魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第四十五話 |
A.s 2nd編 第四十五話 「少女達の日常」
なのはside
翌朝 A.M 6:12・・・
ピピピ・・・ピピピ・・・
なのは「う・・・・ううぅん・・・・・・」
私は目覚ましの音に気づき目を覚ましました。今日も学校だったので早めにセットしておいたからです。
すると私の前には・・・
クシャル「おはよう、なのは。」
なのは「ん・・・くしゃるおはようぅ・・・・・」
クシャル「・・・兎に角早く着替えろ。後ろ向いているから。」
なのは「んんっ・・・分かったの・・・・・」
私はパジャマから着替えて制服に着替えました。・・"クシャルん"って結構紳士なの。
・・・・・・アレ?
なのは「・・・・クシャルんって・・・男の子なの?」
クシャル「・・・この声で女な訳あるか?」
なのは「いや・・・そう言う意味じゃなくて・・・」
クシャル「・・・・性別無いと思ってたのか。」
なのは「うん・・・・」
クシャル「・・・・あのな。大抵の生物には雄雌はある。それだけは覚えておけ。」
なのは「はーい・・・・・・それと・・・「(ク)何だ?」クシャルんって・・・人間になれるよね?」
クシャル「・・・・なって貰いたいのか?」
なのは「・・・・・・・・・・・・・・うん。」
クシャル「・・分かった。」
するとクシャルは魔法陣を展開して光に変わって、そして・・・
なのは「うわぁ・・・・・・・」
白い髪で蒼い瞳。整った顔そして眼鏡(伊達)。そして動きやすい服装の男の人になったの。
歳は大体30代ぐらいの身長なの。
クシャル「・・・これでいいか?」
なのは「う・・うんありがとう。戻って良いよ。」
クシャルは元の姿に戻ると机の上にチョコンと座ったの。すると・・・
桃子「なのはー!ご飯できてるわよー!」
なのは「あっ!忘れてた!」
クシャル「早く行って来い。飯は忘れずにな。」
なのは「分かったの!」
そして私はいつもと少し違う朝を迎えて一階に降りて行ったの。
フェイトside
A.M 6:30・・・
TV『続いては日程平均株価です。昨日に比べ一円下がり・・・』
エイミィ「・・・・日本沈没しませんよね?」
クロノ「朝っぱらから何言ってるんだ。」
リンディ「日本沈没したら色々大変でしょうね・・・」
クロノ「か・・母さんまで・・・・」
フェイト「わああ!?遅刻するっ!!」ダダダダ!
リンディ「おはようフェイトさん。朝食できてるわよ。」
フェイト「えっと・・・えっと・・・・」
「時間はまだ大丈夫だぞ、フェイト。」
私は遅刻する時間だと間違え時計を見るとまだ6時で少し恥ずかしかった・・。
すると私の後ろからは・・・
フェイト「あ・・・・・・・・//」
エイミィ「ぶっ!?」
クロノ「・・・・・・・・・」(苦い顔)
リンディ「・・・・・・・」(唖然)
白い髪で紅い瞳引き締まった身体。服は・・・少し薄着かな?そんな感じの20代後半の男の人・・・
キリンこと、"ライ"が私の部屋から出て来た。
クロノ「それがキリンの人間の姿か・・・・」
ライ「ちなみに昨日フェイトが「なんだか似合わない」と言う理由で俺に名を付けてくれた。これからはライだ。」
リンディ「あははは・・・・・・・」
エイミィ「い・・・・イケメン・・・・・ですって・・・・」
フェイト「あははは・・・・・」
ライ「そういえばクロノ。ノノとカムは?」
クロノ「ノノはココだ。カムはまだ寝ているよ。」
クロノが足元を指差すと下に犬用の皿で食べているノノが居た。・・・・完全にクロノに犬扱いされてるね・・うん・・・。するとクロノが肩を回し始めた。・・・そんなに肩がこる事をしたのかな?
クロノ「ったく・・・・ノノもカムも・・寝るときはその形態にしてくれ・・。人間モードで寝ているとこっちが辛い・・・。」
ノノ「何だいクロノ。アタシの胸に抱かれて寝るのは嫌なのかい?」
クロノ「僕はそんな事をしない"健全"な年齢だ!!」
フェイト「・・・自分で健全って言ってる時点で・・・・・・」
ライ「・・・・だな。」
エイミィ「ち・・ちなみにノノさんの人間のお姿は・・・・・」
リンディ「・・・・エイミィ?」
ノノ「ん?アタシの人間の姿かい?・・ならお見せするよ。」
するとノノは少し離れて魔法陣を展開した。するとノノが居た場所には黒いロングで白い
薄着を来た女の人が立っていた。・・・・・・・・・・・確かに埋もれるね、クロノ(震え声)
ノノ「ふふぅん。クロノ、この姿のアタシと一緒に飯を食べたかったのかい?」
するとノノはクロノに抱きつき・・む・・・・胸を・・・・・当てていました・・。
クロノ「残念だかその気は無いし食べるのの邪魔だ。」
ノノ「ふぅん・・・・でもさぁ・・・・・・・勃ってるよ。」
クロノ「ぶっ!!//」
リンディ「まぁそう言う年頃ですし、手取り足取り・・・・」
クロノ「か・・・母さん!?//」
フェイト「・・・・楽しそうだね・・ライ。」
ライ「・・と言うかそろそろ飯を食えフェイト。時間が迫っている。」
フェイト「っ!?先に言ってよぉ!!」
はやてside
さて。ウチは現在のんびりと時間まで待っているんやけど・・・・・
シャマル「・・・・・・・・・・・・」
シャマルが絶賛落ち込み中やった。さてさてその訳は・・・
十数分前、八神家食卓・・・
ヴィータ「ん・・・・はやておはよう・・・・」
はやて「おはようヴィータ。顔洗って来いや。」
ヴィータ「うん・・・・行こうぜジン・・・・」
ジン「・・・と言うか抱かれているから動けんのだが・・・・・」
まだ起きて間もないヴィータはジンを抱いて洗面所に向かった。
その後にシグナムが朝の訓練から戻って来てシャワーへ。ザフィーラは・・・犬さんやからテーブルの付近に座っている。そしてシャマルは・・・
シャマル「はやてちゃん・・・・手伝いましょうか?」
といつもならココでウチはシャマルを止めんやけど、今回は違った。
はやて「あ、それなら大丈夫や。もう出来てるで。」
シャマル「えっ?」
シャマルが驚いてテーブルの上を見るとすでに朝食の用意が出来ていた。
何故ウチがここまで早く朝ごはんを用意できたかと言うと・・・
アーマ「はやて。これで全てですね?」
はやて「ああ、アーマありがとさん。」
シャマル「なん・・だと!?」
アーマがご飯作るのを手伝ってくれたんや♪
はやて「にしてもアーマは作るの上手いなぁ。お陰で手っ取り早く出来たわ。」
アーマ「はい。他にも掃除・洗濯なんでも来いです♪」
はやて「ホンマ、お母さんみたいやなアーマは・・・ってシャマル、どないしたん?」
シャマル「い・・いえ何も・・・・・(だ・・だけどはやてちゃんぐらいの味の実力でないとこの家では生きていけないから・・)」
そして朝食時・・・
ヴィータ「ムグムグ・・・・・今日の朝飯、ちょっと味が違うけど旨いな。」
シグナム「うむ。特にこの味噌汁は絶品だな。」
どうやら朝ごはんは大絶賛やな。皆、美味しそうに食べてるけど・・・
シャマルはなんでさっきからアーマを睨んでいるんやろ?
シャマル「ふ・・・・だ・・大丈夫よ・・・わ・・私にははやてちゃんの学校に迎えに行くと言う特権が「(は)あ・・それなんやけど・・・・」・・・?」
はやて「実は今日からアーマが迎えに行くことに・・・・・・」
ヴィータ「・・・・・シャマル、どうした?」
シグナム「・・・・・・シャマル?」
シャマル「わ・・・私の立場がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!?」
・・・・そして最初に戻るって訳や・・。
三人称side
A.M 7:47
聖祥小・・・
零人「ういーっす。」
霊太「うーっす。」
はやて「おはようさん、二人共。」
ヴィータ「うーっす。」
零人「アレ。今日ははやて達だけか?」
はやて「そやな。でもそろそろ・・・・・」
ドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・・・ガラッ!バンッ!!
「「「「セーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーフ!!」」」」
零人「・・・・元気だなお前等。」
霊太「いやいや・・こんなぐらい元気な方が・・・・・」
はやて「・・・・・霊太君?」
なのは達は今回も全力全開で教室の中に入って来て疲れた顔をしていた。
だが零人はいつも通りの時間に発車するバスを見ていたので遅刻の理由をなのは達に投げかけて見た。
零人「・・・・なのは。お前、どうして最近遅刻ギリギリに来るんだ?」
なのは「にゃははは・・実は最近道路が所々工事があってそれで・・・・」
零人「工事?」
霊太「確かにこの所道路工事が多いな。」
フェイト「そうそう。だから・・・・・」
零人「・・・いや、だからって・・なら早く来たら良いんじゃないか?」
するとなのは達は急に黙りだした。・・・・明らかに図星と言う顔だ。
なのは「いや・・・そのぉ・・・・・・」
フェイト「あははは・・・・・・はいぃ・・・・」
授業中・・・
授業の時間となり生徒達は黙々と前の黒板に書かれていることをノートに写していた。
なのはもその一人ではあるが授業内容が国語の為四苦八苦していた。
なのは(うう・・・・・このままじゃ解らずじまいなの・・・・)
なのははチラッと零人の方を見ると零人は何時もと変わらずダルそうな顔でノートに書いていた。元高二の零人にとってはこのくらいは朝飯前と言っても過言ではなくだからと言ってサボっていると北村に注意されるので一応ノートに書いているのだった。なのははそのノートの字を見て少し驚いた。今までなのはの男の子が書く字は大抵汚い物だと思っていたが零人のノートの字は自分以上に綺麗な字だったのだ。お陰で隣からでも何を書いているのかしっかり分かりなのはは少しある行動に移った。それは・・・
トントン・・。
零人「・・?」
零人はなのはに軽く叩かれ何かと思ったらノートに零人宛に文字が書かれていたのだ。
なのは-国語解らないから教えて欲しいの!(><;)-
零人「・・・・・・・。」
すると零人はノートを少しなのはの方に近づけた。
なのははそのノートを見ながら授業を受け内心、嬉しさで一杯だった。
なのは「・・・・・・♪」
零人「・・・・・フッ・・・」
さて、所変わってフェイトはと言うと・・・
フェイト「・・・・?・・・?」
未だに理解できておらずなのは同様四苦八苦していたのだ。
フェイトは周りのはやてやヴィータ達を見るがヴィータはそれほど難しい顔をしておらず
はやても平然としていた。
フェイト「・・・・・・・・・・」
フェイトが内心焦っていると隣に座っていた霊太から何かが渡された。紙屑か何かでフェイトはそれを音を立てずに開けると中には・・・
霊太-後で教えてやっから今は頑張れ by リョウ-
フェイト「・・・・・・・・」
霊太「・・・・・・・。」
コレを見たフェイトは不思議と嬉しさと喜びを感じるのだった。
昼休み・・・
零人「・・・ムグムグ・・・・」
ヴィータ「んぐんぐ・・・・・・」
アリサ「・・・・あんた等・・よくそんな量、食べれるわね・・・。」
と言うアリサ達の前には二人分の弁当を平然と食べている零人とヴィータが居て他の面々は唖然としていたのだ。
なのは「なんだか最近これを見るようになって色々と考えが可笑しくなって・・・」
はやて「・・・なのはちゃん・・・苦労しているんやな・・・・・」
フェイト「・・・・・アレ・・霊太は?」
すずか「・・・そういえば・・・・」
零人「んぐっ・・・・リョウならあそこだ。」
零人が指差すほうには貯水タンクの場所に寝転がっている霊太が居た。フェイトはそれを見つけるや霊太の元に向かった。
零人「・・・・フェイトの奴・・どうしたんだ?」
はやて「さぁ・・・・・・あ、から揚げ貰い。」
アリサ「私は卵焼きね。」
なのは「私はエビフライなの。」
ヴィータ「じゃアタシは肉で。」
すずか「じゃあ・・アタシはキュウリを貰うわ。」
零人「・・・・おーい。俺の弁当の大半が食われたけどー・・・」
イクス『日常では?』
ガルム『・・・それが彼の日常なのか?』
レイジング『否定はしませんね。』
零人「おーいテメーら何余計な事を言ってんだよー・・」
はやて「大丈夫や・・何故なら・・・・・このオカズが美味すぎる零人兄ぃが悪い!!」もぐもぐ・・・
零人「人のおかずを未だに取りながら言っても色々説得力ねーよ!」
一方・・・
フェイト「よいしょっと・・・・・」
霊太「・・テスタロッサ?どうした。」
フェイトは霊太がいる場所によじ登り、隣に座った。すると彼女は「ふぅ・・」と軽く息を吐き霊太に質問した。
フェイト「ねぇ霊太。・・皆と食べないの?」
霊太「んー?飯はさっき食い終わった。」
フェイト「えっ・・・・ご飯って・・・・・」
霊太が指を刺しその場を見ると食べ終わった弁当箱があったがそれは余りにも小さな弁当箱だった。
フェイト「・・・・お腹・・・減ってないの?」
霊太「・・・・慣れてる。」
フェイトは霊太の答えに少し心配を覚えたのか自分の弁当箱をあけ中からオニギリを一個取り出し霊太に差し出した。
霊太「・・・・・・食べろと?」
フェイト「・・・・慣れてるのは駄目。食べれる時に食べとかないと、後が厳しいよ。」
霊太「・・・・・・・いいよ別に。」
フェイト「・・・・・食べて。」
霊太「・・・・・・。」
フェイト「・・・・・・・。」
霊太「・・・・・・・・・・はぁ・・・わーったよ。ただしそれだけだかんな。」
フェイト「・・・・・・・うん。」
フェイトは少し笑い霊太は起き上がり、オニギリを受け取った。食べると中身は無かったが塩の味か程よく効いており美味しかったのだった。
霊太「・・・・これ・・お前が?」
フェイト「・・実はさ・・今日それを作るので遅れちゃって・・・」
霊太「・・・・そっか・・・・・・・」
すると霊太の右頬にご飯粒が付きフェイトはそれに気づき・・・
フェイト「霊太、ご飯粒付いてる。」
霊太「ん・・サンキュ。」
フェイトはそれを優しく取り自分で食べた。するとその頃には霊太もオニギリを食べ終えていた。
霊太「・・ふぅ・・ごっつぉーさん。」
フェイト「お粗末様。・・・どうだった?」
霊太「・・・程よい味だった。」
フェイト「・・・・・フフ・・・。」
霊太「・・・・何だよ?」
フェイト「何もって・・・・あ・・」
するとフェイトが気づいた時には零人やなのは達は其処にはおらずすでに教室に戻っていたのだ。だが時間的にはまだ問題ない時間であったのでフェイトは取り合えず一安心するのだった。
フェイト「・・・・なのは達・・いつの間に・・・・」
霊太「・・さっき俺達が食べてる時に帰ってたぜ?(・・・何かニヤニヤしていたけどな)」
フェイト「・・・どうする?」
霊太「・・・・俺はココで寝る。」
すると霊太はゴロンと再び寝転び始めた。フェイトはそれを(まぁいいか)と思っていたが
霊太の頬にご飯粒があるのに気が付き・・・
フェイト「あ・・霊太、ご飯粒残ってる。」
霊太「・・どこだ?」
フェイト「ここっ・・・!」
するとフェイトは手を滑らせ・・・
ズルッ!
フェイト「っ!!」
霊太「いっ!?」
フェイトは霊太の体の上に乗り掛かってしまった。二人の顔の距離は近くフェイトは心拍数がどんどん上がっていくのが感じられた。
フェイト「っ・・・・・・!!//」
霊太「・・・・・・・・」
そしてフェイトは無意識に
頬に付いているご飯粒をそのまま舐めてとった。
霊太「・・・・・あのさ・・普通に取るって事は出来ないのかよ・・・」
フェイト「・・・・多分無理・・・」
幸い、貯水タンクが陰になっていたからか。それとも二人がその間に入っていたからか誰も気づかずのままだった。
霊太「・・・・このまま・・・やるか?」
フェイト「・・・・それは遠慮しておく・・・」
霊太「・・・そっか。」
その後、二人は何故だか意気投合し昼休み終了までその場に二人。何か違う空間を築き上げていたのだった。
その頃・・・
零人「・・・・さぁて・・あいつ等どうしてんだかな・・。」
なのは「大丈夫なの。二人共・・・・ね?」
アリサ「・・って言うか・・あの二人って何処かしら大人なのよね・・・羨ましいわ・・。」
はやて「そしてそのまま一線を越える・・・・グフフフフフ」
ヴィータ「は・・・はやて・・・・」
すずか「はやてちゃんって想像力豊かって言うか・・・・」
セリム『被害妄想が激しいというか・・・・・』
イクス『そういえばはやて嬢のPCには怪しい画像が・・』
はやて「・・・・イクス。それ何時見たんや?」
イクス『事件時、マスターがはやて嬢の家に泊まりこみでいたときです。』
はやて「・・・・・・・・・・・・・」
零人「・・・・・・・・・・。」
はやて「零人兄ぃ?」
零人「はやてのPCの画像にはホ「(は)だぁあああああああああああ!!!?」・・。」
ヴィータ「・・・・・・・・・・・・・」(少したじろぐ)
アリサ「・・・・・・・・・」(そっぽを向く)
なのは←居ない。
はやて「ちょっ!?やからってそれは個性って言うか別にええやろ!?」
アリサ「ま・・・まぁね・・・・」
すずか「・・・ちなみにはやてちゃんは攻め好き?それとも受け?」
零人「・・・・・・・月村?」
そしてはやてとすずかの間には新たなどうでもいい友情が芽生えたのだった。
すると何処に消えていたのかなのはが戻って来ていた。
なのは「・・・・・終わったの?」
零人「いや、あっちで絶賛談笑中だ。」
なのは「にゃははは・・・・・」
零人「・・・さぁて・・俺は一旦教室に戻るが、なのは達は?」
なのは「私は・・・何となく残るの。アリサちゃんとヴィータちゃんは?」
アリサ「アタシは一旦戻るわ。」
ヴィータ「アタシははやてと戻るから残るぜ。」
零人「そっか。じゃ行くぜバニングス。」
再び霊太とフェイトは・・・
フェイト「んっ・・・・・」
霊太「・・・・・・・」
此方は此方で他の面々より二、三早く大人の階段を上っており二人の周りには甘い空間が出来ていたのだった。
霊太「・・丁寧に舌まで使うなよ。」
フェイト「んっ・・・・んん//」
クチュ・・・クチュ・・・・・
するとチャイムが鳴り響き二人はそれに気が付いた。
キーンコーンカーンゴーン・・・・キーンコーンガーンコーン・・・・
霊太「・・・・毎度毎度思うよな、アレ。」
フェイト「・・・・・うん・・・。」
午後の授業になり零人達は再び教室に戻っていた。そして6時間目になり生徒たちは席に座っていた。
山田「はい。6時間目は総合ですが・・・今日は新学期になったので席替えをしたいと思います!」
北村「方法はくじ引きで一度きりだ。やり直しはせんからな。」
そして生徒達はくじを引いたのだが・・・
零人は正直やり直して欲しいと願っていた。
何故なら・・・・・
まず零人の席は窓側の中間。そして、零人の隣は前回と変わらずなのは。それはまだ良い。だが・・・
零人の後ろにははやて。
続いて右後ろにすずか。
零人の席の列の先頭にアリサ。
極めつけは右前にヴィータとほぼ魔法少女達に包囲されていた。これが戦闘なら零人は真っ先に自刃していただろう。だが幸いフェイトは霊太と同様で廊下側の最後尾だった。
零人「・・・・・これどういう拷問?」
なのは「それは無いの。」
すずか「それよりさ・・・霊太君とフェイトちゃんって・・朝より仲良くない?」
零人とそう言って霊太の方を見たが例とから見るとフェイトが一方的に話し掛けている位にしか見えなかった。
零人「・・・そうか?」
アリサ「・・そうじゃないかしら?」
零人「・・・何でお前の席が其処なの。」
アリサ「ああ。前の子が目、少し悪いからって席をズラしたの。」
零人「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
零人はこの席順を後に「地獄の包囲網」と呼称するがそれは零人だけの話・・・
放課後・・・の少し前・・・
学校の校門の前では誰かが校門の付近で立って誰かを待っていた。
すると、また別の人物が校門の前にやって来た。その人物は・・・
クシャル「・・・・まさかお前もか、キリン。」
ライ「ああ。ちなみに現在の名前はライだ。」
正体はクシャルとライで二人はなのはとフェイトの迎え係として来ていた。
クシャル「・・・・まぁいいが、お互い色々災難だな。」
ライ「ああ・・まさか主の学校に迎えに行く事になるとは・・・正直面倒だ。」
アーマ「あらっ私は楽しいわよ?」
クシャル「・・・・お前等もか・・・」
ジン「・・・ああ。」
其処にアーマとジンが来たがジンの姿は黒い髪で少し黄色のメッシュ、そして紅い目の青年の姿だった。
ジン「・・・しかし流石にこの面子が学校の前にいると不自然極まりないな。」
クシャル「ああ。だから俺はこうして現実逃避させていただく。」
クシャルはそう言い持っていた本を取り出し読み始めた。
その後・・・
なのは「あっ!クシャルーん!」
クシャル「誰がクシャルんだ。誰が。」
フェイト「えへへ・・ただいま。」
ライ「・・・お帰り・・と言いたいがそれは帰ってからだ。」
はやて・ヴィータ「「ただいまー」」
アーマ「お帰りなさい二人共♪」
ジン「・・・お帰り。」
零人「・・あいつ等・・使い魔を迎えに来させていたのかよ・・・」
アリサ「・・・・・いいわね・・」
すずか「零人君・・・私達には無いの?」
零人「・・・・・ブライトさんとバニング隊長に止められている。」
アリサ・すずか「「・・・・・・・・・・はぁ・・・」」
そしてその夜、岡本家屋根・・・
零人「・・・最近飛ばすな色々。」
イクス『メタな発言ですね・・・・・』
零人「・・・だな・・・・・・・明日だ。任務は。」
イクス『艦の調整は完了。ですが・・・本当にソルナ嬢を置いていくのですか?』
零人「・・ああ。まだバラす気ねぇしそれに・・・・・帰る場所が無いとな・・・」
イクス『・・・・・・マスター・・。』
零人はただ一人夜空を眺めながら呟いていた。すると・・・
ソルナ「大丈夫だよイクス。」
零人「っ・・・ソルナ、聞いてたのかよ?」
ソルナ「勿論。それに・・・」
ラン「私も聞いてました!」
クリス「同じく。」
零人「・・・・・へっ・・・・ソルナ、ラン、クリス・・あんがとな。」
クリス「? 何に?」
零人「お前等が居てくれて・・帰る場所ってのがあって・・・本当に・・ありがとうな。」
ラン「・・・・えへへ♪」
クリス「・・・・・・・//」
ソルナ「フフッ・・・・・そうだね。本当は零人ちゃんの側に居たいけど・・そう言うからには・・・」
零人「・・・・・へっ必ず帰ってくるさ。それと・・"あいつ等"も頼むぜ。」
ソルナ「あ、そっちは大丈夫。ラン達と一緒に訓練させるから。」
クリス「ええっ・・・まーた・・面倒臭い事に・・・・」
ラン「クリスちゃん・・・・・でも・・私も強くなりたいです。お兄ちゃんのように・・誰かを守りたいです!」
零人「・・・・なれるさ。お前等なら。な?」
ソルナ「・・・だね。」
零人達はそうして一夜を過ごした。
そして任務当日となり零人達は目的地に転移するのだった・・・
シエル・・・
「・・・・始まるね。」
「ああ・・始まる・・・在る筈の無かったもう一つの確率が・・・」
次回予告ッ!!
零人「いよいよ最初の任務の地へ踏み入れる俺達!」
なのは「所がそれはアッサリと終わってしまう!?」
フェイト「しかし、喜びと呆れもつかの間・・・」
はやて「ウチ等は大変な事に巻き込まれていく!?」
ヴィータ「って・・・おい・・・これって・・・・作者大丈夫か?」
霊太「次回!「波乱の前触れ」!!」
零人「これは・・・・・マジでやべぇぞ・・・・!!」
おまけ 使い魔モンスター紹介
クシャル (イメージCV 井上和彦)
身長:198
体重:70
元のモンスター:クシャルダオラ
なのはの使い魔で古龍の中ではベテランの年齢(推定600歳)
基本性格は冷静で日常では本を読む性格で他人の呼び方は基本呼び捨て、目上は「アンタ」。
たまになのはが居ない時は街に出歩き本を探す。ぶっちゃけ言えば苦労人。余談ではあるが眼鏡は基本、本を読む時用となっている。
ライ (イメージCV 森川 智之)
身長:198
体重:69
元のモンスター:キリン
フェイトの使い魔でクシャルと同い年の古龍。
性格はクシャルと変わらないがあまり熱くならない性格で逆に言えば物事に冷たい。
日常ではフェイト不在時は家に居て筋トレをするぐらい。ただしフェイトとの行動時は共に行動する。その為アルフにライバル視されているが同時に好意を抱かれている。
アーマ (イメージCV 井上 喜久子)
身長:176
体重:不明
元のモンスター:アマツマガツチ
はやての使い魔で前述同様の年齢(らしい)。自称17歳。
性格は温厚そのもので誰に対しても優しい性格だが相手が危険と察知するとやや闘志も入る。はやてからは「お母さん」と呼ばれる事もしばしばありアーマ自身はそれを受け入れており八神家の面々もそれを納得している。(ただしシャマルは不明)。日常は母親そのもので家事をしている。ちなみに口癖がありその言葉は「最優先事項よ。」である。
ジン (イメージCV 小田 久史)
身長:172
体重:62
元のモンスター:ジンオウガ亜種
ヴィータの使い魔で人の年齢で直せば若者の年齢。
性格は良くも無く悪くも無い性格。ヴィータに対しては同じ目線で話し他人に対しても同じである。日常では基本何処かをふらついており大抵公園に居る、いわゆる自由人。
ヴィータとの行動時は大抵肩に乗っている。(ヴィータ曰く「重い」らしいが)
説明 | ||
イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。 彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・! そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。 A,s 2nd編イメージソング OP「MOMENT」 機動戦士ガンダムSEED より ED「Hello!」 ダーウィンの動物大図鑑 はろ〜!あにまる より |
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wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(キリヤ) 取り合えず、笑おうぜ?お前ら(匿名希望) だ、大丈夫だよ、シャ、シャマルには、ま、まだ回復という役目が、あ、あるじゃないか(震え声(ohatiyo) |
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