インフィニットストラトス 受け継がれる光の絆 Episode.4 代表候補生 −セシリア− |
「―――であるからして、ISの基本な運用は現時点で国家の認証が必要であり、―――」
一時間目はISの基礎理論である。担当は山田先生。
「今のところでわからない人はいますか」
山田先生がそう言うが誰も手を上げなかった
「織斑くん、わからない所はありませんか?」
「あ、大丈夫です。事前に配られた参考書読んでおいたので」
「そうですか。わからない事があったら言ってくださいね」
「わかりました」
こうして一時間目が終わった
「ちょっとよろしくて?」
「・・・」
一人の女性が一夏に話かけてきた。しかし一夏はカメラの整備をしていた
「ちょっと聞いてますの!!」
「聞いてるよ、今忙しいんだ」
「あなた、私を知らなくて!?」
「知ってるよ。セシリア・オルコット、イギリス代表候補生で入試主席」
「あら、知っているのですね」
「ふつうだよ」
「そう、私が入試主席でイギリスの代表候補生のセシリア・オルコットですわ!」
セシリアは自慢げに言う
「本来なら私のような選ばれた人間と貴方達のような者がクラスを同じくするだけでも奇跡・・・
幸運なのですわ。そこのところをもう少し理解していただけないかしら?」
「そう」
「・・・貴方、馬鹿にしていますの?」
「別に」
「まぁでも、私は優秀ですから。なにせ入試で唯一教官を倒したのですから」
「俺も倒したぞ、教官」
「なぁ!?」
一夏の一言を聞いてセシリアは驚いた
「聞いてませんは!?」
「女子だけじゃねか」
「貴方・・また後で来ますわ!!逃げないことね、よくって!?」
チャイムが鳴りセシリアが自分の席に戻っていった
「それでは、この時間は実戦で使用する各種装備について説明を・・・
あぁ、その前に再来週に行われるクラス対抗戦の代表者を決めなければならない」
「はい!私は織斑君を推薦します!」
「私も!」
「アタシも!」
「私も!」
「では候補者は織斑 一夏・・・他にはいないのか?自薦他薦は問わないぞ」
「ちょっと待ってください!納得がいきません!」
そう言って立ち上がったのは他でもないセシリア・オルコットだった
「そのような選出は認められません!!大体、男がクラス代表だなんていい恥曝しですわ!!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間も味わえとおっしゃるのですか!?」
セシリアが文句を言う
「じゃあ聞くけど、何でそこまで言うの」
そう言ったのは一夏だった
「自分が上だからやるって理由にならないよ」
「くっ・・・」
セシリアは黙り込みそして
バン!!
「決闘ですわ!」
そう言った
「いいよ、四の五のつけようよ」
「いいましたね?言っておきますがわざと負けたりしたら私の小間使い・・・いえ、奴隷にしまわよ!!」
「真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」
一夏はそう言った
「それで、ハンデはどれくらいつければよろしいかしら?」
セシリアがそう言った
「いらないよ、そんなの」
「織斑君、それ本気?」
「男が女より強いなんてISができる前の話じゃない」
「それにISが使えたとしても相手は代表候補生よ。勝てるわけないよ」
女子が笑いながら言った
「静かにしろ」
千冬がそう言うと静かになった
「オルコット、こいつをなめると後悔するぞ」
「どう言う事ですか?」
「こいつは入試の時たった五秒で教官を倒したやつだ」
「「「「!?」」」」
千冬の言葉を聞いてセシリアだけでなくクラスの女子達が驚いた
「そ、それは本当ですか!?」
「あぁ、そうだ。現にここに負けた教官がいる」
千冬が真耶を指でさした
「や、山田先生が・・」
「はい・・。事実です。織斑くんに一瞬で後ろに回りこまて倒されました・・」
真耶が思い出すだけでいやな顔をしていた
「セシリア・オルコット」
「何でしょう?」
「俺は君に勝つ、俺は絶対に諦めない」
一夏はセシリアに向かってそう言った
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