恋姫 華陀紀行72
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 意識がぼんやりしています。

 

 

 何やら近くでよく聞いたことのある声が聞こえます。

 

 

 騒いでいるのは一人だけですが、それを周りが宥めようとしてるみたいですね。

 

 

 人が、安眠してるのに無神経なやつらです。

 

 

 ・・・知らないやつらが居るのに安眠!!??

 

 

 一気に意識を覚醒させましたが、身体の方は寝たままです。

 

 

 薄目を開けて観察するに、先程の食事をした場所から動いていません。

 

 

 どうやら、座ったままで桂花に支えられている状況です。

 

 

 周りの明るさ的に、既に夕刻ですかね。

 

 

 桂花が威嚇して誰も近付かないようにしているようですが・・・。

 

 

 もしかして、薬盛られましたかね・・・。

 

 

 あの濃い味付けは分からないようにするためですか・・・。

 

 

 油断し過ぎましたね・・・。

 

 

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 気を巡らして、身体を目覚めさせようと頑張っています。

 

 

 少しの量であれば、内臓の機能で楽勝に解毒できるはずなんですが・・・。

 

 

 かなりの量を摂取してしまったようです。

 

 

 気だけで身体を動かしたことはありませんが、ものは試しですし、やってみましょう。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 やっと・・・辛うじて手を動かせるくらいです。

 

 

 しかも、かなり集中して片腕だけ・・・。

 

 

 今の状態では、子供でも楽にやられてしまうでしょう。

 

 

 麻痺した人と一緒ですね。

 

 

 まさか、ここまで大変だったとは・・・。

 

 

 まあ、これは負荷が凄まじいので、多用は厳禁としましょう。

 

 

 手さえ動けば、自分のツボを押せばいいだけです。

 

 

 無理するのは嫌ですが、油断した俺が悪いから仕方ないですね。

 

 

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「近付かないで!」

 

 

「桂花。落ち着きなさい。取り敢えずその人は疲れて寝てるのですよ。寝室に連れていきましょう」

 

 

「さっきから言ってるでしょ!それが嘘なのは私には分かるんだから!」

 

 

 言い争いは終わらなさそうですな・・・。 

 

 

 押したツボがやっと効いてきました。

 

 

 精密な動きが出来ないうえに、周囲に分かりにくいようにしているので、難しいです。

 

 

 身体中を僅かに動かしていき、調子を確認します。

 

 

 動かない場所はありませんね。

 

 

 さてと、そろそろ起きますかね。

 

 

 こちらが、桂花に預けていた上体を上げて、桂花の母親へと顔を向けると驚愕な表情をしています。

 

 

 どっきりを成功させた人って気持ちいいものですね。

 

 

 なんか、いい気味です。

 

 

「白夜大丈夫なの?」

 

 

 桂花がこちらを心配そうに見上げて訊ねてきます。

 

 

「問題ない」

 

 

 一度は言ってみたい台詞のひとつでした。

 

 

「満腹で少し寝ていたようだ」

 

 

 そう言って、桂花の母親にニヤリとします。

 

 

 なんか、化け物を見るような眼に変わってるのは、気のせいですよね?

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
内蔵機能で楽勝に解毒⇒内臓(黄金拍車)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 桂花 

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