インフィニットストラトス 受け継がれる光の絆 Episode.3 再会 −リユニオン− |
「これは・・・さすがにきつい・・」
一夏は今、とんでもない状況に置かれていた。何故なら彼の周りは、女子しかいないのだ
「あの、織斑君。自己紹介いいですか」
メガネを掛けた女性が一夏に話しかけた。
山田真耶。この1年1組の副担任である。
「わかりました」
一夏はそう言って前に出た
「織斑 一夏です。趣味は写真を撮る事です。早く皆と仲良くなりたいです。よろしくお願いします」
一夏がそう言うとクラスの女子達が黙り込んだ
(あれ・・失敗したかな・・・)
一夏がそう思った瞬間・・
「・・・き」
「き?」
「「「「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」
クラス中に女子の大声が響いた
「男子!イケメン!」
「クールでカッコイイ!」
「地球に生まれてよかった!」
女子達の大声が響く中・・
スパンッ!
「ッ!!」
突如、出席簿が襲ってきた。一夏はそれを左腕で受け止めた
「いったい何をしている」
「げっ、千冬姉!」
バシン!
再び出席簿が襲ってきた。一夏はそれを今度は右腕で受け止める
「ここでは織斑先生だ」
「はい・・織斑先生・・」
二人のやり取りを見て騒いでいた女子達が静かになった
「ねぇ、織斑君てあの千冬様の弟?」
「じゃあ、世界で唯一ISを動かせるのと関係あるのかな」
「いいなぁ、替わって欲しいな・・」
女子達からの声が聞こえた
「あ、織斑先生。もう会議のほうはいいんですか?」
「会議のほうは終わった。クラスへの挨拶を押し付けてすまなかったな、山田君」
「いえいえ、これぐらいはしないと」
千冬はそう言って教卓についた
「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年 で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ私の言う事はよく聞き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕 事は弱冠15才を16才までに鍛え抜く事だ。逆らってもいいが、私の言う事は聞けいいな」
千冬がそう言うと再び女子達が騒ぎ出した
「キャアアアアァァァ!千冬様、本物の千冬様よ!」
「ずっとファンでした!」
「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!北九州から!」
「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉し いです!」
「私、お姉様のためなら死ねます!」
「私は地獄の底まで!」
一部変な声がした
「……毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿者を集中させてるのか?」
千冬が呆れていた
「きゃあああっ!お姉様 もっと叱って!!罵って!!!」
「でも、時には優しくして!そしてつけあがらないように躾をして〜!」
女子達は凄い大声を出した
「まあいい。SHRが終われば休み時間の後にすぐ授業にはいる。お前達くれぐれも遅れないように」
こうしてSHRが終わった
休み時間になると廊下が騒がしかった。世界で唯一ISを使える男、一夏を見に来たのだ
学年関係なく集まってた。あの織斑 千冬の弟なのだから
しかし、当の一夏はそんな事気にしないかのようにカメラの手入れをしてた
「・・・ちょっといいか?」
そこにポニーテイルの髪型をした女性がきた
「箒か?」
そこにいたのは一夏の幼馴染、篠ノ之 箒である
「ここじゃなんだ屋上で話そう」
「わかった」
一夏と箒は屋上に向かった
一夏と箒は屋上についた
「久しぶりだな、箒」
一夏が箒に話しかけた
「一夏、おまえ変わったな」
「そうか?」
「あぁ、顔や体がしまったような感じになってる」
「そうか」
箒の言った言葉に一夏は考え込んだ
「まぁ、それより去年の剣道の全国大会、優勝したんだろ」
「な、何故しっている!?」
「何って、新聞に載ってたぞ」
「そ、そうか・・・」
一夏はそう言い箒は黙り込んだ
「箒」
「何だ?」
「考え事したいから一人にさせてくれ」
「分かった」
箒はそう言って屋上を出て行った
「・・・・」
一夏は少しの間、黙り込んだ
「ここでも、戦いが始まる」
一夏はそう呟いた
「俺は戦う。箒や千冬姉、ここにいる皆を守る為に」
一夏はそう言ってポケットから適正者(デュナミスト)の称号――――エボルトラスターを取り出した
ドクン、ドクン
エボルトラスターが点滅するかのように光る
「近いな、ビーストが出るのは・・」
一夏はそう言って屋上を後にした
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