真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第二十三話 道化の欠点 |
本気の実力を見せ始めた マイン
その圧倒的実力と能力の前に為す術が無い カイト
しかし、なんとして勝つ!!
その想いがカイトを滾らせる
マイン「ボクチンの能力は絶対に破れないよ〜 そこに転がっている女のレアスキル以外ではねぇ〜」
レティを指差す マイン
カイト「フン、この世に絶対は無い。現にレティの能力で破られたのだからな」
マイン「口だけは達者だ。一様言っておくが、能力を破れば勝てるは大間違いだぞ?」
カイト「いや、勝てる。貴様など、そのレアスキルが無ければ雑魚に等しい」
マイン「いいだろう、本当の恐怖を教えてやる」
カイト「来いよ、俺に勝てるならな」
マイン「ほざけ!!」
マインは、カイトに突っ込む
マイン(俺の能力を破らない限り、絶対に勝てん)
そして、この能力は無効にされない限りは破れん
マイン(弱点などない!!)
カイト「ウィザード!!」
ウィザード(ウェイクアップ! Verハリケーン!)
カイトのバリアジャケットは青から緑に染まり、ウィザードも双剣へと変わる
カイト「((旋風鳳柴醵|ほうしきゃく))!!」
片方に暴風、片方に電気の魔力を纏い、マインを切り裂く
マイン「無意味だと言ったが?」
カイトの攻撃をすり抜け、そのままカイトに攻撃しようとする マイン
カイト「プロテクション!」
カイトとマインの間にバリアを張り、マインの攻撃を遮断する
マイン「チッ」
一旦カイトから距離を取る マイン
カイト「……………………………………………………………」
奴の攻撃は遮断できた………………………か
つまり、奴の体は物理的に存在しているということだな
しかし、こちらの攻撃は食らわない
カウンターも無意味…………………………………
カイト「………………………………………………………」
いや、待てよ?
奴は何故、いちいち口調を変える?
そんな事をして、一体何のメリットが?
カイト「二重人格か?」
マイン「ほう、気が付いたか? まぁ当たり前だろうがな」
若干だが焦っているようにも見える
マイン「能力とは何の関係も無いぞ?」
カイト「フン、随分と動揺しているな?」
マイン「…………………………………………………………」
カイト「どちらかがレアスキルの所持者と言った所か」
自分の予測を話し、さらにマインを揺さぶる カイト
カイト「攻撃時と攻撃を躱す時に入れ替わる…………違うか?」
マイン「貴様………………………………………」
予想が当たったのか、カイトを睨み付ける マイン
カイト「能力を所持している側は攻撃自体出来ない。すり抜けるからな。しかし能力を所持していない方に変われば、攻撃できる」
マイン「………………………………………………………」
カイト「変わった能力者だな。二重人格だけならまだしも、能力を共有出来ないとは」
マイン「………………………………………………………」
何も語らず、ただカイトの言葉に耳を傾ける マイン
カイト「さて、どっちが能力者だ?」
マイン「ボクチンだよ♪」
カイト「何!?」
自分からバラすだと?
マイン「いや〜 君って凄いね〜 ボクチンのレアスキルのことを見抜いたのは君が初めてだよ〜」
カイト「…………………………………………………………」
マイン「だが、それがわかったから勝てるのか? 貴様如きに?」
カイト「ああ、勝たせてもらうぜ」
マイン「いやいや、無理だよ? ボクチンは最強なんだから♪」
カイト「ウィザード!!!」
ウィザード(ウェイクアップ!! Verグランダー)
バリアジャケットは黄色に染まる
マイン「今度は黄色?」
黄色いバリジャケットを纏った カイト
ウィザードは少し大きめの拳銃となっている
カイト「さて、勝たせてもらうぜ」
カイトはマインに向けて銃弾を放つ
マイン「当たらないよ〜」
マインは、カイトに向かって突っ込む
カイト「食らえ!!」
カイトが片足を踏み込むと、マインの足下からベルカ式の魔法陣が出現する
マイン「!?」
なにこれ!?
マインが踏み込んだ瞬間、そのベルカの魔法陣内だけに結界らしきものが張られる
そして、マインは身動きが取れなくなる
カイト「俺のオリジナル魔法だ。簡単に言えば、その魔法陣内部だけの重力コントロール」
マイン「!?」
重力だと!?
どれだけ力を入れようとも、マインは動けないでいた
カイト「まぁ半分以上 魔力が持って行かれるから、滅多に使わんのだがな」
マイン「クッ!」
なんとか魔法陣の外に出ようとするが、1歩も踏み込めない
カイト「逃げれんだろう? 貴様は能力を使えない方だ。そして、人格を入れ替えるには必ず少しは動かなければならない」
マイン「……………………何故、わかった?」
カイト「声が同じで口調を真似ようと、見抜くのは簡単だ。能力を使う方は、ほんの数ミリ浮いているはずだ」
そう、マインは能力発動状態の場合、相手には見えないぐらいだが、浮いているのだ
何故ならば、地面をすり抜けてしまうからだ
能力を使い無い方の人格のマインでなければ、地面に立つ事が出来ないのだ
二重人格である事に気付いた時、カイトはそう判断し、その考えは当たっていた
これにはマインも驚くしかなかった
マイン「まさか、そこまで見抜くとは…………………………………」
カイト「お互いに口調を真似し合って、俺を混乱させる狙いだったんだろうが無意味だ。そもそも、どっちが能力持ちかなど普通は言うはずがない」
そう、能力持ちの人格を相手にバラして、口調だけで判断させようとするマインの策略
しかし、カイトには通用しなかった
マイン「…………………そうか、頭には自信があったのだがな」
流石のマインも諦めたのか、カイトの実力に驚くだけだ
カイト「貴様の能力ならば捕まえても逃げられるのがオチだ…………………………死んでもらおう」
マイン「ほう、管理局にも犯罪者を殺すような奴が居たか?」
カイト「当たり前だ」
マイン「そうか……………………管理局の犬に殺されるとはな、自分自身に反吐が出る」
そう言いながらも、カイトに殺されるなら悪くない
そんな顔をしている マイン
カイト「ウィザード」
ウィザード(非殺傷設定解除、殺傷設定に移行します)
拳銃から黄色い刃が出現する
カイト「ではな!!」
ザシュッ
カイトの刃がマインの喉を貫く
どのような攻撃も決して通じないと思われていたが、カイトの言う通り、破れない能力は無い様だ
カイトは初めて命を奪う
しかし、特に何も感じなかった
カイト「……………………………………………………………」
あっさり死ぬのだな、人と言う物は………………………………
カイト「さて、次は………………………………………」
いや、後は恐らくリーダーだけだったな
カイト「ならば、任せるとするか………………………………」
魔力がもう空に近い
俺も休まねば………………………
〜シグナム視点〜
シグナム「グッ!」
脇腹にドスが突き刺さり、最早 戦える状態では無い シグナム
アイバーン「貴様は管理局の中では強者の方だろう? ならば、息の根は確実に止める」
アイバーンは懐からまたドスを取り出す
アイバーン「俺達の中で、未だに戦えるのは俺だけのようだ」
ハルクですら、負けてしまったか……………………………
アイバーン「だが、ジュエルシードを全て集め、ジュエルゼロを手に入れれば…………………」
管理局を潰す事が出来る
アイバーン(俺の能力には大きなデメリットがある。それさえなくすことが出来れば………………)
シグナム「お、お前は………………………管理局を……………潰して、何が………………したいのだ?」
脂汗をかき、痛みに耐えながら少しでも情報を聞きだそうとする シグナム
アイバーン「貴様に答える義理は無い」
しかし、アイバーンには無意味な問いだった
彼はゆっくりとシグナムの所へ向かう
アイバーン「ではな!!」
ドスを振り上げ、シグナムに突き刺そうとする
アイバーン「む?」
突如、アイバーンは後ろに飛ぶ
シグナム「???」
シグナムは、アイバーンの行動がわからなかった
しかし、すぐにわかる事となる
シグナムの眼の前にピンク色の魔力弾が落ちるからだ
シグナム「高町……………………………」
そう、なのはの到着だ
なのは「ごめんなさい、シグナムさん………………………………遅くなってしまって」
シグナム「いや、寧ろ助かったぞ……………………………後は任せる」
なのは「はい」
シグナムは頬笑み、気を失う
アイバーン「チッ 面倒な……………………」
奴はエース・オブ・エース
なのは「あなたが((暁|ラスヴェート))のリーダー?」
アイバーン「だったら何だ?」
なのは「倒します…………………………これ以上、犠牲者は出させない」
レイジングハートを構え、戦いに終止符を打とうとする なのは
アイバーン「フン、偽善者が…………………………………反吐が出る」
次回、なのはVSアイバーン
戦いを終わらせれるか?
マインの倒し方が少々雑かもしれませんね
次回は、なのはとアイバーンの一騎打ち
なのはは勝利を掴む事が出来るのか?
次回もお楽しみに〜
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カイトVSマインに決着!! | ||
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