恋姫 華陀紀行34 |
ぱっからぱっから。
少し肌寒いですがよい天気です。
たまにはこうやって馬に乗って外に出るのもいいものですね。
「もっと早く!」
何やら横を素晴らしい速さで駆け抜けていっている人もいますね・・・。
貴女、馬は初めてだって言ってませんでしたか?何で既に早駆けなんて出来るんですか?もしかして馬に乗れるのは標準装備なんですか?
出来る人は出来ますよね・・・そうですよね・・・俺には馬に乗る才能なんてあるとは思ってませんよ・・・。
両手離して武器振り回せるくらいで浮かれてました・・・目の前で馬超が棍を両手で振り回してます・・・。
無邪気ですね・・・。
自信を無くすことはないさ!人には向き不向きがあるんだ!
やって来ましたよ〜。
目の前には何やら簡易な柵がされてますね。
柵の隙間からは家がポツポツと窺えます。
柵自体もなんか取り敢えず作ってみました?的な物ですね。
「ほれ、いくぞ」
「少し待ってください。馬超!こっちだよ!」
祭に催促を受けますが、馬超が自由奔放過ぎるんです。
そんなに馬が気にいったんですかね?
「呼んだ?」
馬からさっと降りてきます。
乗るときもひとりでやってしまいましたし、どこにそんな力があるんですかね?それに初めてなのに尻は痛くないんでしょうか?不思議が一杯です。
祭と一緒に柵?を抜けて村の中へと入っていきます。
中に入ると老人を先頭に数名が待機していました。
「ようこそおいでくださいました。案内致しますのでどうぞこちらへ」
「いや、案内は結構じゃ、賊どもの情報を教えてもらいたい」
そうなんです。
俺達が北方面に行くことになったんです。
何故か馬超までつれての賊退治です・・・。
あれはそう・・・祭を連れて馬騰の元に行ったときでした・・・。
「戻りました」
「賊退治と聞きましたぞ!お任せなされ!見事退治してご覧にいれよう!」
祭はヤル気満々です。
まあ、毎日鍛練ばかりですから、自分の実力を見せ付けるいい機会なのでしょう。
約二年いますが、こう言うときしか出番があまりないんですよね。
「殺ってくれるか?」
「無論!」
なんか違う言葉に聞こえたのは気のせいですかね・・・。
「うむ。そう言ってくれるとおもっとったぞ!ただ、そこへこの子を連れていってくれ」
馬超が前に進み出てきます。
「よろしく!」
・・・。
何が起こるか分からないとこに連れていくんですか・・・。
俺のときは、戦闘ではなく見識を広める旅が目的だったからあれでしたけど・・・いきなりかましてきますね。
馬超カバーしながらだと祭が思いっきり戦えないんじゃないかなあ。
「連れていくだけでいいのかの?」
祭も同じような心配をしているようです。
「安心せい。お主が気にせんでもいいように護衛は付けるぞ」
そうですよね。
ただ戦の雰囲気を味会わせるだけですよね。
「ほれ、お主の横におるのをつけるなら、黄蓋も安心じゃろ?」
その言葉に祭は納得したようです。
ん?・・・祭の横って俺しか居ないんですけど・・・?
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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それが何か?(劉邦柾棟) | ||
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