恋姫 華陀紀行50 |
取り敢えず、華家を継ぐものが居ることには安堵しました。
もし、あの華雄だったとしても、この家を継ぎさえすれば戦に加担することもないでしょう。
どうやって、家を出るための説得をしようかと悩んでいたのが、これで解決です。
・・・先ずは、母上を何とかしましょうか。
「それで!?それで!?」
今までどこにいって、何をしていたかなどを事細かに聞いてきます。
昼食を挟みつつ、ずっとこの調子です。
いい加減周りは暗くなりはじめました。
横目に窓の方を見ると、夕刻になっているのがうかがえます。
何度も話を終わらせようとしても止まりません・・・。
自分の思いに一直線ですね。
もしや、この考え方が遺伝したんじゃないでしょうね・・・?
猪突猛進は勘弁ですよ?
その辺りを華雄にも少し教育する必要がありそうですね。
家督を継いでもらうためにも!
結局、母上とのお話し合いは深夜まで続きました。
蝋で火まで灯してそんなに話聞きたいのですかね?
わざわざ灯をともしてなんて・・・少なからずそれにもお金かかってるんですよ?
俺ここに戻ってくるまで自給自足だったんで、贅沢してるのみるとなんか悲しくなるんですよ・・・。
そう言えば、部屋に置いていったお金どうなってるかな〜祭の酒代に消えてる気が物凄くするな・・・。
結構あったはず・・・戻ったときに回収・・・は諦めるしかないか・・・。
それにしても、母上は終始ご機嫌です。
話に合わせてリアクションが多彩ですが、すぐに笑顔に変わります。
そんなにこちらの話は面白いですか?ただ起こったことを話してるだけなんですが・・・。
ふーむ・・・これが、親の心、子知らずってやつでしょうか?
取り敢えず、明日も話すことになりましたが、こちらも早く情報を手に入れたいのです。
明日は余計なことを話さずに割愛割愛でいきましょう!そうしましょう!
そう言えば、華雄の真名ってなんだろ?
兄妹なんだし別に聞いても問題ないはず・・・でも、既に自我あるし、母上に聞くよりも本人に聞いた方がいいかな・・・。
多分俺のことは、母上に聞いて育てられてるはずだし、ちゃんと兄上って言ってくれたから大丈夫・・・なはず。
深夜遅くまで付き合った翌日。
実家ということで安心して気配察知を忘れていました。
扉の「バンッ!」という音で覚醒し、何かに肩を掴まれて揺さぶられます。
強烈な揺さぶりの正体・・・起こしに来てくれたのは妹の華雄でした。
髪の色は母上に似たのか、朝日に当てられ銀色に染まって輝いています。
よく観察すれば、確かにあの華雄に面影があるような?気がします。
「起きろーーー!」
既に起きてるのに、身体をさらに揺すってきます・・・今日も絶好調のようですね。
「起きてるよ」
「布団に入ってる!」
指差す方を見ると、確かに脚がまだ布団に入っています。
寝台から出るまでが起きるという認識なんですね・・・。
「わかった、わかった」
こちらが立ち上がったのを確認すると満足したのか、手を掴み引っ張ってきます。
「ごはん!」
元気なのはいいことですが、せめて起こし方くらいは注意をしておきましょう。
「華雄・・・さっきのような起こし方では駄目ですよ」
優しく諭すように語りかけます。
「?・・・ごはん要らないの?」
「いや・・・ごはんは要るんですがね」
「早くいこ!」
駄目だ・・・話が通じてない・・・。
しかし、妹が起こしに来るシチュエーションというのも・・・妹というのもいいものだな・・・幼馴染みならさらに言うことは無かったが・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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1999 | 1862 | 12 |
コメント | ||
本編が始まることをすっかり忘れて書きなぐりしてます・・・歴史改変・・・それもありですね・・・(Peru) | ||
タグ | ||
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 華雄 | ||
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