恋姫 華陀紀行42
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「撃ち方やめ!」

 

 

 かなり凛々しい人が声をかけました。

 

 

 どっかで見たことあるような髪ですね?それに美人です。

 

 

 その女性はそのあと、信じられないことに、五丈もの距離を威とも容易く飛び越えてきました。

 

 

 やばいです、気の充実具合から見ても祭並みです。

 

 

 そこに先程の身体能力を見る限りにおいても、武将クラスなのは間違いないでしょう。

 

 

 その女性は、回りを見渡し賊が倒れていることを不思議がっているようでした。

 

 

「もしかして、これって貴方の仕業かしら?」

 

 

 何やら笑みを浮かべつつ尋ねてきます。

 

 

「(そうです)」

 

 

 かすれた声で返事をしましたが、あまりよく聞こえていなかったようです。

 

 

 

 仕方ないので戦意がないことを示すために、ゆっくりと両手を挙げたんですが、何を勘違いしたのか・・・。

 

 

「そう私をも倒して見せると言うわけね!それが貴方の構えなのかしら?いくわよ!」

 

 

 そう言って斬りかかってきました・・・。

 

 

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 相手がやる気になっているので仕方ありません・・・。

 

 

 死なないように頑張るしかないでしょう。

 

 

 明らかに格上ですが、逃げや避けることに集中すれば、勝てなくても負けません!

 

 

 ・・・・・・・・・

 

 

 もうやめましょうよ・・・。

 

 

 いつまで続くんですか?

 

 

 て言うか、視界の隅にニヤニヤしながらこっちを見ている祭がいるんですけど・・・。

 

 

 止める気無しですか?

 

 

「何故攻撃してこん?」

 

 

 やっとのことで女性もその辺りに気付いたようです。

 

 

 チャンスは今です!

 

 

 祭も近くにいるので、ジェスチャーにて祭と俺を指差して丸を作ります。

 

 

 そんな不思議そうに首を傾げないでくれ!

 

 

 そうだ!文字だ!

 

 

 至急その辺りの賊の血を使い短く文字を刻みます。

 

 

 仲間!

 

 

 これでひと安心です。

 

 

「やはり仲間だったか」

 

 

 えーっと・・・なぜ剣を持ったままにじり寄ってくるんです?

 

 

 仲間ってちゃんと伝わりましたよね?

 

 

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 作戦が失敗したことを悟ったので、急いで隣の船に逃げ込みます。

 

 

 これだけ近ければ問題ありません。

 

 

 目標を発見して、すぐさまその影に隠れます。

 

 

 体裁を気にしている場合ではありません。

 

 

 こんなときこそ師匠は弟子を守るべきでしょう!

 

 

 祭の後ろに隠れたのがよかったのか、女性から戦意は無くなっていきました。

 

 

「その子とはどういう繋がり?」

 

 

「これはわしの弟子ですぞ。ちょいと調子に乗って先に行くものだからお灸を据えねばとおもっとったので丁度よい薬となったでしょうな。はっはっは」

 

 

 酷すぎる・・・あんまりだ・・・確かに勝手に行っちゃったけど・・・指揮官ぽい人が「賊をうてーーー!」しか言わなかったからからなんですよ!一般兵なんだから指示通りなんですよ!

 

 

 はい・・・言い訳です・・・。

 

 

 と言うことで、なぜ文字を使っても駄目だったのかがわかりました。

 

 

 文字を書いた先が賊の服な上に、その文字が見えるように賊を立たせて見せたせいで、賊の仲間という認識になったそうです。

 

 

 ・・・誤解が解けて何よりですよ・・・ほんとに・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
陸奥守様〉コメありがとうございます。一応、相手の弓兵を攻撃しているので、敵認定されてもいいかな?と思ってこのような流れにいたしました。(Peru)
反撃しないって時点で賊じゃないかもしれないって普通考えると思うな。(陸奥守)
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀  

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