恋姫 華陀紀行39 |
もうすぐ春先です。
二年ですか・・・まあ、ボチボチとは思っていました。
「では翠またな」
「またな白夜!」
元気一杯でいいことです。
出る際にも、馬騰からちょっとした引き留めはありました。
冗談だとは思いますが、翠の婿にどうだ?とニヤニヤしながら言われたときは、頷こうとした瞬間に横に立っていた祭に足先を踏みぬかれていました。
非常に痛いです・・・。
結局祭が断りを入れて、次へと向けて旅たつことになりました。
残念でなりませんが、母上とも約束している以上、ここにずっといるわけには参りません。
祭もその辺りを考えて、ここを出ることを決めたのでしょう。
きっとそうに違いありません、責任感強いですしね。
そうそう、武威の町を出るときに偶然詠と会いました。
なんでもここに住んでいたらしいです。
同じ町に住んでいたのに会わないものですね〜、まあほとんど町に出ることがなかったせいもありますが・・・。
そして、なんで会いに来なかったなどと言われても困ります。
そんなに八つ当たりされても・・・あっ・・・蹴りつけた足を押さえてます。
私もそれなりに鍛えているので、詠的には鉄棒にわざわざ蹴りを入れたようなものでしょう。
照れ隠しとは言えこのままでは可哀想なので、痛みを和らげてあげます。
全く・・・乱暴になったものです。
誰がこんな性格にしたのやら・・・、いや・・・考えるのはよそう・・・俺のせいな気が・・・しなしでもなくなってきたし・・・。
落ち着いたのか、詠は少し涙目で理由を再度聞いてきました。
もともと聞いてもいなかったですし・・・。
聞いていたら、一緒に途中まで同行しましたよ。
一応納得してくれましたので、南の方に向かうことを伝えて別れを告げました。
益州に入りました。
ここはなかなか実り豊かそうな土地ですね。
色々な物がお店に並んでいます。
「そろそろ飯にするか」
「あそこは人が多くはいっていますし、どうですか?」
「人が多いということは外れではあるまい。そこにするか」
食材とかも豊富そうですし、料理には期待がもてそうです。
近付くと食べ物の香りが漂ってきました。
メニューを見ると麺類があるみたいでさね、麺類なんて久方ぶりです。
ここに来るまでは焼き物がほとんどでしたからね・・・一応山菜とかを摘んで煮込んだりもしましたり、して味とかも工夫したんですが、料理人にはかないません。
町以外の場所でなんて、食えればいいんですよ!
味の追求なんて、料理人に任せればいいんです!
と言うことで早速拉麺をいただきます。
・・・・・・・・・
断じてこれを拉麺なんて認めない!認めたくない!
めっちゃうっすい汁に麺が入っただけとか!嫌がらせですか?上に乗ってるメンマが無かったら怒ってますよ?味は変わらないですが、このシャキシャキ感は好きなんですよね。
そう言えばメンマ好きのあの人は今頃どこにいるんでしょう?常山ってどこだったっけ・・・。
食べ物を数日かけて一通り堪能しました。
祭も一緒にですが、祭の場合は酒とつまみ探しがメインのようでしたね。
結局食べ歩きしただけで数日後には移動となりました。
ここでは、あまり賊が出ることも少なく、活躍する機会が無さそうとのことです。
武人としては戦ってなんぼなんでしょうかね?
確かに物資が潤沢そうなせいか、不健康そうな人は少ないです。
「次はどこに向かうのですか?」
この言葉に祭は少し渋い顔をします。
「一応東の方へと戻ろうと思っとる。そろそろ約定の期間じゃしな」
となると、向かうは荊州ですね。
次の場所での食事は楽しみです。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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