恋姫 華陀紀行85
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 待ちに待った雪解けです。

 

 

 と言うか、朝食をとっていたら、熊が起きてきました。

 

 

 いきなり、置いていた鹿肉にかじりつかれました。

 

 

 かなりの量があったのに、一匹でペロリです。

 

 

 どれだけ我慢していたのでしょう?途中で起きればいいものを・・・。

 

 

 雪解けと言っても、雪が降らなくなって、少し暖かいかな?くらいのレベルです。

 

 

 ここから、どれくらいの場所に村、ないしは街道があるのか分かりません。

 

 

 雪無しの時に、熊が往復して、一日以内くらいの距離だとは思うのですが・・・。

 

 

 そうそう、凪がこちらの髪を真似して、髪を纏めていて気付きました。

 

 

 あの凪です・・・。

 

 

 この段階で思い出しました・・・。

 

 

 三人セットのイメージが強すぎるので、単独で会っても気付きませんでした・・・。

 

 

 それにしても、髪型が違うだけで雰囲気がガラリと変わるもんですね。

 

 

 女性は化粧で変わるといいますが、髪型だけでも相当なものです。

 

 

 きちんと三つ編みにしてあげましたよ、「こちらの方が可愛い」と言ったらお許しが出ました。

 

 

 これで完成ですね。

 

 

 因みに例の尻尾ですが、腰紐に通してつけています。

 

 

 物凄く恥ずかしそうでしたが、お許しがなかなか得られず「それは・・・」とか「ちょっと・・・」とかモジモジして進まないものですから、先生権限をここで行使です!

 

 

 本当はもっと・・・ナンデモアリマセン。

 

 

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 熊も狩りに出始めたので、こちらは旅立ちの準備です。

 

 

 準備と言っても、食糧と売れるか不明な笠などを作っています。

 

 

 冬は終わったけど、夏に日笠として使えるはずです。

 

 

 凪も手伝ってくれるんですが・・・。

 

 

「それはもう駄目だ」

 

 

「すいません・・・」

 

 

 こういった小物作りに向いていないようです。

 

 

 力を込めすぎて、形がいびつになるし、穴が空いてしまいます。

 

 

 と言うわけで、鍛練ばかりやらせてます。

 

 

 気合いが入り始めると、「はぁぁあああ!」とか言って気弾を飛ばし始めるのが少し厄介です。

 

 

 この前なんて、危うくこの巣穴の中に雪で閉じ込められるところでした。

 

 

 雪崩って怖いですね。

 

 

 それから注意したのですが、熱中するとすぐ忘れます。

 

 

 隠密には向きませんね・・・。

 

 

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 移動できるくらいにまで雪が減り、太陽がさんさんと照っています。

 

 

 熊とお別れのようです。

 

 

 熊も本能的に分かったのか、荷物を肩に担ぐと、一緒に巣穴から出てきました。

 

 

「では元気でな!達者で暮らせよ!」

 

 

「ガァゥ」

 

 

 お別れに抱き締めます。

 

 

 凪も名残惜しそうです。

 

 

 熊に覆い被さっています。

 

 

 まさかり持たせて金太郎姿を見たくなったな・・・。

 

 

 はっ!?そんなことをしてる場合ではない!距離的に今日中に街道くらいまでは出たいのに、ここで時間を潰す訳にはいきません!

 

 

 熊に別れを済ませて、熊が凪を連れて来た方へと向かいます。

 

 

 確かこっちだったよね?・・・こっちだったかな?・・・大体こっちです!

 

 

 そんな不審な目で、曲がりなりにも先生を見るもんじゃありませんよ・・・凪・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
きちんと密編みにしてあげましたよ⇒三つ編み(黄金拍車)
尻尾は読んで字の如く尻の尾だから本当はもっと…アナ的なトコの方が良い。(禁玉⇒金球)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀  

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