恋姫 華陀紀行89 |
ここでの修業は想像を絶します・・・。
まず、下では知識として色々と教わってきました。
ここでは、それを実践していくわけですが・・・。
「さあ、怖がらないでこっちへおいで、やさしく教えてあげよう」
「いえ・・・やはりお手を煩わせる訳にはいきません・・・」
なぜ、腕を拡げて抱きしめ合おうみたいな形になるんですか?
「そんなことを言わずに・・・さあ!」
更に身体に力を込めても恐ろしいだけです・・・。
自分の身の危険を感じております。
教えを受けようとしたらこうなりました・・・。
違う人も似たようなものです・・・「ここにうつ伏せで寝てごらん」と言われたときに、もう教えてもらうのは諦めました。
みんな、確かにいい人なんです・・・修業の時間以外は『かなり』世話をやいてきます。
寝るときも、添い寝しようとしてくるくらいです。
その為、誰かが近づく度に、即、臨戦態勢に身体がなってしまいます。
なぜここには女性がいないのでしょう・・・。
居れば絶対そちらに聞くのですが・・・。
一度だけですが、かなりの距離まで気付く事が出来なかったので、それ以来気配察知の範囲を縮めてでも感度をあげることにしました。
もし、この一度目が夜だったら・・・。
あまり考えたくないですが、猛獣の檻の中に、入れられてる気分です。
猛獣の方が可愛いです・・・。
たまに、夜中にですが、「アッーーー!!!」な声が聞こえてきます・・・気のせいでしょう・・・。
今日も・・・夜が来ます・・・。
一体どれくらいここで過ごしたでしょうか・・・。
聞くのを止めて、日々他の人の観察をしています。
抱き締めあってツボを押し合ったりしてるんですが、抱き締める必要性を感じられません。
まあ、人体のツボについては今までの旅で大方理解してるのでいいのですが、他の人との交流をほぼ持たないためか、次の工程になかなか進めないでいるのが現状です。
何時も修業の時は離れています。
今ではかなりの恥ずかしがり屋と言うことで、なんとか容認されているみたいです。
しかし、声をかけてくる人はいます。
それが、たまにいるムキムキじゃない人です。
あいつらは特に危険です。
まさかの責め側の人でした・・・。
絶対に近付きません!
ムキムキな人たちは、ほとんどが受けだとは思いもよらなかったです・・・。
だからと言って、教えてとは言えませんが・・・。
今日は、唯一俺が参加出来るものがある日です。
組手です。
動いている相手のツボを正確に押すことを目的としています。
暴れる患者もいますからね。
しかし、これは絶対に負けられません!
負けたら何処かに介抱されていくのです・・・。
何者にも負けるわけにはいかない!・・・負けたら人生が・・・修了してしまう・・・。
懐かしいです・・・。
ここに来たのはいつぶりでしょうか?
俺の気は、今では中徒の誰にも負けません。
それだけの修業をしてきました・・・。
毎日少しずつ何かが磨り減っていったような気がします。
何度も、ここに何をしに来たのかわからなくなりました。
今は、黒の腕輪をもらい受けて、最初に会った人たちのいるところへと向かうべく、雲の中を歩いています。
ここでの修業が終われば、仙人になれると言う、変な噂は本当だったのかもしれません。
仙人になる前に違うものになりそうですが・・・。
ほとんどの人が低徒で出ていく訳が十分に理解できました。
町医者ならあそこで十分です。
しかし、高徒とは何をするんでしょうか・・・。
俺が中徒に入ってから、誰も高徒に上がった気配はありませんでした。
まさか、あの連中好きであそこにとどまっている訳じゃ・・・いや、考えるのはやめましょう。
重要なのはこれからのことです。
過去よりも未来をみていきましょう。
そろそろですね。
何やらみんな揃って待っていてくれるようです。
歓迎されているようで安心しました。
気は抜けませんが・・・。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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教祖が阿部さんの様な気がしてきた。(ルサールカ) 五斗米道が邪教すぎる件(hikage961) |
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