『ソレ』は、絶望から始まる物語。シリーズ 第一弾 プロローグ:その後の「北郷一刀」
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『ソレ』は、絶望から始まる物語。

 

 

第一弾:「真・恋姫†無双×Dead Space×Crisis」

 

 

プロローグ:その後の「北郷一刀」

 

 

一刀side

 

 

一刀「アレ?」

 

 

城の中を全力で走っていた筈が・・・・・・

 

 

気が付けば、俺は何も無い空間に居た。

 

 

一刀「……? 何で、俺は此処に居るんだ?」

 

 

俺は、辺りを見回し首を傾げながら考える。

 

 

一刀「確か・・・・・・」

 

 

――――ッ!

 

 

「どうして、自分が此処に居るのか?」という事を考えた所で、俺は思い出した。

 

 

『アイツら』の事を・・・・・・・

 

 

一刀「……ッチ! 胸糞悪い事を思い出したぜ」

 

 

『アイツら』の顔を思い出した俺は……顔をしかめながら、舌打ちをした。

 

 

一刀「……もう関係無い。 俺はもう『天の御遣い』何かじゃなく、只の「北郷一刀」何だから」

 

 

俺は、腹正しさが込み上げるのを抑えながら自分を落ち着かせる。

 

 

一刀「・・・・・・・・」

 

 

其処で俺は、あの世界に残して来てしまった『アイツら』以外の愛した人達の事を思い出した。

 

 

一刀「みんなには申し訳無いけど……もう俺は『アイツら』が居る所にはもう戻る気は何て無い。 どうか、幸せになってくれ……俺以外にも良い男は沢山いるから」

 

 

俺は、届いているかどうかは判らないが……愛しい人達に向けて「届いて欲しい」という想い込めながら祈るように言葉を呟いた。

 

 

両目から涙を流しながら・・・・・・・・

 

 

 

 

しばし、涙を流して泣いた俺は……多少、落ち着きを取り戻していた。

 

 

一刀「さて、これからどうしたものかな」

 

 

俺は腕を組んで考える。

 

 

一刀「……取り敢えず、歩いて見るかな」

 

 

ただ突っ立ていても仕方が無いと思い、俺は歩き出す事にした。

 

 

 

・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

 

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一刀「ん? 何だ、「アレ」」

 

 

あれから宛もなく歩いていた俺は、『ある物』が落ちているのを見つけた。

 

 

俺は近づいて『ソレ』を拾った。

 

 

一刀「『コレ』って……「プラズマカッター」と「プラズマカッターの弾」に「聖フランチェスカ」の制服を着た俺の写真が貼られた「IDカード」だと?」

 

 

俺が拾った物……それは、俺が現代でハマっていた「海外洋ゲー」の「Dead Space」で「『戦闘民族エンジニア』・『最強戦士エンジニア』・『エンジニア=異能生存体』等々……etc」と呼ばれている。

 

主人公「アイザック・クラーク」が使う……お馴染みの「武器」というか『工具』の「プラズマカッター」と、自分でも作った覚えのない「聖フランチェスカ学園」の制服を着た俺の写真が貼られた「IDカード」だった。

 

 

一刀「まあ、身に覚えのない「IDカード」は置いて於いて・・・・・だ」

 

 

そう言って「IDカード」を上着のポケットに入れる。

 

 

そして、次に・・・・・・・

 

 

一刀「何で、こんな所に「プラズマカッター」が落ちているんだ?」

 

 

拾った「プラズマカッター」を弄って「クルクル」回転させたする俺。

 

 

一刀「まあ、あって困る物じゃないし……持ってくか」

 

 

『北郷一刀』は「プラズマカッター」と「プラズマカッターの弾(25発分×4=100発分)」と「謎のIDカード」を入手した。

 

 

一刀「出来れば、本当に使えるかどうか試してみたいけど……流石に使う気にはなれないな」

 

 

心の中で、「ゲームを知っているが故に」っと思う俺だった。

 

 

――――ヤバイ位、威力があるから「プラズマカッター」は・・・・・。

 

 

何故か落ちていた「プラズマカッター」を入手した一刀は更に歩き続けた。

 

 

 

・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

 

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特に何が起こる事もなく、俺は歩き続けた。

 

 

そして、俺は……また『ある物』を見つけた。

 

 

一刀「おいおい、何で『コレ』まであるんだよ!」

 

 

つい、大声で叫んでしまった。

 

 

俺が、見つけたのは「Dead Space」シリーズでお馴染みの「STORE」だった。

 

 

※3の「スーツキオスク」ではなく、1〜2で登場した「STORE」です。

 

 

一刀「本物なのか? 『コレ』?」

 

 

俺は本物なのかどうかを確かめる為、「STORE」に近づく。

 

 

一刀「何だ……動いて無いじゃないか。 電源が落ちてるのか?」

 

 

すると、その時・・・・・

 

 

――――ブオン!

 

 

「STORE」の操作画面が起動した。

 

 

<現在、当「STORE」は『セキュリティーロック』が掛かっています。 ご利用の方は「IDカード」を挿入し、ID確認をして『セキュリティーロック』を解除して下さい。>

 

 

……っと、日本語の音声で説明された。

 

 

一刀「『IDカード』って言われt……あっ! もしかして、さっきの『アレ』か?」

 

 

俺は上着のポッケからさっき拾った俺の顔写真が貼られた「IDカード」を挿入口に挿入した。

 

 

 

<IDカードを確認>

 

 

 

<IDスキャン中・・・・>

 

 

 

≪スキャン完了≫

 

 

 

≪ようこそ、『聖フランチェスカ学園』二年「北郷一刀」様。 当「STORE」の各種「システムセキリュティ」を『アンロック』しました。≫

 

 

≪「工具・武器・スーツ・回復・弾薬」等の購入は左の「ショップ」画面から……お持ちの所持品等の整理は真ん中の「インベントリ」から……「倉庫」にある「工具・武器・スーツ・回復・弾薬」等の移動や整理は……右の「倉庫」の画面をタッチ操作してご利用下さい。≫

 

 

っと、日本語の音声ガイドに「STORE」の「チュートリアル」説明が終わった。

 

 

一刀「うわ〜、本当にゲームの「Dead Space」みたいだな♪」

 

 

一刀は自身がプレイしたゲームと全く同じ「STORE」に興奮していた。

 

 

一刀「えーっと、まずは「ショップ」を見てみるかな?」

 

 

一刀は「STORE」のメニュー画面に表示された「ショップ」の画面をタッチする。

 

 

メニュー画面から「ショップ」の画面に切り替わる。

 

 

しかし、其処に表示された品数は余り多くは無かった。

 

 

一刀「ふーむ、今のところ……工具は「プラズマカッター(「Dead Space2」使用で購入金額は無料)」と「リベットガン(「Dead Space2」使用で購入金額は無料)」だけで……「武器」と「回復系」はまだ無くて、弾薬は「プラズマカッター」と「リベットガン」の弾だけ……「スーツ」の方は「エンジニアスーツ(「Dead Space」シリーズでお馴染みの「スーツ」で『無料』)」だけか」

 

 

一刀「特に、目星い物は無いか〜。 次は「インベントリ」を見てみるかな」

 

 

今度は「インベントリ」の画面をタッチして、画面を切り替える。

 

 

一刀「現在の俺の所持品は・・・・・・」

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

「インベントリ」最大所持数4/15

 

「プラズマカッターの弾25発」×4

 

※「プラズマカッターの弾」は1スロットに付き25発までなので、100発=4スロット分消費になります。

 

 

「装備武器」最大所持数1/5

 

「プラズマカッター」

 

 

「素材アイテム」

 

無し

 

 

「Power Node(ノード)」

 

無し

 

 

「所持金額」

 

無し

 

 

「キーアイテム」

 

IDカード・聖フランチェスカ学園の制服

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

一刀「武器は「プラズマカッター」のみか・・・・。 まあ、そうだろうな。 てか、俺が着ている制服って……「キーアイテム」扱いなのか? 」

 

 

自分が着ている「聖フランチェスカの制服」が「キーアイテム」扱いだった事に驚く一刀。

 

 

一刀「じゃあ、最後は「倉庫」を見てみるか」

 

 

右にある「倉庫」の画面をタッチして、「インベントリ」から「倉庫」に画面が切り替わる。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「倉庫」

 

無し

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

一刀「何も無いよな〜。 流石に……(苦笑)」

 

 

――――――分かってた事だ。

 

 

一刀「よし、大体の事は確かめたし……そろそろ着替えるか」

 

 

そう言って俺は、もう一度「ショップ」の画面に切り替える。

 

 

一刀「じゃあ、「エンジニアスーツ」を購入するか」

 

 

俺は、「エンジニアスーツ」を選択して購入した。

 

 

≪お買い上げありがとうございます。 それでは、奥の「スーツキオスク」にお入り下さい。≫

 

 

そう、ガイド音声が告げると……操作画面が上に動き、シャッターが開いて奥に進める様になった。

 

 

一刀「よし、行くか」

 

 

一刀は奥に入り、「STORE」の「シャッター」が閉まる。

 

 

上から眩い光りが下に向かって降りて行く。

 

 

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≪蒸着!?≫

 

 

 

♪〜〜〜?〜〜〜?〜〜〜♪

 

 

 

※「Dead Space2と3」で、スーツ着用時に流れる『あの』BGMを脳内で流して下さい。

 

 

 

再び、「STORE」の「シャッター」が開いて「エンジニアスーツ」を着た一刀が出て来る。

 

 

※動作は「Dead Space2」の「エンジニアスーツ」着用時の『アイザックさん』と同じ動作です。

 

 

最後に「ヘルメット」を装着して、完全に「Dead Space」シリーズの「アイザックさん(外見だけ)」になりました。

 

 

( 三)「おおwww! すげぇwwwwww! 感動したぜ!」

 

 

「エンジニアスーツ」を着た一刀は両手を握り締めたり、「ヘルメット」を触ったり、自分の容姿を確認したりして、嬉しそうに興奮するのだった。

 

 

そして、後ろを振り返り……奥のシャッターが締まり、購入画面が降りてくる。

 

 

( 三)「よし! 次は……「リベットガン」を買うか」

 

 

一刀は追加の武器として「リベットガン」購入し、装備する。

 

 

( 三)「良いねえ〜♪ ゲームで使ってたヤツと全く同じだ。 カッコイイ!?」

 

 

実物で、しかも本物の「リベットガン」を手にした一刀はテンションが上がる。

 

 

( 三)「う〜ん、出来れば「リベットガンの弾」も購入したい所だけど……所持金が無いから今は無理だな」

 

 

そう言って俺は買い物を終了し、「STORE」を離れた。

 

 

 

それでは、今回は此処まで・・・・・・

 

 

 

次回に続く・・・・・・・。

 

 

 

 

説明
どうも、今晩は皆さん。

劉邦柾棟です。

前回の投稿の際に、沢山のコメントをして頂きまして誠に有難うございました。 m(_ _)m

まさか、あそこまでの評価やコメントを貰えるとは当方も思っても見ませんでした。

前置きは此処までにして……今回は、その後の一刀の話です。

タイトルは本編の通りです。

作品の内容が気に入らない方は今すぐにバックボタンを押してお戻り下さい。

それでは、早速行って見ましょう。
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コメント
アーマイルさん<コメントありがとうございます。 完成したら見に来て下さい。(劉邦柾棟)
番外編で萌将伝の外史の面々の話しありそう(アーマイル)
村主7さん<コメントありがとうございます。 本当はどちらにしようか迷ってたんですが、まずは一刀視点から書いて見ました。 「萌将伝外史」は番外編か何かで書こうと思っています。(劉邦柾棟)
てっきり前回での向こう側彼女達の悔恨・後悔とかからスタートするものとばかり 新展開なステージに移行とわ予想外でした (村主7)
kasutaさん<コメント、ありがとうございます。 残念ながら、恋姫達に記憶はありません。 切り替えが早いのは、嫌な事は忘れるに限るからです。 でも、今までされてきた事を許した訳ではありませんよ?(劉邦柾棟)
そして一刀切り替えはや!!(kasuta)
もしかして・・・・・記憶あり(恋姫)(kasuta)
mokitiさん<ご心配無く、あくまでも『萌将伝の外史』にはもう戻らないだけですので……『新しい外史』に行く事になるだけです。(劉邦柾棟)
もう恋姫の面々は誰も現れないのでしょうか?(mokiti1976-2010)
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