一刀の晋王転生録 第五章二十七話
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 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:ケ  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

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  第二十七話

   「消えぬ違和感、合肥の戦いの結末」

 

 

 馬岱から報告を聞いた一刀は、さっそく鐘会に姜維の首を見せてもらう。

 

「確かに、奴の顔だな」

 

 何度確認してもそうとしか思えない。

 

(鐘会の不気味さに今まで警戒していたが、恐れすぎたか?)

 

 そう思いながらも一刀は姜維の首をとった時の事を詳しく聞く。

 

「私と対面した彼は最早逃げられないと観念したのか、身体が崩れ落ちて最後は大人しかったですよ。現に私はこうして無傷でしたの

 

で」

 

「成程、確かにそうでないと説明が付かんな。分かった、鐘会、良くやってくれた。褒美は洛陽に戻ってからということで良いか?」

 

「ええ、分かっていますよ」

 

 聞くべきこと聞いた一刀は全軍に帰還命令を出し、洛陽に戻る。

 

 その間、一刀は拭えぬ違和感があった。

 

(姜維が大人しく討たれた? あの勝利に執着していた男が?)

 

 だが、彼の首と思わしき物を見せられたため、これ以上疑問に思うことは出来なかった。

 

 ならば鐘会には、相応の褒美を与えねばならない。そうしなければ民、兵達に不平不満を抱かれ、国の崩壊に繋がりかねないのだか

 

ら。

 

 この事が、乱世最後の戦いと発展するとは、この時点では彼は気付けない。むしろ気付くことは不可能だった。

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 洛陽に帰還し、劉協自らの労いの言葉を聞き、司馬家の屋敷へと帰ってくる。

 

「一君! お帰りなさい!」

 

「ああ、ただいま、美華」

 

 二人はすぐにべったりと寄り添い、戦の話をする。負ける寸前だったと知ると、涙目で良かったと彼女は呟く。そして一人の男の話

 

になると、彼女は不安を口にする。

 

「ねぇ、一君。あの鐘会って男、絶対何かあるよ。あいつは絶対信用してはいけない。それに今回の戦いでも腑に落ちない事があるん

 

でしょ?」

 

「分かってる、だが俺達を欺こうとしていたとしても、証拠が無い。だから皆と同じようにするしかない」

 

「……そっか」

 

 結局はどうすることも出来ないと分かると彼女は気落ちする。一刀はそれをどうにかしようと話題を変える。

 

「そういえば、俺達が五胡と戦っている時、他の勢力で何か変わったことは?」

 

 その結果がこれだった。これに美華は苦笑しながら彼の話題変えに付き合う。

 

「少し置いてくれた賈充の部下を使って調べさせたけど、劉備軍は陛下に追い出されたみたい。後は……曹操と孫権が合肥で戦ったっ

 

て報告を受けてる」

 

「何だって? それで結果は?」

 

「……曹操が勝ったみたい」

 

「それは驚いたな……」

 

 曹操は一刀達に敗北し、甚大な被害を受けている。ならば必然、出せる兵力は少ないだろうというのは一刀は分かる。事実、兵力は

 

曹操軍が二万、孫権軍が十万と圧倒的に不利だった。

 

「勝利に大きく貢献したのは張遼。七千の兵を率いて孫権軍のほとんどを倒したって」

 

「それは凄まじいな」

 

「でも、やっぱり唯ではすまなかった。楽進、李典、于禁、郭嘉が戦死したって報告があった」

 

「そうか……」

 

 一刀は典韋を含めて、戦死した彼女達を思い浮かべる。あまり顔を合わせなかったが、それでも良き人材だったと思う。

 

 そこで、ふと曹操の事を考える。敵とは言え心配になってきたのだ。

 

(彼女は大丈夫なのか? 自尊心が強いのと同時に責任感も強い。この二つが変な方向に行かなければ良いけど……いっ!?)

 

 思考の最中に一刀は美華に頬を抓られる。

 

「一君、敵の女の事を考えたぁ? 味方はともかくそれは流石にちょっと」

 

「あ、ああ、済まない」

 

「謝るくらいなら、誠意を見せて」

 

 そう言われて、一刀は美華に接吻する。その後、戦明けというのもあってか、気が高ぶり結局は一夜を共に過ごした。

 

(それにしてもやきもち程度で済むとは……変わったな美華、いや、成長した……かな?)

 

 そんな事を思いながら眠りに付いた。

 

 翌日、今まで戦いの褒章を与えるために来てほしいと劉協から呼ばれる。

 

 その時、歴史がさらに動く。

説明
五胡との戦いは終わった。洛陽に帰った一刀はここで曹操と孫権が戦っていた事を知る。
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コメント
稟が戦死とは。。。   三羽鳥もなくなるは。、  曹操陣営は4割近くはダウンしたかなぁ。。(qisheng)
コメントありがとうございます。稟についてですが、病死にすると恋姫的に鼻血による出欠多量になりかねなかったので戦死にしました。(k3)
曹操の部下が死に過ぎだね。もう魏はダメだ。三羽烏は兎も角として、稟が戦死ってどうかな思ってしまった。せめて病死にしてほしかったな〜(ohatiyo)
晋王就任ですねわかります。(飛鷲)
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真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫  転生 

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