恋姫 華陀紀行36 |
いただくべく、服を脱がそうとしたところ、またしても気配が引っ掛かります。
しかも、今度は村の外のようです。
数は三十名くらいですね・・・。
こいつらは・・・賊でしょうね・・・何故今日来るんだよ!
・・・あれ?祭たちはどうしたんでしょう?
簡単にやられるはずはありませんし、二百名ほど連れているので、賊の規模的にも余裕のはずですが・・・。
もしかして行き違いになったのか?
仕方ありません予定変更です。
「どうも賊が近づいてきているようです。あなたは村長に知らせてください。あなたは出来る限り人を起こして戸締まりを確実にするのと武器を持つように言っておいてください。言うだけで決して家から出ようと思わないようにも伝えてくださいね。あまり時間はありませんから。私は連れてきた兵にて対応しますので。では行ってください」
真剣な声で言ったからでしょうか、赤く見えた顔が、青くなり首を縦に振るとすぐに駆け出しました。
こちらも準備します。
先ずは馬超を起こさないと・・・。
「起きなさい馬超・・・ほれほれ」
揺すってみても全く起きないとは・・・言ってもダメならあれですね。
目覚めの一発!
「バシン!!!」
「ぎゃっ!」
なんか特大にいい音がしました。
踞って「う〜う〜」唸っています。
身体に触って無理矢理身体を活性化させます。
これで完全に目覚めたでしょうし、準備運動も不要でしょう。
「馬超。賊が現れました。自分の身は自分で守りなさい」
馬超はこちらの言葉にハッとすると、近くにおいてあった棍を手に取り頷きました。
「よい子です。兵と合流しますよ」
賊はもう四半里くらいです。
ちょいと急ぎますかね。
「起きなさい!」
戸を開けて見ると、十人居たはずですが、一人足りません。
用を足しにでも行ったのでしょうか?
気にしても仕方ないです。
馬超の護衛ではありますが、一応出発した部隊の副将という立場です。
さっさと事態を解決するべく指示を出します。
賊が来る方向は分かっているのです。
一人足りませんが、丁度九人だしスリーマンセルで組ませてひとつに馬超を守らせましょう。
指示を出し終わり、こちらは先に奇襲をかけます。
後ろから少しでもバレないように削っていく作戦です。
もう村からでも昼間であれば見える位置まで来てしまったようですね。
気殺したままでどこまで削れるかなあ・・・。
ゆっくりとする時間がなかったので、ちょっと無理していたのですが、流石に十人くらいやられた段階で気づかれました。
ここからは乱戦ですね。
そう思ったら半分に別れてしまいました。
あー・・・半分は村の方に・・・非常にまずいです。
遠慮は不要ですね、すいませんが、手加減は出来ません・・・成仏してください。
周りは全て敵ということで、当たるをさいわいに身体を斬りつけていきます。
取り敢えず、死んだら運がなかったということで・・・。
殲滅させてから、別れた半分の方へと追いすがります。
一番後ろから襲ったのは間違いだったのかなあ・・・。
追いかけると、更にふたてに別れました。
配置した兵に気付いたようです。
足止めのつもりで、配置してるので止まればいいものを、回り込んで奇襲する気ですね。
やっと追い付いた。
追い付きさまに全員斬りつけます。
残り半分です。
っておい!後ろ来てるぞ!
「まだいるぞ!」
まったく!一番後ろに馬超を配置したくなる気持ちはわかるけど、後ろを誰も守ってないじゃないか!
確かに、俺がこっちから賊は来るって言ったけどさ、後ろがら空きってどうよ!
こちらの上げた声に、一瞬賊の動きが止まりましたが、すぐに行動しました。
狙いは完全に馬超ですね。
あー明日は身体を休ませないと駄目かな・・・。
更に身体を加速させて馬超を守るために賊との間に割って入ります。
襲いかかってきた一人目は撃退し、残りは兵にて捕らえました。
それにしても馬超よ・・・割って入ったのはこっちが悪かったけどさ・・・背中に刺さる突きの威力半端ないよ・・・。
俺も取り敢えず倒れました・・・。
格好つかない・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
2089 | 1964 | 13 |
タグ | ||
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 馬超 | ||
Peruさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |