インフィニットストラトス 受け継がれる光の絆 Episode.6 決闘 -デュエル-
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セシリアに宣戦布告して一週間、ついに決闘の日がやってきた

「なぁ一夏、本当に勝てるのか?」

「大丈夫、絶対に勝つ」

「だがこの一週間なにもしてないぞ」

一夏はこの一週間なんの特訓もしてないのだ。してたと言えば走ってただけだ

「焦ってもしょうがない。今はやることをやる」

「だが・・・」

箒が心配そうな顔をした

「織斑くん織斑くん織斑くんっ!」

その時、山田先生が駆け足でやってきた

「山田先生、落ち着いてください。はい、深呼吸」

「は、はい。す〜〜〜は〜〜〜〜、す〜〜〜は〜〜〜」

「落ち着きましたか?」

「は、はい!」

「で、そんなに慌ててどうしたんですか?」

一夏は山田先生に聞いた

「はい!届いたんです!織斑くんのISが!」

山田先生がそう言うとピットの搬入口が開く。

そこには『白』が、いた。

「これが織斑くんの専用IS『白式』です!」

「白式・・・」

「織斑、すぐ準備しろ。アリーナを使用できる時間は限られてる。ぶっつけ本番でものにしろ」

織斑先生はそう言った

「わかりました」

一夏はそう言って白式を装着した

「箒」

「なんだ」

「行って来る」

「あぁ、勝って来い」

一夏はカタパルトに立った

「ほんじゃ、行きますか」

そう言って一夏は的の待つ舞台に飛びたった

 

 

 

「あら、逃げずに来ましたの?」

「俺は逃げない」

「そうですか、それなら―――」

 

 ――警告! 敵IS射撃体勢に移行。トリガー確認、初弾エネルギー装填――

 

「お別れですわ!」

そう言ってセシリアはライフルを撃った

「くっ!」

一夏はそれを避けた

「手加減してほしいなら今のうちでわよ。それとももう諦めたのですか」

「ふざけんな!諦める・・・俺はその言葉が・・・大嫌いだ!」

「そうですか。なら、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!」

セシリアがそう言うとISから四つのビットが放たれた

「踊ってたまるか!」

一夏はブレードをコールした

「わたくしに接近武器で挑もうなんて・・・笑止ですわ!」

セシリアはビームを放った。しかし一夏はブレードでそれを弾いた

「諦めるか!」

 

 

 

「すごいです、織斑君。とてもISを動かすのが二回目とは思えません」

「・・・あぁ」

「どうしてんですか、織斑先生?」

「いや、ISについては素人のあいつがどうして此処まで出来るのかが気になって」

モニターを見ると一夏はビームを弾いたり避けたりしている

「確かに、普通とは考えられない動きですね」

真耶が言うように一夏の動きは普通と違っていた。まるで上空で戦ったような動きをしてた

 

 

 

 

「何で一発も当たらないんですか!おかしいですわ!」

「自分で考えろ」

「くっ!」

セシリアはビットで攻撃するが全部避けられた。一夏はティアーズの一つを破壊した

 

「この武器はお前が集中して命令を出さないと動かない」

「な、何故それを!?」

「そんなの誰でもわかる!」

そう言って一夏は残りのビットを破壊した

「な、ティアーズ!」

「後はお前だけだ!」

一夏はセシリアに向かって突っ込んだ

「かかりましたわ」

セシリアがそう言うと腰部のスカート状のアーマーが動いた

「ブルー・ティアーズは六機ありましてよ!」

そう言ってセシリアはミサイルを撃った

「なめるな」

一夏はそのまま突っ込んでいった。そして・・・

 

  ギンッ!

 

一夏はミサイルを切り落とした

「なっ!?」

セシリアは驚いた。それもその筈、こんな状況でミサイルを切り裂く

なんてほぼ不可能だからである

「これで終わりだ!」

「イ、インターセプター!」

セシリアが接近武器をコールした時

「喰らえ!」

一夏の一閃がセシリアを切り裂いた

 

『試合終了。勝者、織斑 一夏』

 

試合終了のブザーが鳴り一夏の勝利が決定した

 

 

 

「やったな、一夏!」

「すごいです、織斑君!」

ピットに戻ると箒と真耶が歓迎してくれた

「織斑、一次移行もせずに勝つとは以外だったぞ」

千冬が一夏の所にやって来た

「ま、こんなもんか」

そう言って一夏はピットを出て行った

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