恋姫 華陀紀行35 |
さて、賊どものアジトと思わしき場所へは、祭のみで行くことになりました。
俺と馬超は村に少しの兵と一緒に居残りです。
この村は、一度襲われたようで、少なくない数の人が怪我をしていたため、俺が見ることになりました。
俺が残るのだから勿論馬超も一緒です。
ほとんどが打撲ですが、一部斬り傷の人もいて、少し膿んできています。
そんな人たちを一通り治療です。
馬超は医療に関してあまり興味は無いようで、馬の世話をしています。
「はい、これでいいよ。後は前の人にもいったけど清潔にしててね」
「はい。ありがとうございます」
皆恐縮するばかりです。
俺なにか変なことしましたかね?
終わったあとに、村長に聞いてみたら、無料で診察した上に、治療してもらえるなどあり得ないそうです。
しかも、この村には医者がいないので、基本的には寝て治すらしく、それでたまに死人も出るとか・・・。
伝染病にでもかかったら一発で滅びますね・・・。
だから皆あれほどおどおどしてたんですね。
明日には祭たちもアジトに着くくらいかな〜。
寝ていると、誰かが近付いてくる気配を感じました。
人数は二人・・・夜も更けており、とても静かです。
屏風で遮った隣には、馬超が規則正しい寝息を立てています。
気配察知の能力も大分上がってきたと言わざるをえないでしょう。
村の端の方の家なので、この二人が確実にこの家に向かっているのがわかります。
気の範囲は大体半里くらいまで広げられます。
気の扱い頑張ってますから!武術で祭には勝てなくても、気の扱いで勝てばいいんです!
と言うことで、近付いてくる二人ですが・・・もしかして賊の類いですかね?
それにしては方角的に村の中から来たようですが・・・。
取り敢えず、護身用の短剣は肌身離さず持っているので、大丈夫ですが、馬超も居るし鍼も準備しておきましょう。
ゆっくりと、音をたてないように二人が入ってきました。
どうやら女性のようです。
こちらの寝たふりには気付いていないようですね。
手には既に何時でも起き上がって鍼を投てき出来るように布団をずらしてあります。
これだけ暗ければ分かりにくいでしょう。
これでも夜目はききますし、気にて見てみれば一目瞭然です。
万物すべてに気は宿っているのだから!
・・・・・・・・・・・・
なんで服を脱ぎ始めてるんですか?
茫然とその光景を見ていたら、馬超が起きてきました。
「おしっこ」
「あーはいはい、こっちだよ」
素で対応してしまいました。
馬超はどうやら寝惚けているようです。
裸の女性たちをスルーして、馬超の用をたさせて布団に放り込みます。
「さてと・・・そのままでは寒いでしょうし、服を着てはいかがですか?」
二人はしばらく固まったままでした。
二人に服を着させて、冷えた身体を、気の循環を上げることで暖めます。
なぜこんなことをするのか、事情を確認したところ、ぶっちゃけ村長命令みたいです。
どうも、医者というのは神にもひとしい存在みたいで、子供を授かればその子も医者になるに違いない?みたいなことを言われたみたいですね。
もし認知しろなど言っても、偉い方に知られると殺される恐れもあり、おいそれとは言えないので、もし出来たとしても自分達で育てるので、その辺りは気にせずに抱いてくれとのこと。
いや・・・気にせず抱いていいなんて言われたら・・・仕方ないですよね!
逞しきかなもうすぐ十二歳です!
隣の馬超を起こさないようにね!
据え膳食わぬはなんとやらと言いますし!
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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コメント | ||
いや、それもどうかと思うけど・・・・( ̄◇ ̄;)(劉邦柾棟) | ||
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