恋姫 華陀紀行69 |
長い闘いでした・・・。
雪もちらほらと残ってはいますが、雪を小川に捨てることで、この盆地を移動する分には全く困りません。
それと、荷車については外にあったので、多少歪んでいましたが補修しました。
いつ壊れるかわかりませんが・・・無いよりマシでしょう。
最初は野生に戻ろうかとしたんですが、速攻で桂花に
拒否されました。
熟考の余地なしですか、そうですか。
と言うことで、ひとつしかない出入口から街道に向けて進んでいます。
どれくらいの距離があるか分かりませんが、賊たちが歩いてきたくらいです。
俺なら余裕でしょう。
それにしても桂花さんや・・・。
何故に貴女は、何でもないこと・・・当たり前のように荷台に乗ってるんですか?
やっと街道に到着です。
途中道を行ったり戻ったりと、右往左往してしまいました。
あんな山の中に住もうという気が知れません。
因みにあそこまでの大雪は初めてのようです。
たまたま、記録に残るような大寒波でも来たんですかね・・・。
それから、楽な街道を通っているわけですが、なんかおかしいです。
たまに通る人の視線が痛い上に、明らかにこちらを避けています。
何か悪いことでもしただろうか?道の真ん中を通りすぎてるから?
桂花は、街道に出てからというもの毛皮を被って、自分が周りから見られないように隠れています。
人間不信なんでしょうかね。
それにしても、すれ違った全員同じ対応とは・・・。
自分の格好を見直します。
服は普通のものを着ているはずです・・・ちょっとボロいかもしれませんが、今の時代こんなもんでしょう?
こんなときの神(桂花)頼りです。
「桂花。何故か避けられているんだが理由分かるか?」
もそもそと出てきて周囲を警戒しています。
その後こちらを見て呆れた表情を浮かべました。
「あんたの頭が悪いのよ」
通ったみんな、俺よりも頭がよかったのか・・・。
それ以前に見ただけで、頭の悪さがわかるとは凄い人達です。
色々と知っているつもりでいましたが、桂花に教える立場から、教えられる立場に替わるのも早かったし・・・。
確かに頭がよいとは言えないですね・・・。
意気消沈していると、更に声をかけてきました。
「あんた絶対勘違いしてるわよ」
「いや・・・自分の頭の悪さに嘆いていたところだ。大丈夫!向こうは向こう!こっちはこっちだ!」
「・・・どうでもいいけど、その頭に乗ってる物を取った方がいいのは間違いないわね」
俺の頭の上?
まさかのまさかの見事な罠でした。
熊の被り物をそのままにしていたとは思わぬ不覚・・・。
人から離れて生活するとこう言うことになるんですね・・・。
もしかしたら、今まで通った人たちは、俺のことを賊と間違えられていたのでしょうか?
・・・。
しかし!問題さえ解決されればこっちのものです!
くよくよせずにいきましょう!
・・・・・・・・・。
街道を通っていても、賊は現れます、今も目の前に・・・。
逆に街道を通っているから賊に会うのでしょうか?
まあ、見た目こっちの人数ひとりですし、荷台の桂花は戦力外通告を受けるのは間違いありません。
今まで現れた賊の数は、多くても十人位なので楽勝です。
今回は五人ですね。
相手を殺す覚悟があるんだから、自分がそうなることも覚悟してねっと。
・・・・・・・・・。
街道の邪魔なので、脇に避けて放置して進みました。
もうすぐ穎川の町に到着します。
ここに桂花の実家があるそうです。
名残惜しい気もしますが、お別れですね。
子供は、親元が一番です。
家出した俺が言うことでは、ないかもしれませんが・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1843 | 1684 | 12 |
タグ | ||
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 桂花 | ||
Peruさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |