恋姫 華陀紀行37 |
あれから倒れて朝になっても横になっている白夜です。
横では翠が、付きっきりで看病してくれてます。
倒れたあと、お約束と言うことで、「もう駄目かもしれん・・・」などと冗談で言っていたら、泣きそうになりながら真名を預けてくれました。
罪悪感が半端ないです・・・。
あの後兵に、住民に終わったことを伝えさせて、賊の処理をさせました。
どうやら、半数以上は生きていたようです。
しかし、まともに身体が動かないので、応急処置だけさせて死体は埋めさせました。
死体なんて見せしめに野晒しにしたらいいのでは?等意見が出ましたが、「土に返せば肥料になりそうじゃない?」というと納得してくれました。
伝染病とかいっても分からんのですよね・・・あれは祟りの一種らしいです。
最初に説明したらそう返されました・・・。
まあ、納得してくれたからいいです。
夕刻頃に村へとすごい早さで来る気配があります。
数は数十・・・。
この速度は馬ですね。
これがもし賊だったら非常にまずいです。
祭が帰る予定は明日の昼頃・・・取り敢えず村人総出で何とかするしかないでしょう。
「何者かが村に接近しています!数名はすぐに入り口へ!他は戦える者を募ってください!翠・・・ちょっとすいませんが起こしてください」
翠に手伝ってもらいながら、無理矢理活力と痛みを和らげるツボを押します。
数日は動けなくなっちゃうよ・・・。
はっきり言って心配は杞憂でした。
馬で駆けて来たのは祭たちでした。
その姿を見たときには、安堵したものです。
安堵ついでに力が抜けて、肩を貸してもらっていた翠に、全体重を預けてしまいました。
それにしても、戻ってくるの早すぎませんか?賊はどうしたんでしょうか?
「無事なようじゃな」
「そうですね。かなり身体を酷使してしまいましたがなんとか」
「鍛練不足じゃないのか?」
「面目次第もありません」
普通に三十人を一人で相手にするだけなら簡単なんですが、別の人を狙われたり、それが複数とかだと正直どうしようもありません。
軍師とかだったらどうするんですかね?
牽制くらいしか思い浮かばなかったんですが・・・。
と言うことでまたしても布団の中です。
余計な動きをしなかったので、少し予定より遅くはなりますが治るでしょう。
祭も戻ってきたし十分に寝かせてもらいますよ、気配を張るのをやっと治癒に廻せます。
賊はアジトに二十人しか居なかったそうです。
十倍の戦力差であっという間に片はつき、残りはどうしたのか尋問したところ、村に向かったとのことで、急いで戻ってきたそうです。
後は部隊を分けて残党確認と捕縛した者の輸送など、それから祭はこちらに・・・ということですね。
さて、久しぶりに熟睡しますかね。
どうやら夢を見ているようです。
自分の意思で四肢が動かせません。
現在海?の中で波に揺られています。
そういえば、海で泳いだのはいつの頃だったか・・・こちらに来てからというもの泳いだことがありませんが・・・。
これでも前世は結構泳ぎは達者だったんですよ?
今世では、陸ばかりで泳ぐようなところが無いんですがね・・・。
今度は川でもあれば泳いでみますかね。
まあそれも春以降にはなりますが、泳いだら結構すっかりするかもしれません。
あれ・・・段々と上?に身体が向かっていきます。
ああ・・・どんどん頭上の光が強くなってきました。
もう少しで光に・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 祭 翠 | ||
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