恋姫 華陀紀行68
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 明くる日、視線を感じてそちらを見ると桂花がこちらを見ています。

 

 

 こちらも負けじと見つめ返してやりました。

 

 

 『ぐ〜』っとどこかから音が聞こえてきます。

 

 

 首を反対側に持っていき顔をそらしました。

 

 

 お腹減ってるなら言えばいいのに・・・首から上は動かせるから、声が出ないなんてことはないはずですよ?

 

 

 食事を暖め直し、飲ませます。

 

 

 抱きかかえる形で状態を起こし、スープを口に持っていきました。

 

 

 身体が動かないからでしょうか、抵抗らしい抵抗はなく飲んでいきます。

 

 

 少し睨んでいるように見えるのはきっと気のせいだ・・・。

 

 

 少し大きい赤ん坊を世話してる感覚ですね。

 

 

 どちらかというと介護かな?

 

 

 それにしても、今後どうしようかなあ・・・。

 

 

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 あれから、少しずつ動けるように調整しつつ、俺が医者であると言うことを吹き込んでいます。

 

 

 もう一種の洗脳のような気さえしてきます・・・。

 

 

 医者なら仕方ない、そう思わせることにしたんです。

 

 

 きっとまざまざとあの光景を見せられたせいでしょう。

 

 

 男への拒絶感が半端ないです。

 

 

 白夜は医者、華陀は医者・・・男とは違う・・・医者、医者・・・清潔な医者・・・。

 

 

 と言うことで、今はやっと元の動きが出来るところまで戻したわけです。

 

 

 洗脳・・・もとい・・・説得に成功し、ほぼ前の関係まで戻すことが出来ました。

 

 

 途中からぶつぶつと「男は不潔」とか色々聞こえてきたりしましたが、心の折り合いがついたようです。

 

 

 よかった、よかった。

 

 

 二人しかいない空間で、ギスギスするのもきついですからね。

 

 

「さあ、やるわよ!」

 

 

「望むところだ!」

 

 

 今日も元気に将棋崩しです。

 

 

 最近これも勝率が・・・。

 

 

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 やっと雪が降らなくなり、気温も上がってきたように感じます。

 

 

 外を見てみましたが、雪が溶け始めているのか、だいぶ雪の高さが減ってきているようです。

 

 

 見た目で実感出来るのはいいことですね。

 

 

 ここを出る日も近いです。

 

 

 外の空気をめい一杯吸い込んでいると、家の中から桂花が言ってきました。

 

 

「確認したなら早く閉めなさいよ」

 

 

 どうやら、外の空気が入り込み寒いようです。

 

 

 あの時の根性はどうしたんでしょうか?

 

 

「桂花も来てみろよ。空気が澄んでるから気持ちいいぞ。たまには外の空気と入れ替えしないと身体に悪いしな!」

 

 

 桂花は、「なんでわざわざ寒いところに行かないと行けないのよ」とか、ぶつぶつ言いつつこちらへと来ます。

 

 

 文句を言いつつも、言うことは聞くので問題ありません。

 

 

 これが、医者の説得力に違いない!

 

 

 深呼吸をさせて、景色を眺めたら、また家に入れます。

 

 

 暖かくなってきたとはいえ、まだ肌寒いですからね。

 

 

 今回のは、外の景色を見せたかったからの言い訳です。

 

 

 家の中に閉じ籠ってばかりではいけません。

 

 

 ネットとかあれば閉じ籠るかも・・・。

 

 

 無い物ねだりしても仕方ないですし、そろそろ旅立つ準備を始めますか。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
教育ってぶっちゃけ洗脳の側面があるから大丈夫。(陸奥守)
医者としてヤバくね? 洗脳って・・・・・(((( ;゚д゚)))アワワワワ(劉邦柾棟)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 桂花 

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