インフィニット・ストラトス、魔法の世界からのイレギュラー |
第二話 英国の淑女
キリヤSIDE
さて、今は休み時間だ、
俺は一哉と話していると一夏が俺達の方に来て。
「あの、俺、織斑一夏って言うんだ。これからよろしく」
そう言ってきた。
「あぁ、此方こそよろしくな。先ほども紹介したが、キリヤ・タカナシだ」
「榊一哉だ。まぁ、よろしく頼む」
お互いに自己紹介を終える。
「所で二人は何歳なんだ?」
「俺達は25だ、お前らよりも上だ。」
「「「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」」」
俺達の歳を明かすと一夏を含むクラスの連中が騒ぐ・・・・・元気だなぁ。
「・・・・・ハッ!?」
いち早く復活した一夏
「そうなんですか、まぁこれからお願いします。キリヤさん、榊さん。」
「「あぁ」」
俺達は一夏と軽く話し合っていると
「あの、それで・・・「少し、いいだろうか?」」
一夏が何か言おうとしたとき、誰かに遮られた。二人が声がした方を向くと、日本刀と浴衣が似合いそうな大和撫子のような日本人の女子生徒がいた。
「箒?」
「ん、知り合いか?」
「篠ノ之 箒しののの ほうき、俺の幼馴染なんです」
「一夏を借りていいですか?」
「あぁ、いいぜ」
「有難うございます、一夏ついて来てくれ」
篠ノ之箒はそう言うと一夏についてくるように促す。一夏は篠ノ之の後について行き、俺は席に座り、一哉は寝ている。
休み時間終了のチャイムが鳴っても二人は帰ってこなかったので千冬に二人の居場所を聞かれたが知らないと答え。その後戻ってきた浸りは千冬の出席簿アタックを喰らい頭を抑えながら席に着いた。
「では、授業を始める」
そして、何事もなかったように千冬は授業を始めた。
二限目が終わり、三限目で教鞭は振るうのは山田麻耶先生又は副教官。かつては、日本代表候補の一人で日本代表に一番近いと謳われるほどの実力者だったが、生まれもってのあがり症や緊張しやすい体質などがあり、結局は日本代表を辞退した人である……と、は聞いていた。
確かに雰囲気では感じ取れない強者の力を若干感じてはいるが……。
「ISのぶ」
「はぁ……」
ビタン!と電子黒板のプラグコードに引っかかり、コケる。
しかも、これが一度や二度ではない、三限目が始まって、数分で既に四回はこけている。どうして、そんなにこけれるのだろう、ある意味才能なんじゃね?俺は絶対に欲しくないけど・・・・・
「うぅ……わ、わからない人いますか?」
今回は額を打ったのか、若干額が赤くなっているが眼鏡は何ともなかった。
「タカナシ君と榊君。織斑君はどうですか?」
「「大丈夫です(問題ない)」」
俺と一哉は山田先生に返事をするがもう一人の男、一夏は冷や汗を書いていた。
「先生……わかりません」
「何処がですか?」
山田副教官は嬉しそうに一夏に近付く、数少ない教師としての見せ場だから、張り切っていたが、一夏の予想外の答えに思考が停止するはめになるとは、山田副教官はまだ知らない。
「ほとんど、わかりません」
「へ?」
「ですから、ほとんどわかりません」
クラスが静まる・・・
「織斑、確か入学前に必読と書かれた参考書はどうした?」
千冬が一夏に聞く
「古い電話帳と間違えて捨てました」
・・・・・・・・・・・・・・おい、一夏・・・・・
再び来る静寂・・・・・
それを破ったのが千冬の主席簿だった。スパァーンと非常にいい音が響く。
(うわ、あれ痛そうだ…)
と、思いながら眺めていると、
「織斑、後で参考書を再発行してやるから一週間で覚えろ、いいな」
「いや、一週間はちょっと…」
「いいな、覚えろ」
「はい…」
(いやいや、無理でしょ。あの広○苑サイズの参考書を一週間で覚えろと…、さすが暴君)
「誰が暴君だ?タカナシ」
「さぁ?」
・・・・・なんで俺が考えてる事わかるんだよ。エスパーか?
休み時間
俺、一哉、一夏が集まって話をしている。
「あぁー疲れたぁ」
「おいおい一夏、そんなんでへばってどうすんだ」
「でもキリヤさん、これを一週間で覚えろって鬼じゃないですか?」
一夏が聞いてくるが。
「参考書を棄てたお前が悪いだろう」
俺が横から言うと一夏は。
「まぁ、そうなんですけど・・・。二人って勉強できるんですね」
一夏が聞いてくるが・・・・・
「一応な・・・・」
「まぁ、そこそこだ」
無難な返事を返しておく。
「よかったら俺に勉強を教えてくだ「ちょっとよろしくて」・・・」さいって、え?」
一夏の言葉を遮り入ってきたのは金髪隻眼の女。こいつは確か・・・
「訊いてます?お返事は?」
・・・・うん、こいつムカつく。俺が一番嫌いなタイプだ。一哉も彼女を睨んでるし。
「あ、ああ。訊いてるけど……どういう用件だ?」
「まあ、なんですの、そのお返事。わたくしに話し掛けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
「悪いな。俺、キミが誰だか知らないし」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一夏の返事にまたクラスがひっくり返る。
「わたくしを知りませんの?」
こいつはこいつで騒ぐし・・・
「・・・・・・・セシリア・オルコット、イギリスの代表候補の一人だ」
一哉が呆れたように言う。まぁ気持ちはわかるぞ・・
「あら、貴方はこの方と違って知っているようですね。」
セシリアが上から目線で一哉に言うが。
「勘違いするな、お前が自己紹介のときに自慢げに話していただろうが。俺はお前などに興味は無い」
相変わらず一哉は嫌いな相手には容赦ないな。
「なっ!?貴方!!このわたくしを侮辱しますの!!」
「だから言っているだろう?お前に興味など無いとな」
「なぁ、質問いいか?」
一夏がオルコットに質問したいという。
「ふん、下々のものの要求に答えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」
いちいち受け答えがムカつくな、この女。本当に潰したくなる…。
「代表候補生って何?」
おお、スゴいな、まるでコントのようにクラスメイトの何人かがずっこけたぞ。
「あ、あ、あ…」
「あ?」
「アナタっ、本気でおっしゃってますの!?」
「おう。知らん」
「はぁ〜、いいか一夏。代表候補生ってのは国家から選出される代表のタマゴ、つまりエリートってことさ」
「そう、つまりエリートなのですわ」
「つまり、その現実をもう少し理解していただける?」
「そうか。それはラッキーだ」
「……馬鹿にしていますの?」
「大体、あなた方ISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね」
「俺に何かを期待されても困るんだが」
「ふん。まあでも?わたくしは優秀ですから、あなた方のような人間にも優しくしてあげますわよ」
「「いらん、さっさと失せろ。」」
俺と一哉は声をそろえて言う。
「あ、貴方達!!!」
オルコットは顔を真っ赤にさせて詰め寄ってくるが。
キーンコーンカーンコーン
チャイム鳴った。
「っ……!また後で来ますわ!逃げないことね!よくって!?」
逃げないことねって…、どうせ休み時間始まったらすぐ来るんだから、逃げ場なんか無いっての。
一哉SIDE
次の授業が始まり真耶と千冬が入ってきて授業を始めるのかと思っていたら、千冬が思い出したように言った。
「あぁ、忘れていた。クラス代表を決めなければならない」
「クラス代表?」
「まぁ、所謂クラス委員長だ……ちなみに推薦のみを受け付ける」
面倒だ。そう思っていたらすると一部の女子が
「はいっ!織斑くんを推薦します」
「わたしもわたしもっ!」
やはり、一夏が指名されたか、まぁ、出したい気持ちはわからなくもない。
「なら、私はタカナシさんを推薦しまーーす」
「わたしも。」
「何ぃ!?」
キリが驚いている、まぁ面倒ごとはやりたくないからな・・・
「私は、榊さんを推薦します。」
「「「さんせーい」」」
・・・・おい、今俺を推薦した奴後で前に出ろ。俺は面倒が嫌いなんだ。
そう思っていると。
「待ってください!納得がいかませんわ!」
先ほど、俺達に突っ掛かってきたオルコットが大声を出して立ち上がる。
「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
「実力から行けばこのわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいという理由で極東の猿にされては困ります!わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスする気は毛頭ございませんわ!」
(黙って聞いていれば・・・・こいつ、潰すか?)
「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、七光りという理由だけでそこの猿を選ぶのだけは止めていただけるかしら!」
「イギリスだってたいした自慢なんかねぇだろ!世界一まずい料理で何年覇者だよ!」
一夏は机をバンッと強く叩いて立ち上がると言い放った。
「なっ!?貴方!!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
「先に侮辱してきたのはそっちだろ?」
一夏とオルコットが言い合っているが、俺はどうでも良いので外を見ている。すると念話が飛んできた。
「(一哉、どうする?あんな事言ってるが)」
相手はキリか、まぁ魔法が使えるのは俺とキリだけだから当然だがな。
「(好きに言わせておけばいい。どうせ大した実力も無いんだろうからな)」
「(まぁな、だけどオルコットには本当ムカつくぜ!!)」
「(言わせておけ、面倒だ)」
念話を終えると。
「決闘ですわ!!」
「俺は構わん。四の五の言うより早いことだ」
「いいでしょう、後悔させてあげますわ、。それと、貴方達もですわ!!」
そう言ってオルコットは俺達に指を指してきた。
「断る。面倒だ。」
「以下同文。」
俺とキリは断るが
「あら、どうやら貴方達は腰抜けのようですわね。大した実力も無いのに、良くそんな態度が出来mバァン?・・・え?」
俺とキリは机と蹴飛ばし立ち上がる。どうやらこいつは俺達を怒らせるのが好きなようだ。
「戦場を知らない素人が・・・・・偉そうに」
「イギリス人ってのは、他人を侮辱するのが趣味なのか・? 楽しそうだな、羨ましいよ」
どうやらキリも限界が来たようだな。
「「いいだろう(いいぜ)、その喧嘩買ってやる。後悔するなよ?」」
「大した自信ですわね。それで、ハンデはいるのですか?」
「お前のほうだろ、いるのは?」
「そうだな、すぐに終わってしまうからな」
「何を戯言を。あなた達自分の立場が――――」
「オルコット。素直にハンデを受け取ったほうが身のためだぞ」
「え…?」
すると以外にも千冬が言ってきた。
「お、織斑先生!?何を言って―――」
「嫌、こいつらの入学試験のときの相手は私だったんだがな・・・・タカナシには1分。榊には30秒で倒されてしまった。こいつらに勝てる奴はこのクラス所か学園にはおらんだろうな。この私が言っているんだ、信じたほうが身のためだぞ」
「・・・・」
千冬の言い分はとても重みがあり、まるで「後悔しても知らんぞ」と言っているようなものだった。
「織斑先生までわたくしを侮辱なさるというのですか!?」
「誰もそうとは言っていない。だが、後悔する前に付けてもらったほうがいいぞ」
「ハンデなんかいりませんわ!このわたくしが後悔などしません!」
「そうか、ならそうしよう。」
そう言い授業を進める千冬。
「覚悟してください!!」
「こっちの台詞だ!!」
「精々楽しませてくれよ?」
「すぐに倒されたらつまらんからな」
こうして俺、キリ、一夏、オルコットによるクラス代表決定戦が始める。
・・・・・・精々足掻いて見せろ・・・・・新兵共・・・・
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更新できました、 少し長めですがどうぞ。 |
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2118 | 2001 | 1 |
コメント | ||
処刑は多分次回には出来るかと、二人が無双します、ハイww(二百式) 処刑開始まで、あと数話…(タイマー用意)(竜神丸) さて…金髪の処刑だ…(ガルム) ちょくちょくACの台詞いれてあります。(二百式) スティンガーさんイター?(キリヤ) |
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