!?」

 

シャマルが上を見上げると、女性が飛んでいた

 

ただ飛んでいるのなら、驚くことは無い

 

しかし、彼女は天使の様な、巨大な羽をはばたかせて飛んでいるのだ

 

いや、よく見ると羽は紙で出来ているようだ

 

ヴィータ「何だ? アイツ」

 

?「私の名はハルク………………………天使のハルクだ」

 

シャマル「((暁|ラスヴェート))!!」

 

ハルク「そうだ、残り数少ない((暁|ラスヴェート))のメンバーだ」

 

ハルクは指で挟んで、ジュエルシードを見せる

 

ヴィータ「あれは!!!」

 

ハルク「これが最後のジュエルシードだ」

 

人差指と中指、中指と薬指に挟まれたジュエルシード

 

((暁|ラスヴェート))は計17個も所持している事となる

 

ザフィーラ「…………………返してもらおうか、それは危険な物なのだ」

 

ハルク「断る、寧ろお前たちが持っているジュエルシードを差し出せ」

 

ヴィータ「へっ 元から説得なんかするつもりはねぇ!!! 全力で行くぜ!!!」

 

シャマル「仕方ありません、ロストロギアの無断所持は法律違反です」

 

ヴィータとシャマルは戦う気が満々のようだ

 

ハルク「フン、管理局の犬が……………………………………正義 面するな、虫唾が走る」

 

ヴィータ「言ってろ!!!!」

 

アイゼン(シュワルベフリーゲン!!!!)

 

小さな鉄球を打ち出す

 

ドスッ

 

ハルクは躱す動作を見せず、直撃する……………………そして

 

ヴィータ「なっ!!!!」

 

小さな鉄球は、ハルクの体を貫通する

 

シャマル「ヴィータちゃん!!!」

 

ザフィーラ「おい!!! 非殺傷にしていないのか!!!」

 

ヴィータ「いや、そんなはずは………………………………………」

 

ヴィータは動揺する

 

ハルク「案ずるな、殺傷だろうと非殺傷だろうと関係ない」

 

ヴィータ「!?」

 

シャマル「え!!!」

 

ハルクの体には無数の小さな穴が出来ていた

 

ヴィータの技の痕である

 

しかし、そこから出血していない

 

寧ろ、穴を通じて向こう側が見えている状態である

 

この時点で人間の体の構造では無い

 

ハルク「言っただろ? 私は天使……………………神に仕える者」

 

ヴィータ「……………………………………………………………………………………………」

 

ハルク「死ぬことは無い」

 

ザフィーラ「おかしい、人間の体では無い」

 

シャマル「本当に天使だと言うの?」

 

ハルク「次は私からだな」

 

ぺリッ

 

羽根を一枚千切る

 

やはり、それは紙のようだ

 

ハルク「紙手利剣」

 

ピッ

 

ハルクはその紙を投げる

 

ヴィータ「危ねぇ!!」

 

ヴィータは紙一重で躱す

 

外れた紙は地面に突き刺さっている

 

シャマル「紙の硬度じゃない!!!」

 

ザフィーラ「まるで鋼だな」

 

ハルク「神の裁きだ、存分に味わえ」

 

ヴィータ「へんっ!! 紙の裁きの間違いだろ!!!」

 

ヴィータは臆することなく、ハルクに近づく

 

アイゼン(カートリッジロード! ラテーケンフォルム)

 

ヴィータ「ラテーケンハンマー!!!!」

 

ヴィータの技が決まる………………………誰もがそう思った、しかし

 

ガキィィィィィィィィィィィン

 

甲高い音と共に、ヴィータの攻撃は弾かれる……………………羽によって

 

ヴィータ「何!?」

 

ハルク「忌々しい奴だ、我が羽を使わせるとは」

 

ハルクは、ヴィータの一撃を羽で弾いたのだった

 

ハルク「消えろ」

 

羽から大量の紙が射出される

 

その紙の切れ味は刃にも劣らない

 

ザシュッ

 

ヴィータ「グッ!!!!」

 

斬り裂かれてしまう ヴィータ

 

ザフィーラ「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

 

ザフィーラがハルクに殴りかかる……………………しかし

 

バサッ

 

もう片方の羽がザフィーラを弾く

 

ザフィーラ「グッ!!!」

 

ハルク「無駄なことを……………………………………」

 

シャマル(わからない…………………………一体どのような能力なの?)

 

ハルク「不思議そうだな? 私の能力が」

 

シャマル「!?」

 

思っていることを言い当てられて驚く シャマル

 

ハルク「((紙遊び|イモレトル・ルスト))…………………………神に愛された能力だ」

 

シャマル「紙遊び………………………………」

 

自由自在に紙を操る能力というわけね……………………………………

 

不便そうに見えるけど、これは強い

 

シャマル(けど水や火に弱いはず……………………………)

 

なら、ここは私が…………………………………

 

ハルク「紙手錠!」

 

シャマル「これは!!」

 

手錠とは名ばかりで、紙で体全体を縛られる シャマル

 

ハルク「敵が複数いた場合、頭を潰すに限る」

 

ハルクは紙を集めて細長い棒にする

 

その棒は先端が尖っている

 

ハルク「ではな」

 

その棒状の紙をシャマルに向けて投げる

 

ハルク「((紙の聖槍|ゴット・スプレクション))!」

 

シャマル「!!!!!!!」

 

ザシュッ

 

ハルクの技が、シャマルの腹に突き刺さる

 

シャマルの体を貫通した紙は、血で真っ赤に染まっていく

 

ハルク「む? 私としたことが急所を外してしまったか」

 

再び紙で先端が尖った棒を創る

 

ハルク「いらない苦しみを与えてしまったな……………………………だが、これで楽になる」

 

ヴィータ「シャマル!!!!」

 

ザフィーラ「これ以上はさせん!!」

 

ヴィータとザフィーラが、ハルクに襲い掛かる…………………………しかし

 

ハルク「紙手錠!」

 

ヴィータ「何!?」

 

ザフィーラ「仕舞った!!」

 

ハルクの紙手錠はバインドの役割を持っている

 

つまり2人は動けない

 

ハルク「さらばだ」

 

そして、ハルクは投げる…………………シャマルに向けて

 

シャマル(ああ、私はここで死ぬのかな?)

 

もう少し生きたいけど……………………………

 

ハルクのキバが、シャマルに襲い掛かる………………………………そして

 

スパァァァァァァン

 

切断される…………………………………………………………………………………………………………ハルクの技が

 

ハルク「何?」

 

ヴィータ「お前は!!!」

 

ザフィーラ「いいタイミングで来てくれた」

 

フェイト「遅れてゴメン」

 

シャマル「フェイト……………………ちゃん?」

 

ハルクの技を切断したのはフェイトだった

 

フェイト「シャマル、少しだけ待っていて。もうすぐユーノが来てくれる」

 

シャマル「は…………い」

 

意識が朦朧とし始める シャマル

 

フェイト(不味い、あまりにも血を流しすぎている)

 

頼む ユーノ………………………急いでくれ

 

フェイト参戦!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャマル大ピンチ!!

 

救えるのか?

 

そして次回、天使は閃光を誘惑する

 

 

 

 

説明
ハルクの実力は如何に?
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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