恋姫 華陀紀行51 |
以外にアッサリと、華雄の真名を知ることができた。
今朝の食卓で、俺がせっせと華雄の世話をしてたのだが、俺の呼び掛けが「華雄」と言うままだったので、母上が気付いて援護射撃してくれたのである。
「あら?あなたたちまだ真名の交換をしてないの?」
この言葉は、機会を窺っていた俺としては、とてもありがたかった。
「母上が(ガツガツ)伴侶しか(ガツガツ)駄目って(モグモグ)言った(ゴクン)。兄上が私の伴侶?」
母上が余計なことを吹き込んでいたんですね!?
母上の援護射撃がなければ教えてもらえないところでしたよ?
それと華雄・・・食べながら話すから、また食事が飛び散ってますよ。
ふむ、華雄の伴侶になれば・・・それも悪くは・・・しかし・・・既に兄妹な訳で・・・。
しかし、真名を教えるのは伴侶だけですか・・・そう言えば基本的に、母上としか呼んでませんね・・・教えてもらって真名を呼んだら何故か怒られた記憶が・・・?
こちらが思考している間も二人は会話を続けます。
「それは、新しく家族となる者です。すでに家族である者はいいのですよ」
確かにそうですね、既に家族ですもんね・・・華雄との結婚は無理そうか・・・。
「ん〜〜〜わかった!」
華雄は、少し考えていたようですが、教えてくれました。
「兄上も、私の真名を誰にも教えちゃ駄目だよ?私の真名は・・・」
華雄の真名は・・・。
「私の真名は葵だよ!」
うんうん、普通じゃないか。
てっきりこっちの世界では普通でも向こうではおかしいってあるからな〜。
まあ、逆も然りだけど。
「こっちは白夜だよ。改めてよろしくな」
「はい!」
「すっかり仲良くなったみたいですね」
母上もにこにこと微笑んでいる。
食事もそろそろ終わる頃に母上が話しかけてきた。
(しまった!完全に油断していた!?)
こうなれば!
「母上!積もる話もあるかもしれませんが、昨日は母上ばかりで、葵に構ってあげていません!今日は葵と遊んでもいいですか!?」
一気にいい終えて、先手必勝です。
「あらあら、そう言えば、昨日はそんなに話す時間が無かったですね。葵は今日は白夜と遊んでもらいなさい」
「はい!」
食事を終えて席をたつと、こちらの手を掴み、またしても引っ張り始めました。
「早くいこ!」
俺飯食べ終わってないんだけどなあ・・・。
なすがまま、着いていくと、庭に到着しました。
「待ってて!」
そう言うと、どこかへと行ってしまいました。
思い立ったら即行動ですか・・・もう少し慎重になるように仕向けた方がいいかな〜。
・・・いやいや、この屋敷を継ぐんだから関係ないな・・・でも、悪いやつに騙されるかも知れないし・・・ううむ。
悩みどころだ・・・。
待つことしばし、葵は二振りの棒を持ってきた。
「はい!」
その内の一本を手渡され、こちらが受けとると、葵は離れていきます。
何をするのかと見ていると、葵はある一定の距離くらい離れ、「行くよ!」という掛け声と共にこちらへと走ってきました。
どうやら試合がしたかったようですね。
今の俺が負ける通りがありません。
わざと負けてやることもしません。
ここで完膚なきまでに倒しきって武人への道を諦めてもらいましょう。
それにしても、なぜ試合になったんでしょう?母上のお話の影響を受けたのかな?
さて、本気は出しませんが圧倒的実力差を見せつけてあげますよ!
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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1952 | 1839 | 11 |
コメント | ||
妄想がいきなり湧いてきて華雄を助けろと啓示ががが・・・いつ違うお告げが来るかも・・・(Peru) 「大人気無い」って知っているかい?(劉邦柾棟) |
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