真・リリカルなのは 第十章 エルトリア振興編 第一話 エルトリアへ!!
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どうも、作者のohatiyoです

 

第十章を始めたいと思います

 

ですが、その前にみなさまに謝罪をしなければなりません

 

台本形式を止めるかどうかで悩んでいましたが、今まで通り台本形式で行こうという決断をしました

 

台本形式を止めろという意見を下さった方々には誠に申し訳ありません

 

台本形式の方が良いと言う意見も中々多かったので

 

読む気が失せたという方には、何も言いません

 

この決断を下した作者が悪いので

 

もし、予定より早く、この真・リリカルなのはが完結した場合は、台本形式を止めたVerで投稿したいと思います

 

では、本編をどうぞ

 

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何故キリエが地球に?

 

そう思った人も大勢いるだろう

 

エルトリアに帰ったはずのキリエが再び地球に来る理由がないのだから

 

しかし、彼女は傷ついている

 

何者かに攻撃されたようだ

 

キリエが地球に来てから、2日が経った

 

キリエ「う…………………こ、ここは?」

 

漸く目を覚ました キリエ

 

彼女はベットの上で寝ていた

 

キリエ「どう考えても、誰かの家よね?」

 

誰かに保護されたのかしら?

 

ガチャッ

 

突如、部屋の扉が開く

 

鮫島「おや、目が覚めましたか」

 

アリサの執事である鮫島が部屋に入ってくる

 

キリエ「あなたが私を?」

 

鮫島「いいえ、アリサお嬢様と、そのお友達です」

 

キリエ「そう、悪いんだけど私、急いでるんで……………………」

 

キリエはベットから降りようとする

 

キリエ「痛ッ!!」

 

鮫島「無理をしてはいけません!!」

 

キリエの怪我はまだ完治していないようだ

 

アリサ「どうかしたの? 鮫島」

 

騒ぎを聞きつけて、アリサも部屋に入ってくる

 

鮫島「このお嬢さんが無理をしようとしているので…………………………」

 

アリサ「アンタ、まだ傷は治っていないでしょう? 大人しくしてなさいよ」

 

キリエ「助けてくれたことには感謝しているわ……………けど、こんなところで休んでなんかいられない!! 一刻も早く、なのはに会わないと!!」

 

アリサ「なのはに会いに来たの?」

 

キリエ「え? 高町なのはを知っているの?」

 

アリサ「友達よ」

 

キリエ「会わせて!! 私たちには時間がない!! 彼女の力がどうしても必要なの!!」

 

アリサ「わかったから落ち着きなさいよ、アンタがなのはの知り合いってのは知ってるから、呼んだらすぐに来るわよ」

 

10分後、アリサからキリエが目を覚ましたと言う連絡を受け、すぐにやって来た なのは達

 

なのは「キリエ、一体どうしたの?」

 

自分に会いに来たと言う事は、ただ事ではない

 

そう察した なのは

 

キリエ「なのは!!! 勝手だと思うけど、アンタの力を貸してほしい!!!」

 

なのは「どういうこと?」

 

キリエ「エルトリアが……………………………襲われた」

 

なのは「え!?」

 

驚愕の真実に驚きを隠せない なのは達

 

キリエ「エルトリアに帰ってすぐ、ユーリの力や王様達との協力で、エルトリアは復興できたわ。けど、それから少し経ったある日、奴らが侵略しに来たの」

 

なのは「奴ら?」

 

キリエ「ブラックガーストって組織よ」

 

はやて「なるほどな、そいつらに挑んだけど返り討ちにされたちゅうことか」

 

キリエ「ええ」

 

だからこそ、キリエの体は傷ついていたのだ

 

フェイト「あのユーリが負けたの?」

 

フェイトは、いや、ユーリと戦ったことがあるメンバーは驚きを隠せなかった

 

圧倒的な力を誇った彼女

 

そのユーリですら勝てない相手だというのだろうか?

 

なのは達が力を合わせて、漸く勝つことができたというのに…………………………

 

キリエ「いえ、ユーリは直接ブラックガーストとは戦っていないの」

 

なのは「え? どうして?」

 

不可解だった

 

何故ユーリが戦わなかったのか?

 

彼女の力はかなりの戦力になるには言うまでも無いだろう

 

キリエ「ユーリは((死神樹|ししんじゅ))の成長を止めるだけで、精一杯なのよ」

 

フェイト「死神樹?」

 

聞いた事も無い単語に疑問を持つ なのは達

 

キリエ「ブラックガーストの奴らがエルトリアに植え付けた、惑星に寄生する植物よ………………………その死神樹の実を食べると、魔力が増大して、強くなるらしいわ」

 

はやて「そのブラックガーストは何でエルトリアに?」

 

キリエ「多分、たまたまよ。正直どこでもいいんでしょ」

 

そう、ブラックガーストは死神樹を育てれればどこでも良かったのだ

 

フェイト「ユーリはどうして死神樹の成長を止めるの?」

 

キリエ「死神樹は、その惑星の寿命を吸収して育つのよ…………………惑星にも寿命がある、死神樹が成長し続ければ、それだけエルトリアが滅亡に近付く」

 

そう、死神樹がエルトリアを殺してしまうのだ

 

世界そのものを犠牲にして育つ植物、それが死神樹なのだ

 

なのは「じゃあ何としてでも止めないと!!!!」

 

キリエ「ええ、だから私たちはブラックガーストに挑んだの……………けど、完敗だった。めちゃくちゃ強いわ、奴らは」

 

はやて「だから、なのはちゃんの力を?」

 

キリエ「ええ、嘗てユーリの暴走を止めることができた、なのはなら奴らに勝てる……………………そう思ったの」

 

なのは「……………………………………………………………………」

 

キリエは、なのはから視線を逸らさずに話を続ける

 

キリエ「話し合いで解決できるなら、それが一番良い方法だというのはわかってる。けど話を聞くような奴らじゃないことも確か」

 

ブラックガーストの目的は恐らく、更なる力を得る事

 

その為には犠牲を問わない奴らなのだろう

 

キリエ「だから、この地球に来たの。この事を知っているのはレヴィだけよ」

 

フェイト「レヴィが…………………………」

 

よりによってレヴィかよと思ってしまう フェイト

 

キリエ「お願い!!! 勝手な願いだとはわかってる!!! あなたには無関係なことだということも!!! けど、アンタが最後の頼みの綱なの!!! 私に力を貸して!!! エルトリアを立て直すために…………………死神樹を取り除くために!!!」

 

キリエの魂の叫びが、なのはの心に響く

 

確かに、なのは達には全く関係ない話だ

 

しかも、ブラックガーストの実力は未知数

 

勝てる保証もない

 

はやて「どうする?」

 

フェイト「管理局からもらった休暇にも限りはあるよね?」

 

なのは「もちろん行くよ!」

 

なのはの第一声がそれだった

 

はやて「なのはちゃん!?」

 

フェイト「いいの?」

 

はやては驚き、フェイトは問う

 

なのは「シュテル達を助けたい、これは私の我儘だよ」

 

全員「「「「「………………………………………………………」」」」」

 

この部屋に居る者全員が、なのはの話しに耳を傾ける

 

なのは「それに、無関係じゃないよ?」

 

キリエ「え?」

 

なのはの発言に驚く キリエ

 

何故、無関係ではないのか?

 

なのは「私たちは友達だよ! 友達を助けるのに理由はいらないでしょ?」

 

はやて「なのはちゃん……………………………………」

 

フェイト「…………………………………………………」

 

なのはの言葉にみんなが感動する

 

そう、こんな なのはだからこそ、自分達は助けられたんだと

 

なのはが友達を見捨てるような奴なら、今頃ここに集まってなどいない

 

今までの激戦を乗り越えられてきたのは、みなが力を合わせた結果である

 

そして、みなが力を合わせることが出来たのは、なのはが絆を大切にし、自分達を見捨てないでくれたからだ

 

改めて実感する

 

なのはのやってきたことは、決して偽善なのではない

 

結果がそれを物語っている

 

時には大きな失敗もするが、だからこそ今のなのはが居るのではないだろうか?

 

キリエ「なのは………………………本当にありがとう」

 

涙を流し、なのはに礼を言う

 

無関係だと放って置かなかった事にじゃない

 

嘗て、自分の所為でユーリが復活し、なのは達には苦労を掛けた

 

もしかすると恨まれている可能性もあった

 

しかし、なのはは自分達を友達だと言ってくれた

 

敵だった自分に

 

もう少しで地球が滅ぼされてしまう切っ掛けを創ってしまった自分に

 

人間では無い自分に……………………………

 

なのは「お礼を言うのは早いよ? まだ始まってすらないのだから」

 

キリエ「そうね………………早速で悪いけど、今から行けるかしら?」

 

キリエは涙を拭き、エルトリアへ向かおうとする

 

なのは「うん、行くなら早い方がいい」

 

アリサ「全く、相変わらず何も考えずに付き進む………………そういうのってバカっていうのよ?」

 

なのは「酷いよ〜 アリサちゃん」

 

アリサ「なのは1人じゃ心配だわ、私も行く」

 

なのは「え?」

 

驚く なのは

 

彼女は1人で行く気 満々だったのだから

 

まして、アリサは魔法に深く関わりたくないと言っていた

 

しかも、キリエとは今日、出会ったばかりだ

 

アリサ「確かに、あまり戦うのは好きじゃないけど、理不尽な奴の方がもっと嫌いなのよ………………ブラックガーストって言ったかしら? 説教してやるわ!」

 

なのは「アリサちゃん………………………………」

 

彼女の強い正義感が、ブラックガーストのやり方を許せないようだ

 

すずか「私も行くよ? 仲間は多い方がいいでしょ?」

 

なのは「すずかちゃん…………………………………」

 

フェイト「勿論、私たちも行くよ! ねぇはやて?」

 

はやて「家族を連れて行けへんのは心細いけどな…………………まぁ何とかなるやろ? 今までもなってきたし」

 

なのは「フェイトちゃん、はやてちゃん…………………………………」

 

そう、みなの心が1つとなっている

 

打倒ブラックガーストの想いで

 

キリエ「本当にいいの?」

 

アリサ「二言は無いわ! 私たちでブラックガーストをブッ飛ばす! そうでしょ? フレイムアイズ! 左近!」

 

フレイムアイズ【任せな!! 相棒!!】

 

左近「コ〜ン」

 

すずか「行けるよね? スノーホワイト」

 

スノーホワイト【はい、マスター】

 

フェイト「バルディッシュ?」

 

バルディッシュ【Yes sir】

 

なのは「レイジングハート…………………………」

 

レイジングハート【もう二度と、あなたを墜落させません。絶対です!】

 

それぞれが相棒であるデバイスに話しかけ、指揮を高める

 

なのは&フェイト&すずか&アリサ「「「「行こう!! エルトリアへ!!」」」」

 

はやて「……………………………………………………………………」

 

ええな、インテリジェントデバイスって………………………………

 

夜天の書は喋らんし、リインは寝てるし、ウチはボッチや…………………………

 

ただし1人は除く

 

キリエ「じゃあ行くわ!! 準備はいい?」

 

なのは「うん!!!」

 

キリエが丸い宝石のような物を掲げると、光り出す

 

そして、なのは達は部屋から居なくなる

 

なのは達はエルトリアを救えるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う訳、第一話でした

 

次回からは、キリエが地球に来る切っ掛けになります

 

つまりエルトリアにブラックガーストが侵略してくる話です

 

お楽しみに!

 

そして、台本形式を止めてほしかった方々には深くお詫びいたします

 

 

説明
第十章開幕!
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う マテリアル 内容はオリジナル エルトリア 

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