恋姫 華陀紀行94
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 怒りのあまり大振りで疲れ始めた頃に、鍼をかなり犠牲にしつつなんとか無力化に成功した。

 

 

 俺の鍼が・・・。

 

 

「殺すがいい・・・」

 

 

 何故そんなに結論に?

 

 

 いや・・・それ以前に、普通の人だったら気を失っているはずなのに、なぜ話せるんです?

 

 

 また、この世界得意の根性ですか?

 

 

 まあ、話せるのならば都合がいいです。

 

 

 周りの女性が心配そうにこちらを見ていますし、さっさと原因追求しましょう。

 

 

「何故そんなに怒ったんだ?」

 

 

 何を当たり前のことを!みたいな顔をされても困るんですが・・・。

 

 

「・・・(真名を呼ばれた)・・・」

 

 

「は?」

 

 

「私の真名を許しもなく呼んだのだ!」

 

 

 いつ俺が言ったと言うんです?

 

 

 きちんと関羽殿といったはずですが・・・。

 

 

「俺は呼んだ覚えは無いんだが・・・」

 

 

「何故分かったのか分からないが、愛紗と言っただろう・・・」

 

 

「ん?いや、言ってないはずだが・・・あぁ・・・」

 

 

 言葉の流れが悪いことがよく分かった。

 

 

 つまりはそう言うことか・・・。

 

 

 俺が、関羽殿のことはわかったと言ったことに対して、関羽は自分の事を何がわかったのか?と認識したと・・・。

 

 

 そして、こちらの次の言葉が「あ〜医者だな」と言ったこの言葉に反応・・・。

 

 

 よく考えたら、「あ〜いしゃだな」・・・「愛紗だな」・・・これはひどい・・・。

 

 

 巧妙な罠だ・・・。

 

 

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 何とか誤解を解き、村娘たちを送り返すべく一緒に向かっています。

 

 

 解けたら解けたで、かなり激しく謝られた。

 

 

 しかも、一応身体を動けるようにしたとは言え、体力を使い果たしたのか、俺が背負っている状況。

 

 

 気力を回復させることも出来ないこともないが・・・背中に当たるものがなかなか良いから・・・。

 

 

 背負うので尻に触るのも不可抗力ですよね?

 

 

「白夜殿。何やら邪な気配を感じませぬか?」

 

 

 ちっ!気付きおったか!愛紗め!

 

 

「・・・いや、俺たち以外に近くには誰も居ないようだ」

 

 

 当たり障りのない言葉を返しておく。

 

 

 実際に居ないし嘘ではない。

 

 

 取り敢えず、関羽を負かした上に勘違いなどもあり、真名の交換をした。

 

 

 この背負ったままも、もうすぐ終わりか・・・。

 

 

 残念でならない・・・。

 

 

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 村に辿り着くと、村の入り口で村人たちが、それぞれお粗末な武器を持って待機していた。

 

 

 村人全員で突撃する気満々だったようだ。

 

 

 こちらに気付いたようで、走り寄ってくる。

 

 

 こちらにいた村娘たちも、あちらへと走り向かっている。

 

 

 人助けは良いものだ。

 

 

 思わず手に力が入ったら、愛紗につねられてしまった・・・。

 

 

 痛くはないが、自意識過剰じゃないか?今のはわざとではないんだけど?

 

 

 振り向かずに、そのまま村へと入り、歓待を受けた。

 

 

 愛紗に関しては寝かせている。

 

 

 今ならイタズラし放題なのでは・・・。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
斬る前に説明くらいしろって風習だよね。聞き間違えだってあるのに。(陸奥守)
幽遊白書の海藤優戦みたいなものかな?『あ』と『い』と『しゃ』を続けて言ってはいけないみたいな。(へたれ凡)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 愛紗 

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