恋姫 華陀紀行67 |
桂花の指摘した場所はどんぴしゃりでした。
無事に箱をゲットして家へと持ち帰ることに成功です。
夕刻前に終わってひと安心と言うところでしょうか。
最初は、上から下に掘っていくのって意外と時間がかかって終わるかな?と思っていましたが、二度目以降はコツを掴んだのかサクサクです。
しかし、問題は食糧以外にもあるわけで・・・。
そう!薪が湿気ってるんですよ!
家の裏に積んであったので、そこまで掘るのに苦労しました。
まあ、雪を横に押し退けて通行スペースを確保するだけだったので、氷雪よりも進むのが楽だったのは間違いありません。
手にいれたときは、笑顔で「持ってきた!」と勢い込んで言いましたが、「火つくの?」と冷静に返され、着けてみましたが、着きませんでした・・・。
今は薪を家の中に積んで乾かしてる状況です。
明日には多分使えるようになるでしょう・・・なったらいいな・・・。
まあ、薪についても十分な量はあるため、燃やしていた物に火を再度つけて暖を取っていますが、いかんせん一度冷え込むとなかなか暖かくなりません。
しょうがないので、抱き合って寝ることにしました。
今のうちに言っておきましょう。
「桂花」
「何?」
「俺・・・男なんだけど大丈夫か?」
凄いことになりました。
部屋は、物が散乱しています。
あの言葉の後に、いきなり家の端へと移動し、罵詈雑言の嵐な上に、手当たり次第に物を投げ始めました。
こちらは、火が消えないようにしないといけないので、この場を動くことが出来ません。
しかし見事なノーコンですね・・・。
こちらをあまり見ずに投げてるからでしょうけど。
今は、毛皮と布を覆い被さり、隙間からこちらを警戒しています。
とっくに気づいているものとばかり思っていましたが・・・それとも、男という言葉に過剰反応したんでしょうか?
自分で思考出来るようになってからは、一人で寝られるようにしたのですが、それまで俺が懐で暖めていたのに・・・。
声をかけても全く反応がありません。
近付こうとすると、『びくっ!』として離れようと動きます。
ちょっとショックです。
この警戒は、きっと時間が解決してくれるでしょう・・・。
ここまで精神を回復させたんです!・・・きっと大丈夫なはず!
数日経っても未だに関係の修復が出来ていません・・・。
それ以前に、こちらが与えた物を食べません・・・。
多分寝てないのでは無いでしょうか?
見ている限り、常に気が高ぶった警戒体勢です。
これだけ、気力が続いているのが不思議です。
根性で何とかしてるんでしょうか?
意思の力って凄いですね。
しかし、気の量が減っているのは間違いありません。
さて・・・食べないとはわかっても新しい食糧を作って出します。
あれ?いつもは離れるのに離れません。
もう少し・・・もう少し・・・。
意識が無いようです。
気が高ぶったままを維持するとは・・・。
意識がない今のうちに色々診ておきましょう。
根性はいいですが、無理しすぎです。
高ぶった気を抑えて睡眠を取らせます。
スープをゆっくり少しずつ飲ませていきます。
身体はやっぱり素直ですね。
取り敢えず、意識が戻ったときに暴れられても困るので鍼を刺しておきます。
時間が解決してくれると思いましたが、付き合っていたら疲れます・・・。
さて、こちらも久し振りに熟睡しますかね。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 桂花 | ||
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