北郷外史伝 黄巾党討伐〜圧倒白龍隊〜
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  闘焔隊、楽進隊側

 

 凪「あれは劉備軍ですか?」

 

 人和「みたいね。たぶんこっちと共闘しようとしたんでしょ。」

 

 凪「白龍隊が合流しているところをみると・・・・・」

 

 人和「向こうは向こうで暴れるみたい。」

 

 凪「向こうは隊長に任せましょう」

 

 人和「そうね。」

 

 凪「そろそろ良い具合に半包囲されてきましたね・・・・」

 

 人和「ですね。それでは皆さん、作戦通りに逝きましょう。」

 

 闘焔、楽進隊「は!」

 

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  白龍隊、劉備軍側

 

 一刀「さて・・・・・先陣を切ると言ったもののどう捌くかなぁ」

 

 候成「隊長、ここは大連弓で一気に殲滅、劉備軍に我らの実力を知らしめるのがいいかと。」

 

 一刀「そうだね・・・・・いっそ大連弓だけじゃなく、“あれ”も投入しようか」

 

 候成「もう一つの遠距離武器ですか・・・・確かに白龍隊の訓練にもなって良いですね。では準備させます。」

 

 一刀「あ、みんなに伝えてね。“三投”するまでにバテたら・・・・・華雄将軍と俺の地獄特訓が待ってるよって。」

 

 候成「・・・・・・はい(涙」

 

 一刀「・・・・・あ〜、前の特訓を思い出してたのかな・・・・あの地獄は深月のせいなのにな〜」

 

 雛里「あの・・・・」

 

 一刀「?ああ、士元か・・・どうしたの?」

 

 雛里「勉強の為にここで見ていていいですか?」

 

 一刀「いいよ、よく目に焼き付けるといい。これが・・・・・我が白龍隊精鋭の実力だよ」

 

 候成「みんな〜!“あれ”の使用許可が下りた!三投までにバテたら・・・・・あの地獄が待ってるぞ〜!!」

 

 白龍隊「!?・・・・・・・・・ガタガタブルブルガタガタブルブル」

 

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 雛里「あの〜、白龍隊の人達怯えてません?」

 

 一刀「うん、地獄特訓を思い出してるんだよ・・・・・あれは確かに精鋭と言えど恐怖を刻むのは容易い・・・・・」

 

 雛里(何をしたんだろう・・・・・)

 

 一刀「それにしても士元。」

 

 雛里「はい?」

 

 一刀「孔明は噛んだのに君はなかなか噛まないね。」

 

 雛里「あわわ!!なぜ知ってるのでしゅか!!」

 

 一刀「お、噛んだ噛んだ。俺の勝ちw」

 

 雛里「あわ・・・・ひどいです。」

 

 一刀「ごめんごめん。・・・・・・さあ、始まるよ」

 

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 ここからは雛里が見て感じた事を皆さんにお聞かせしましょう。

 

 雛里(・・・・・始まった。ってなんですかあれ!!槍?破城鎚?明らかにおかしいです。あんなの一人で持てるはずが・・・・・あわわー!一人で持ち上げてます!!どういう体のつくりをしてるのですか!!あ・・・・・黄巾党の人達が吹っ飛んでます・・・・投げ終わったようですね。???あれは弓?そう言えば私たちにむけていた弓があんな感じでしたが・・・・・は?なんですかあれ、一人で何であんな大軍が放ったかのような矢の雨が降り注ぐんですか?黄巾党の人達涙目です。士気なんて有って無いようなものじゃないですか!!もうボロボロです。あ、鈴々ちゃん突っ込んだ。・・・・・あれは見ないほうがいいんでしょうか・・・・私たちが戦ってる所とは別に黄巾党の人達が吹き飛んでいるんですが・・・・・確かあれって北郷さんの所の本隊が戦ってる・・・・うん、見なかった事にしよう、そうしよう。あわわ、そんな事を考えてるうちに敵さん見事に壊滅してる。あれ?確かこっちが少数とみて三万くらいの黄巾党が向かってきていたはずだけど・・・・あれからまだ四半刻こっちに来た黄巾党は壊滅状態ですね・・・・・あれ中央で何か動きが?あれは曹操軍?あれは首魁張角は曹操軍に打ち取られるとみて間違いないでしょう・・・・・・あれもしかして白龍隊の皆さん・・・・・突っ込みます?突っ込んじゃいます?策も何もなく・・・・あれ、でもなんかいい動き。敵さんが何もできずに吹っ飛んでます。人ってあんなにぽんぽん飛ぶものなんですね。・・・・・・・曹操軍の動きは統率がとれていますね。北郷軍は統率がとれているだけではありませんね。それがなんなのかはわかりませんが・・・・ここで見てるだけではすべて分かりませんね・・・・)

 

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 そんな長々と考えを巡らせていると・・・・

 

 一刀「うちに来れば色々勉強できるよ?」

 

 雛里「あわわ!な、なんのことでしゅか!?」

 

 一刀「北郷流読心術(グッb」

 

 雛里「そ、そんな術が!」

 

 一刀「という名のハッタリ」

 

 雛里「あわ・・・・・」

 

 一刀「ま、本当だったようだね。どうする?」

 

 雛里「・・・・北郷さんはどんな世界を望んでいますか?」

 

 一刀「おそらく劉備さんと同じだよ。ただ理想だけではなく現実を見据えたやり方だけどね。彼女の場合何も切り捨てられないって他の人に考えを委ねるんじゃないかな?俺は切り捨てたくないって思いを押し殺して死んでくれって命令するつもりだよ。そんな事にならないようにやれる事はやるつもりだよ。」

 

 雛里「・・・・・」

 

 一刀「現実と理想、その折り合いは付けなければならない。それが出来ない劉備さんは弱小勢力から抜け出せないね。」

 

 雛里「・・・・その通りです。朱里ちゃん・・・孔明ちゃんはそれが分かっていながら一緒に理想を追いかけようとしてます。でも私は・・・・」

 

 一刀「この戦いが終わったら・・・・おそらく鈴々はこっちに来る。」

 

 雛里「!鈴々ちゃんの真名を・・・・・」

 

 一刀「色々事情があるんだけど・・・・彼女の真名はずっと前に許されてるんだよ。」

 

 雛里「そうですか・・・・」

 

 一刀「どうするかは君が、君自身が決断するんだ。もちろん誰かに相談するのもいい。これは引き抜きじゃなく君がどうしたいかを説いているんだから。」

 

 雛里「はい。」

 

 そうして黄巾党討伐は曹操軍の張角討ち取りで幕を閉じた。黄巾党二十万の内七万は北郷、劉備連合によってなされた事と大陸中に広まった。(内訳は六万北郷軍一万劉備軍だがこの情報は流れていない)

 

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 一刀「それで・・・本当にいいんだね?士元」

 

 雛里「はい。しかし・・・・前世ですか・・・・にわかには信じられましぇんが・・・」

 

 鈴々「にゃ〜雛里は頭が固いのだ。」

 

 雛里「あわ!鈴々ちゃんに言われるとなんか納得できないでしゅ!」

 

 一刀「はは、まあこれからよろしくね士元。」

 

 雛里「雛里でしゅ。北郷さんこれからよろしくお願いします。」

 

 一刀「なら俺も一刀で良いよ。字も真名もないからね、一刀がその二つに当たるんだよ。」

 

 雛里「分かりました。一刀様」

 

 一刀(う〜んご主人様じゃないのは新鮮だ・・・・)

 

 一刀「それじゃ一緒に天水に帰ろうか。」

 

 雛里「はい・・・・・・あの・・・・・」

 

 一刀「言わないで。気にしないようにしてるんだから」

 

 凪、人和「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

 鈴々「仕方ないのだ。お兄ちゃんはこうでなくちゃなのだ。」

 

 一刀「鈴々・・・・ひどい」

 

 凪「ひどいのは隊長です!」

 

 人和「事情は知っていてもなんかこう・・・・記憶がない人まで引き入れると納得できません。」

 

 一刀「でも・・・・必要だろ?」

 

 二人「むぅ・・・・・」

 

 一刀の言う“必要”は多くの意味が込められるので二人はこれ以上何も言えないのであった。

 

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あとがき

 

 劉備陣営・・・・・戦力超低下。

 

 劉備好きの方々申し訳ない。

 

 次回はまたまた恋の登場です。今回はねねは出ません。

 

 ねねは華琳のところに行っています

 

 ではまた次回『チェリオー』

 

 え、刀語?そうですが何か?

説明
連投です
では本編どうぞ
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コメント
明命と雛里と流琉が居るこの外史は俺の心をがっちり掴んで離さないです。応援しています!(rinkai62)
うぉ!? 皆さん辛辣!  状況からしても仕方ないですね。(いた)
劉備軍はもっと自分が弱い立場だって事を理解した方がいいな。大きなイベントもなく勝手にチート人材が集まってきただけの義勇軍なのにやけに態度がでかいというか(asayake)
↓↓だから幼女も増えるけど、おっぱいも増えると思うんだ。(飛鷲)
今回の劉備軍の戦力低下は、勢力壊滅→「北郷さん助けて下さい!!」ってなるフラグに違いない!!(飛鷲)
おっぱいが凪と人和だけはきついそーだ白蓮を引き入れろ白馬義従もね、趙雲は却下、職務怠慢の公〇員なんかいらないよww(禁玉⇒金球)
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恋姫†無双 北郷伝 北郷一刀 

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